ロシア軍火力支援車ターミネーターを製作してみます。正式名称は何なのかと気になったのですがいまいちピンときません。ウィキによりますと、本来の表記はBMP-Tのほうが良いのかな。Boyevaya Mashina Podderzhki Tankovとのことで、英語にするとTank Support Fighting Vehicle。そのまんま戦車支援戦闘車のことです。車体はパッと見だとT-90ですかね。砲塔がずいぶんと変わった形をしています。
このキットはものすごく部品が多いです。購入してから何年も経って今さらではありますが部品が全部あるか組立前に確認してみたらおそらく大丈夫そうです。細かくてまだ何に使うかわからない物体もちらほら。大昔のキットは多くてもランナーが5から6枚くらいにあとはちょこっと細かい部品があったものですが比較的最近のキットは蓋を開けるとドカーンとあふれるくらいパーツがあって何が何だか分からなくなるという印象。作り始めるまでのハードルがやや高くなっている気がします。
組み立て説明書は30ページあって車両の簡単な説明も複数言語で載っていました。MENGのキットは高いんだけどキットの質などいろいろ細かいところも含めてしっかりしているメーカーだと思います。一つ一つのキットが大掛かりで作るの大変っぽいんだけどね。そのうち反動でいくつかのモジュールごとに3Dプリンターで出力されて組み合わせるだけの簡単モデリングなんてできそうですね。それだとレゴブロックになってしまうか。
転輪には接地面にもけっこう細かいモールドが再現されているのでニッパーで丁寧に切り離したらあまりやすり掛けしないほうが良いかもしれませんね。どのみち履帯のと接地面に切り口を持ってくれば上はサイドアーマーに隠れそうなのでそうそう神経質になる必要もないかと。
BMPTは今回のウクライナ戦争でも投入されているようです。少なくともウクライナ東部ルハンスク州セベロドネツクを走行するロシア軍のBMPT数両が確認されています。この車両が配備されているのはロシア陸軍中央軍管区の第90機甲師団だけとのことですが編成替え等を実行すればすぐに実戦投入できるんでしょうかね。新しい部隊に一から操作方法を習得させるのも間に合わないでしょうし。
この車両にもドーザーブレードを取り付けます。この装置で前線での掩蔽用の土手などの土木作業をするのだろうか。
車軸の取り付けがややこしい。そう言えばMENGのT-90系列を作るのは初めてなので他のMENGのキットもこんな感じなのでしょう。って押し入れ見たらT-90Aが奥のほうに見えた。そのうち製作したいものです。
PCゲームの話。ペルソナ4ザゴールデンというのが出ていたので買ってみたらびっくり。めちゃくちゃ懐かしいし面白い。遥かむかしにPS2でペルソナ4をプレイした時より格段に画像が綺麗になっていて、なんだか見たことないアニメシーンがたくさん出てくるので随分と変更点が多いのかな?パソコン版で改良点が多い良作のように思えます。なーんて思っていたのは初めのうちだけでビデオカードRadeon RX6600XTだとクラッシュ連発でゲームになりゃしない。もう無理、アトラスさん修正パッチ出してくれ~。
(2022/11/28)
部品チェックをしているときにこの透明部品は一体何なんだ?新しいタイプの複合装甲かな、なんて思ったら車軸を一直線にシャーシに平行に固着するジグでした。けっこうよくできていて便利です。というかちょっと過保護な気がして恥ずかしい。
反対側も簡単に固定。そういえば実車の話ですが、どんなに高価格な兵器でもジャベリン対戦車ミサイルに狙われたらコストパフォーマンス的にも負けなんですよね。兵士がちょっとした講習を受けてジャベリンを発射すると命中率94%と書いてある記事がありました。まぁ、そんなことを言うとこの戦闘車両を作るモチベが無くなってしまうのでこのくらいにしときます。
ここまではスムースに作業が進みました。車体下部もしっかりモールドされていました。ソ連の現用戦車ってけっこう車輪の幅、というか履帯の幅が広い気がします。
