2隻目の艦船模型です。作りやすいタミヤの阿武隈を選びました。2014年12月の製作。
このあいだ駆逐艦 陽炎を完成させたので2艦目として選んだのはこの阿武隈です。初心者でも組み立てやすいと評判のようで、製作された方もたくさんおられるでしょう。3本の煙突がなんとなく古い艦なのかなぁという印象を受けます。軽巡洋艦の艦名は河の名前が付いています。
おもりを仕込んで接着したり、煙突や艦橋をどんな具合かなぁと仮に置いてみたり。戦車ではもちろんなのですが、この艦船キットもかっちりと組み立て易いです。組立説明書は初心者にもわかりやすいしそれぞれの部品が何なのか書いてあるところが素晴らしい。
艦首は隙間をパテできれいに埋めました。舷窓や舷外電路のモールドも付いていて良いではないですか。箱絵と同じだし。
今回はこのあたりで艦底色とリノリウム色を塗装しておきました。細かい船体色はあとで塗装することにします。うーん、組み立てながら塗装するというAFV模型ではあまりなじみのなかった工程になかなか慣れません。
(2014/12/3)
細々したものを塗装するために持ち手にくっつけたところです。いやー、そういえば明日は投票日ですか。寒くなりそうですが頑張って行くことにします。世界中には普通選挙が行われない地域がいまだに多いのは残念なことです。
クレオスの軍艦色で本体をエアブラシで吹き付けてから、細かい部分はタミヤエナメルのXF-24ダークグレイで塗装したところ色味がけっこう違うようです。うーん、困った。結局のところクレオスのラッカー塗料で細かい部分も筆で塗り直しました。普段はあまりラッカー塗料を筆塗りしないのですが今回は仕方ありません。はみ出た部分のリタッチが大変ですがまぁ良しとしましょう。今後はタミヤのアクリルも試しに使ってみようかな。タミヤエナメルの軍艦色は出て無さそうなんですよねぇ。一口にグレーといっても随分と奥が深い。
箱絵には第一甲板と第二甲板の間に支柱がいくつかありますがキットでは再現されていないので追加しました。それと手すりを追加すると精密度がけっこうアップしたかな。砲塔の周辺の丸い甲板に沿って手すりを取り付けるのが難儀でした。
(2014/12/13)
先週は嫁と長崎&熊本に旅行に行ってきました。平和公園や原爆資料館を見学するといっそう平和のありがたみを実感できました。九州は西洋文化の玄関口として日本に影響をいろいろと与えてきており歴史的にも非常に興味深いですね。旅行の写真を山ほど撮ってきたのですが「細密桃源郷」の趣旨とはちょっと違うかなぁということで、とりあえず阿武隈が完成したのでアップします。
就役:大正14年(1925年)5月26日
基準排水量:5,170トン
全長:162.15メートル
全幅:14.17メートル
最大速:36ノット
兵員:440人
主な武装は
50口径三年式14cm単装砲7基7門
九六式25mm連装機銃2基4門
13mm4連装機銃1門
九二式61cm四連装魚雷発射管 2基8門
九三式魚雷16本
昭和19年10月25日、レイテ沖海戦にて敵魚雷艇の魚雷1本が左舷に命中、翌26日にB-24爆撃機30機あまりの攻撃を受け沈没しました。真珠湾攻撃を始め多くの作戦に参加し、キスカ島撤退作戦では多くの将兵を救出しました。
港から見るとこんな感じでしょうか。目線を下げると迫力が出てかっこ良いです。
今回は空中線を前より頑張って張ってみました。自分としてはかなり苦労したのですが、手すりの接着のほうが大変でした。空中線と手すりで随分とキットの印象が変わるものです。
リノリウム留めがわりとくっきりモールドされているので、金属色でドライブラシをかけてみました。何もやらないよりは目立って模型的に良いかと思うのですがもっと綺麗に塗装できる方法がないものか。どのくらい塗り分けるのが模型的にかっこよく見えるんでしょうね?最終的には超精密技法で少しずつ塗り分けるしかないのでしょうかねぇ。
砲塔基部のキャンバスカバーが再現されていなかったので光硬化パテで再現しました。それと第一甲板と第二甲板の間の支柱も再現。
九四式水上偵察機は複葉機なので頑張って主翼間の支柱を再現してみたのですが、実のところ支柱はN字型のようです。ちょっとあれですけど一応意気込みということで。プロペラもプラ板を切り貼りしてくっつけてみました。
短艇や内火艇がいろいろな種類搭載されていて一応、組立書の指示通りに塗り分けました。軽くウォッシングもしたりして。
一番最初に作った複葉機が1/700の九四式とは・・・。こんどもう少し大スケールで作ってみようかなぁ。でも実は今、フライトシューティングゲームをちょろちょろとプレイしてまして、航空機としてはイーグルF-15Eを作ってみたいなぁなんて思っています。
前回の駆逐艦より多少サイズアップしたとはいえ、1/700というスケールはとても小さいです。単3電池のほうが迫力があったりして。
正面からです。日本海軍のシンボルとして菊花紋章を取り付けました。
この旭日旗はシールではなくてただの紙を切り抜く形式だったので接着剤で取り付けました。はためいている感じの日章旗をチョイス。
以前製作した駆逐艦陽炎と並べてみました。1/700スケールでは気軽にコレクションできるのが良いと言われていますが、実際に2艦並べただけでもなかなかかっこ良いものです。
タミヤのキットは説明書が解かりやすいしパーツがとても組み立てやすいので初心者にも薦められている理由が納得できます。とても作りやすかったです。
うーん、今度は超精密な再現度で定評のあるフジミのキットに手を出してみようかなぁ。
(2014/12/20)