さて、連結履帯の組み立てです。ランナーが7枚とラバーパーツが大量に用意されています。
部品はプラ製の部分が3種類、ラバー製のサイドのピンが1種類ですかね。組み立て説明書を見るとジグを多用してかなりシステマティックな組立プロセスなようです。これで上手くいくなら組立作業が面白そうだけどどうなることやら。
(2022/11/30)
連結履帯組立用のジグが3つも用意されています。どんだけ複雑な組立工程なんだよと恐ろしくなりますが、こういうのがあるとけっこうプロっぽい。
製作の手間を考えるといつランナーから切り離すのかというのも重要なのでしょう。特にこのように同じパーツが何百とある場合には。センターガイドはあえて切り離さずに上下まとめて履帯本体パーツに取り付けています。たくさんパーツがあって大変なのは仕方ないけれどもMENGがモデラーの負担を軽減させつつリアルなキットを提供しようとする姿勢にはとても好感が持てます。むむ、ちょっとほめ過ぎちったかな。
センターの部品を取り付けた後に余計なランナーを切り離した状態です。ジグが6コマ単位での組立なので履帯のコマ数は6個ずつ組み立てるようです。部品の精度が割とあってパーツのかみ合わせのゆとりも適度なので破損リスクが小さいです。取り廻しもしやすい。
MENGのこの連結履帯組立用のジグはよく出来てます。MENGの他のキットではいくつかジグがあっても役に立たなかったり組み立て難い履帯がありました。これはけっこう有用だと思います。要因としてはサイドの小さい部品をラバー製にして柔軟性を与えたことかもしれません。このメーカーだけじゃなくて色々なキットの連結履帯を作ってきて中にはとんでもなく苦労したものもありました。今回はとても楽しいです。あるいは自分の細かい作業耐性が上がったのかな。
あんまり見た目が変わりませんけどサイドの連結部品をジグを使ってはめ込んだ後です。まだあと1種類部品を組み込まなきゃいけないんだよね。やっぱり大変だよ、連結履帯の組み立て作業は。早く車体上部や砲塔の組み立てに入りたい。
ワールドカップサッカー、日本が決勝トーナメントに進出できて良かった良かった!メイクドラマです!でもなぁ、スペインはわざと負けただけにも見えたんですよね。途中からスペインも時間稼ぎしてたんじゃないか?パスを回してばかりで時間経過しても焦って点を取ろうとさえしてなかったのはドイツとコスタリカの情報を得ていたんだろうなぁ。何にしてもスペインがコスタリカから7点、日本はコスタリカから無得点だったしなぁ。時間稼ぎに応じてくれたスペインに感謝すべきというのが現実的なところか。故意にとは言わないけどもスペインから見ると最後はドイツも消せるしブラジルがいないところにも行けるので現実的に2位で上等となったんだろう。とにかくサムライジャパンには次も大暴れしてほしい。
(2022/12/02)
もう一つのパーツを接着してようやく履帯の最終形になりました。1コマずつの接続がしっかりしているのが部品が多くても組立がスムースに行えた原因の一つだと思う。
けっこうたくさんの工程を経ましてようやく片側の履帯を転輪に巻き付けることができました。もう片方を巻いてから余力があれば上側の見えないところもちゃんとくっつけようと思います。
もう片方も無事に履帯を巻くことができました。せっかくなので中途半端で終わらせていた反対側もちゃんと履帯を巻いてみました。履帯のパーツ数はけっこうギリギリです。4つくらい部品を破損すると足りなくなるかも。
ちなみに今作っている連結履帯はT-72やT-90シリーズの汎用ダブルピン式履帯というものでこれらの系列戦車に一般的に使用されているものとのこと。サイドからはめ込む部品がラバー製でそれ以外はプラスチック製なのでだいたいは普通の接着剤で事足りました。ラバー部品は最後に瞬間接着剤を流し込んですべてのパーツをしっかり固定させておこうかな。
車体上面の製作に入りました。ヘッドライトやライトガードなど車体前部の細かいパーツも接着しました。
(2022/12/05)
車体後部には集中してエッチングパーツを使います。エンジングリルのメッシュネットが多いですね。
左右の細長いパーツを本体に接着しました。これらの部品には細かいモールドが多くて精密感があります。それと、シャーシと車体上部を接着しました。車体後部に細かい部品で上下の接着に関係する箇所があるので、多少は組み立て説明書の手順と違いますがこの辺はまとめて調整しながら組んだほうがトラブルが無いと思う。
前部に組み込むハッチはかなり複雑な形状をしています。エッチングパーツを使ったり可動部が分かれていたり珍しい構造です。
牽引ロープを金属製のワイヤーで製作して取り付けました。このキット付属のロープは柔らかくて加工しやすいです。
12月とはいえまだそんなに寒くないので嫁と鎌倉に散歩してきました。電車でも30分と掛からないのでお手軽です。今回は禅寺の円覚寺と建長寺、あとは鶴岡八幡宮と鎌倉大仏と長谷寺です。メジャーどころばかりですね。いろいろウォーキングがてら歩き回ったので疲れました。鶴岡八幡宮でおみくじを引いたら大吉だったのでラッキー!と思ったら縁結びのおみくじでした。そうじゃなくて運勢全般のものを引きたかったんだけどいたるところにおみくじの箱があって、支払いの小銭を探していて慌てていたので何だか分かりませんでした。まぁ、大吉だったからいいや。細かいことは気にしない。
長谷寺のお地蔵様。今度は紫陽花の季節にぜひまた来たいものです。
長谷寺のお地蔵様ですけどこちらはマスコットキャラ的なものなのかな?
うちの近くから撮影した富士山もすっかり雪で一杯になっています。山頂付近の雪が解けていたらちょっとヤバい気がするけどそんなこともなさそうです。
最近の防衛費財源についての岸田の意見に高市大臣などの複数の閣僚が全然違う意見を表明してますね。これって立派な閣内不一致だから内閣総辞職すべきでは?それと高市大臣は増税に関して聞いていないとも発言してます。ホントだとすると岸田の独裁というか財務省の操り人形。内閣として機能していないことになるね。岸田は自分で決められなさそうだからだれか引導渡してやればよいのに。
(2022/12/09)
シャーシはだいたい完成しました。まだもう少したくさんの部品がシャーシには取り付けないといけないんですけど、ここでいったん砲塔の製作に移行します。
相変わらずMENGのクリアーパーツの品質は良いです。透明度が高くてきれい。
砲塔基部の組み立てが完了しました。パッと見だとシンプルですがこれでも相当な部品数を接着しています。
このターミネーターは市街地戦に特化した戦闘車両とのことでいろいろな兵器を搭載しています。この「ターミネーター」という呼び方だと自分の世代ではどうしてもシュワちゃんを思い出してしまうのでロシアっぽい呼び方の「チェルミナートル」「テルミナートル」のほうがらしい気がします。音の響きが強そう。
対戦車ミサイルランチャーは部品の接着面積が狭くて組立が難しい。細かいエッチングパーツもありました。このキットのキモになる箇所の一つなので、なるべく発射筒を平行にしてランチャーの間隔を揃えると見た目が格好良いと思います。
ようやく砲塔が完成しました。上部の武器関連の複雑なパーツを接着する前に車体と砲塔の部品の合わせを確認しておいたほうが良いです。砲塔は組みあがるとかなり壊れやすいデリケートなモジュールになります。
ニュースで次期戦闘機をイギリス、イタリアと共同開発するとありましたね。イタリアは何でもデザインが洗練されているからさぞ格好良い戦闘機が出来上がるのを期待したい。コックピットの座席やメーターパネルが革張りの内装になったりして。あるいは完成までに延期に次ぐ延期で開発費が予定額の数倍に跳ね上がるかもしれない。2035年までの導入が目標か・・・。それまで日本があるといいなあ・・・。
(2022/12/12)
地雷除去装置を車両前部に取り付けるか選べます。せっかく用意されているんだから作ってみました。これがかなり製作がややこしいです。はたしてこれで上手く組みあがっているのかよくわかりません。車両に合わせてみたところちゃんとはまるのでたぶん大丈夫だと思います。
組立はほとんど完了しました。あとはバックミラーを取り付ければおしまいです。
組み立てが完成したらやり切った感で塗装工程に入るのが億劫になってきた。カムフラージュの色を揃えて一気に塗装したほうが進みそう。
(2022/12/15)
ロケットランチャーや機関銃で重武装の車両は見た目もなかなか格好良いです。
黒で下塗りをした後に少し明るい色でパネルなどを吹いて後工程でグラデーションになるかなーと下準備。でもカムフラージュ塗装なのであまり効果が無いかもしれない。
今回はダークグリーンとダックエッググリーンとフラットブラックの三色迷彩塗装です。ダークグリーンが迷彩塗装に入るのはいつの時代でも定番でしょう。珍しいと思ったのがダックエッググリーンが指定されていたこと。クレオスのダックエッググリーンは何だか明るく思えたので少しトーンを落として吹いたほうが良さげに思えます。あるいは下地が黒なのとウォッシング等で色味が落ち着くなら最初が明るくても調整は可能かもしれない。でも塗装って意外と自分の思い通りにならないこともあるんですよね。マインスウィーパーはオリーブドラブ系列、というか手元に無かったので今回は日本軍機の機体内部色とイギリス空軍機のWWII迷彩色のダークグリーンを適当にブレンドしました。
(2022/12/18)
ちなみにこの金属製の丸いのは何に使うんだろうとこのキットが完成するまで全く気にも留めていませんでした。おそらくこれは転輪のホイールを塗装するときのマスキング用のパーツだと思いました。ふだん戦車模型ではこういうのは使っていないので頭にひらめきませんでした。たしか説明書には何にも記載が無かったと思うんですけどねぇ。これを使うということは組立ながら塗装も進めるモデラー向けですかね。面白いパーツです。
ようやくテルミナートルが完成しました。この車両は第一次チェチェン紛争の経験により、敵歩兵による対戦車攻撃から戦車を援護するための車両として開発されました。戦車と行動を共にします。T-90の車体をベースに無人砲塔を搭載して対歩兵装備を施した車両です。
無人砲塔ではありますが車両は5名で運用するようです。ほとんどの武器が自動らしいけど観測や射撃管制などとけっこう色々役割分担があるのかも。
キット付属のアンテナがけっこう長いんですよね。素直にそのまま取り付けました。飾るときにちょっと高さが必要でした。
対歩兵戦闘が主任務とはいえ30mm機関砲が2門、対戦車ミサイル発射気が4門、グレネードランチャーが2門、機関銃が1門だと思うけどけっこう色々な武装を積んでいます。大口径機関砲は貫通力が高いので障害物の背後や建物に隠れた敵を壁ごと貫通させて無力化できるそうです。
今回のキットにはデカールが付いていませんでした。このカラーリングはロシアンエキスポアームズ2009年の時のものです。
こういう近未来な感じのやつは大好きです。強いかとか効果的かはおいておいて、こういう武器をたくさん積んでいるのは兵器好きを刺激してやまない。サーモバリック弾まで撃てるらしいので完全に対歩兵特化マシンですね。これが新世代戦車と言われる日が来るかもしれないと思ったものですが製造コストがかなり高いらしいです。標準化は難しいのではなかろうか。
こうしてみると砲塔がコンパクトでその中には乗員は入れそうもありません。車体のほうにすべての乗員が配置されているのでトップアタックからは少しは生存率が上がるのではないだろうか。
バックミラーには鏡面シールを貼っているので本当に鏡のように映るのが感激です。AFV模型では普段こういうアイテムにはお目に掛からない。
完成してみるとなかなか格好良い車両でした。MENGのキットの出来が良いのでパーツが多くても組立も楽しかった。ズベズダのターミネーター2もストックしているのでまた気が向いたら組んでみたいものです。
(2022/12/20)
コメント
こんばんは、今作はMENGのBMP-Tテルミナートル(ターミネーター)ですか!
MENGのT-72/90シリーズは評判良いみたいですし、個人的にソ連・ロシアAFVは結構好きなので製作記が楽しみです。
>BMPTは今回のウクライナ戦争でも投入されているようです。
T-90Mとかの新型車両からT-62みたいな旧式まで投入してるみたいですね。
本車はチェチェン紛争で、チェチェン・ゲリラによる高所からの攻撃でロシア軍AFVの被害が多かったので開発されたそうですが、ウクライナ戦争でのロシア軍の戦い方が結構力任せで杜撰に見えるので本来の性能を発揮できるのか気になるところです。
>この車両が配備されているのはロシア陸軍中央軍管区の第90機甲師団だけとのことですが編成替え等を実行すればすぐに実戦投入できるんでしょうかね。
>新しい部隊に一から操作方法を習得させるのも間に合わないでしょうし。
ウクライナ戦争でのロシア軍の編成はトップシークレットでしょうが気になるところですね。
ウクライナ当局の発表や西側の報道を見てると既に壊滅しててもおかしくなさそうですが、戦線を縮小させつつも機能してはいるので、本土の部隊の一部を残置教育に、一部をウクライナ派兵軍に分けて組み込むような形にしてるのかもしれません。
こんにちは。コメントありがとうございます。ロシア軍では希少な高性能車両ですが活躍してほしいかというと微妙なところです。ただ、フォルムが近未来的で前から気になっていたキットなので楽しく製作したいと思います。
こんばんは、連結キャタピラ製作お疲れ様です。
MENGの現代AFVのキャタピラは大変そうですが、投稿写真を見ると以前のM1エイブラムスと異なりセンターガイド左右で一コマになっているみたいなので、M1よりは多少作業は捗るのでしょうか?
ワールドカップは決勝トーナメントは厳しいと思っていただけに良かったです。
ただ、今回のスペイン戦やドイツ戦は相手に救われた面があるので、個人的には一番勝つ可能性が高かったコスタリカ戦こそ落とさない手堅さ欲しいと思ってしまいます。
>そういえば実車の話ですが、どんなに高価格な兵器でもジャベリン対戦車ミサイルに狙われたらコストパフォーマンス的にも負けなんですよね。
自衛隊に居た頃に、01式軽対戦車誘導弾(01ATM)を何度か扱った事があるのですが、歩兵目線だと結構な重量なのを持って移動するのはキツイですし、1発撃ち捨てなので(照準器は再利用可)車両に複数積載するか、待ち伏せ拠点に複数置くかするのですが、照準器は高性能な分デリケートで雨天とか悪天候時や扱いに注意が必要だったり、実戦だと同行車両の方がやられたりするケースもあると思うので割と大変なんですよ。
価格(日本円)は資料によって前後ありますが、例えば「ジャベリン1セット(6800万)・弾頭1発(2000万)・車両(米軍ハンビーで約2500万)」を運転手・射手・補助の2~3名チームで運用すると、ロシア戦車(T-72で1両2億円前後+乗員3名)と比較してコスパも実際はそこまで優位でも無いと思われます。
確かに自軍の待ち伏せポイントを敵が通過すような型に嵌れば効果的ですが、今戦争のウクライナ軍がジャベリンを効果的に運用している背景には、ロシア軍の動きを効果的に知らせ、ウクライナ側の先手に繋がってる衛星情報などNATO(主に米軍)の支援や、更に路外機動が難しい時期に侵攻を開始したロシア軍の作戦ミスなど複合的な要素が重なっての結果なので、偵察の衛星やドローンなども含め自前で揃えると安くは無いでしょう(偵察関連はあらゆる部隊で有効ですが)。
>まぁ、そんなことを言うとこの戦闘車両を作るモチベが無くなってしまうのでこのくらいにしときます。
複数発の弾薬を搭載し、瞬時に照準・射撃・移動の三連動作を行える戦闘車両は「歩兵+携帯対戦車兵器」とはまた違った強みがあるので士気を落とさないで下さい(笑)!
おはようございます。とても詳しい解説ありがとうございます。確かに撃破されるほうだけ車両コストを算出して、攻撃側は発射するだけ、弾の価格だけという考えではフェアではないですね。記事ではPCゲーム感覚で命中させられるなど書いてありましたが日々の運用まで考えるとやっぱり苦労が多いんですね。勉強になります。サッカーはクロアチアに勝てたらホント新たな歴史がまた一ページ加わると思います。日本代表のユニフォームもバカ売れしているようで経済効果がかなり大きくなってますね。日本にとっては久々のグッドニュースです。
こんばんは、車体下部の完成でいよいよT-72/90戦車とは趣が変わる車体上部と砲塔の製作ですね。
シャーシから下は有名戦車T-72なので何か見慣れた安心感があります。
>ちなみに今作っている連結履帯はT-72やT-90シリーズの汎用ダブルピン式履帯というものでこれらの系列戦車に一般的に使用されているものとのこと。
ダブルピン式履帯は西側ではM60やレオパルト1と言った第2世代MBTから、ソ連でも高級版のT-80には早い段階から採用されてますが、主力のT-72/90シリーズだと2000年代以降のT-90AやT-72B3からの採用みたいです。
「隣の芝生は青く見える」ではありませんが、歩兵としてやっていて重さやかさばりに苦労したせいか、どうしてもAFVが優れて見えてしまいます。
コストの比較は効果的運用のために併せて使う他兵器との兼ね合い、劣悪環境下での耐久性、長期保管など色々な要素が絡んでくるので難しいところです。
命中精度はおっしゃる通りロックまでしてしまえば高確率です。
地の利がある防御側に使いやすい兵器だと思います。
>サッカーはクロアチアに勝てたらホント新たな歴史がまた一ページ加わると思います。
本当にその通りです。
私は正直、コスタリカに負けた時点で「何やってんだよ」「もう駄目だろう」と思ってしまったので反省しないといけません(笑)。
>日本にとっては久々のグッドニュースです。
サッカーに関しては今回の活躍だけでなく、現役時代に海外で活躍した世代が監督になったりと今後の発展要素もあるので明るいですね。
日本チームの活躍だけでなく、日本人の監督が他国の代表チームをワールドカップ出場や本選上位に導く日も来るかもしれません。
今回の履帯は前後の向きが同じなようで組立時にそこには気を使わなくて気楽で良かったです。部品数が多くて複雑だからコストもかかるのかもしれませんね。車体より上の組み立てはむかし、パンダのツングースカやドラゴンのシルカでも結構苦労した記憶があります。苦労しつつも今回も楽しく製作できればと思います。歩兵と言えば現状ではロシアもウクライナも厳冬下での塹壕への配置など厳しい中で戦っているのは想像を絶する苦労だと思います。ガラッと話変わってサッカーは日本はクロアチア戦で善戦しましたね。世界ランク上位のチームともうまく戦っていました。夜中の観戦で今日は夫婦で寝不足気味です。
こんばんは。
>夜中の観戦で今日は夫婦で寝不足気味です。
日本・クロアチア戦も良かったですが、昨晩の決勝も凄かったですね(私はちょうどどちらも夜勤で通しでは見られませんでしたが)。
ビールでも飲みながら楽しみたいものです(笑)
履帯の向きは良く読ませて頂いてる過去の三突やパンターの頁でも触れられていましたが、実車でも向きが反対と言うのは割とあったようです。
大戦ドイツ系は、タイガー系列みたいに履帯中央に転輪が乗らない車両は、絶対に左右どちらかが逆になるので、他の装軌車輛でもそこまで気にしなかったのではないでしょうか。
タイヤローテみたいに摩耗を均一にしたり、旋回時とか状況によっては寧ろ逆向きの方が良いかも(笑)。
そうは言っても、私も何だかんだ履帯の向きは基本重視派ですが。
>歩兵と言えば現状ではロシアもウクライナも厳冬下での塹壕への配置など厳しい中で戦っているのは想像を絶する苦労だと思います。
個人的な経験ですが、自衛隊に居た頃の防御演習中に台風が重なったことがあって、その時は靴が中までビショビショになり、足が風呂でふやけた状態の酷い感じになり、不快なのと微妙に痛いのと何とも言えない感じになりました。
また、雨にしろ汗にしろ濡れた状態を放置してしまうと低体温症の恐れがあるので注意しなければいけません。
そこまで寒い季節ではない上に、予め期間の決まっている演習すらも大変なので、極寒の地でいつ終わるとも知れない戦闘に身を置いている現場の兵士は宇露両軍とも相当なものでしょう。
流石に防御陣地への常時貼り付けは身が持たないので、恐らく少し後方のもぬけの殻になった建造物を拠点にしたりして、戦闘時以外は最前線組と待機組でローテを組んだりはしているとは思いますが。
私としては現場は演習でも疲弊するので、開戦最初期のロシア軍の「演習を続けた上での奇襲」と言うのが「何をやっているんだ」と言う感じでした。
目視の偵察や住民に紛れた間者の伝聞に頼っていた時代と違って、衛星やドローンでリアルタイムに近い状態で動きを監視できる昨今では、奇襲効果によるメリットよりも、自軍兵士の疲弊、作戦への理解や心の準備不足と言ったデメリットの方が遥かに大きいでしょう。
いやー、履帯の向きはけっこう気にしてしまいます。ホビーボスなんかはいいかげんなもので組み立て説明書のイラストも反対だったこともありましたっけ。気を付けているのに不思議と巻いているときは気が付かないときがあるんですよね。実車写真を目を凝らして見ても泥だらけでわからないときはモヤモヤしますね。
台風の中で演習は大変ですね。でも訓練時には劣悪な環境で行うのもおそらく重要なのでしょう。少なくとも上層部はそう考えている気がします。ずぶ濡れになるのは神経もめげてしまいますしね。濡れると荷物も重くなりますし。高校のころ登山部でして、真夏でも土砂降りの中での縦走は寒いし重いし大変だったという思い出があります。極寒の塹壕の中のロシア軍歩兵が、低体温症なのか爆撃や銃撃に遭遇しても動きが緩慢で全く退避できない動画がありました。最初に攻めた側だとしてもこういう環境での戦闘を強いられるのは気の毒に思います。
こんばんは、遅ればせながらBMP-T完成おめでとうございます。
製作過程を見ると、WW2時の戦車のスポンソンに当たる部分は通常のT-72/90より盛り上がっていて、T-90Aに似た形状(天板だけかな?)の砲塔が埋まったような様な構造なんですね。
T-72系列の操縦手ハッチの左右にキューポラが付いていて、車体に3名搭乗するんだと思われますが、この方式は後のT-14アルマータを彷彿させます。
主砲周りを見ると砲塔基部に乗っかってる感じで、砲塔や車体側から弾薬を押し上げてる感じでは無さそうなので、意外と搭載弾数は少ないのかな?
サイドミラーが本当の鏡の様でリアルです!
以前作ったレオパルト2にもミラーが装備されてましたが、折り畳まれた状態での再現でした。
因みに自衛隊の演習だと、この手のミラーは反射による遠方からの発見を防ぐのに、土嚢袋を被せて遮光したりしていました。
今年も素晴らしい作品の数々と製作記で楽しませて頂きつつ勉強させて貰いました。
来年もよろしくお願いいたします。
こんばんは。BMP-Tの装弾数はどうなんでしょうね。まだ新しい兵器なので極秘扱いなのかもしれません。確かに搭載武器が多いので弾薬や砲弾をたくさん積めないかもしれませんね。車体は戦車より分厚い感じですね。複雑な機械やら砲弾のストックでスペースが必要に見えます。最近のキットは普通に作っても部品が多いせいか精密に見えるので良いですね。一体型になっているパーツのモールドも複雑です。
来年も少しずつブログを更新できればと思います。いろいろ忙しかったり他の誘惑もたくさんあるんですけどね。また来年もよろしくお願いします。