2011年9月から2012年5月に製作したコーティングモールド付きのブルムベアです。
製作中のキットがあるにもかかわらず、また手を出してしまいました。このツィンメリットコーティング付きのブルムベア初期型は気軽に組めるのではないでしょうか。パーツ数も少なそうだし。
やっぱりIV号戦車系はパーツ数が多いです。足回りを組むだけでもずいぶんと手間がかかります。見えないところなんですが、サスペンション板ばねの下側も一応パーティングラインを消しておきました。モデラーの性か…、パーティングラインがあると放ってはおけないのは。
シュルツェンを取り付ける予定ならフェンダーへの加工作業が必要となります。引っ掛ける爪のようなものを取り付けるのですが付属のパーツも結構多くてここまでくるのにも結構手間がかかります。だんだん形になってきました。
やってしまいました。初期型の長いマフラーを装着したのに足場の板は短いマフラー用のものでした。仕方がないのでいったんはずして部品を組みなおします。
15cm砲部分を組み立てました。一部透明パーツが入っていました。上下には多少稼動しますが左右には動きません。そういえばAFVクラブの15cm砲が完成していないのにまた15cm砲でした。
(2011/09/23)
ツィンメリットコーティングのパターンがはじめからモールドされているので楽で良いですね。あまりくどすぎず適度な表現で丁度良いかと思います。最近のキットにはピストルポートの鎖まで入っているんですね。昔はKV-2で自作したものですが。
大きく分けるとこんなパーツに集約します。内部を塗装する前はこの辺までかなぁ。多少ハッチを開けた状態にして躍動感を演出してみました。フィギュアを乗せる所が無くなってしまったので立ちポーズのドイツ兵をのちほどチョイスしようかと思います。
以前、IV号戦車を作成したときには黒マジックでパーツナンバーを記入したために、なかなか塗装で隠蔽できず苦労しました。今回は白マジックで記入しました。製作工程は以前と同じなので手馴れたものです。アクセントに少し弾痕跡をつけてみました。
(2011/09/24)
マジックトラックの裏面は打ち出しピン跡があるので、ちょっと目立つ下側の手前だけやすりがけをして跡を消しておきました。そのあと歯ブラシで隙間にたまった削りかすを除いておけばOK。この写真だと何も見えませんね。マジックトラックはディテールがすばらしいしランナーから切り取る手間もないし最高です。個人的にはスチレンのベルト式よりマジトラのほうがよっぽど好みです。ドラゴンのモデルはすべてマジトラにしてほしいくらいですね。
考えてみたら接着剤を調合したら純粋な流し込み接着剤が無くなってしまった。また買ってこないとなぁ。この間ロードバイクを買ったので秋葉原まで自転車で行ってみようかな。
(2011/09/25)
一番右の突撃砲兵がブルムベアに似合いそうなので作ってみることにしました。
いやー、結構苦戦しました。双眼鏡のベルトは極薄のプラシートを使おうとしたら切れまくって使えないので、極細の鉛の糸を薄く伸ばして板状にしました。オーバースケールでした。板おもりを使えばよかった。ヘッドホンは首に巻こうとしましたがいまいちフィットせず。左手に持っていることにしました。ヘッドホンコードも付けてみて、ハッチから伸びていることにしましたがあまり長すぎるとかっこ悪いかなぁ。一応、コードは付けたままですが完成時に見苦しければ切ってしまおうと思います。髪の毛はモールドがまったく無かったので少し足しておきました。
(2011/10/18)
サーフェイサーを吹いてから奥まった部分を暗い色で吹き重ねました。
使わないパーツがこんなにたくさんあります。説明書の青い部分がすべて不使用のものです。一応後日のためにとっておきましょう。
(2011/10/23)
久しぶりにブルムベアを進めました。基本塗装のダークイエローを塗り終わったところです。レッドブラウンとの二色迷彩の予定なので基本塗装をもう少し進めます。
(2012/4/29)
戦車兵フィギュアです。顔とユニフォームを塗装しました。フィギュアの高さは54mmです。大きさの比較にジッポーライターを並べてみました。(2012/5/12)
(2012/5/12)
転輪やハッチを塗ってデカールを貼りました。今回、クリヤーにて表面を平滑にしてからデカールを貼って、デカールフィットも使用して、乾燥後につや消しクリヤーにて保護しています。カーモデラーには基本作業なのでしょうが、これでだいぶシルバリングは抑える事ができました。
(2012/5/18)
昨年からずっとお手つき状態だったブルムベアが完成しました。スターリングラードの市街戦でソ連軍相手に歩兵が苦戦した経験から、ブルムベアは歩兵支援兵器として開発されました。市街戦での強力な支援兵器として活躍しました。
実車は合計で約300両生産されたようです。密閉式の車体なのでオープントップの自走砲に比べると格段に防御力は上がっているのでしょう。
ちょっと写真が暗いですけど、キャタピラのたるみ具合なんかはいい感じです。今回はキャタピラの向きも間違っていませんし。転輪が多くて塗装が大変でした。まぁ、4号戦車の宿命です。
このキットは始めからツィンメリットコーティングがモールドされているので、少しドライブラシで強調してみました。
迷彩塗装で始から塗装面に変化があるのでウェザリングは控えめですね。ウォッシングはきつめに行ったつもりなのですが。上面はもう少しいろいろと汚したほうがリアルだったかも。
測定用のスコープは最後にクリヤーを塗って光らせました。後ろのカニ双眼鏡もクリヤーで塗ったのですが写真の角度で光沢があるようには見えないですね。
ジッポーライターと並べて撮ってみたんですが分かりにくいですね。斜めからのほうが良かったような。このくらいの距離から見るのが一番かっこよいかなぁ。
キリッとした戦車兵を乗せてみました。戦闘力高そうです。ヘッドホンコードはいまいち目障りなので後で切ってしまおうかと思います。要所にタミヤのデカールを使用したので、その部分はなかなか良い雰囲気に仕上がりました。
この戦車兵は曹長だったかな、階級章からすると。黒い軍服は濃淡をつけにくいので塗装が難しいです。
シュルツェンは一部掛かっていないほうが適度な躍動感があって個人的に好きですね。
本当はこんなに砲口黒くならないだろ?と思いますけど、実ははじめに油彩やパステル、エナメルなどで砲口をいろいろいじくっていてどうしてもうまいぼかし具合にならないので、最後の最後にエアブラシをしました。次回から面倒がらずに始からこういう作業はやっておけばよいのでしょう。まぁ、砲口はこんなには焼けないかなぁ、一応イメージという事で。
シュルツェンを全て装備した状態の横からのショットです。横にこすれる傷もところどころ表現しました。小銃痕の表現は難しいです。今後の課題ですかね。
一応手書きっぽいデカールは右と左で微妙に形を変えておきました。殴り書きなので同じだとおかしいから。これってどこにも解説がないのですがどういう意味でしょう。第2小隊3号車、くらいの意味かな。
振り返るとドイツものばかり4連発製作しましたので、次は違う国のアイテムを作ってみたくなりました。ダークイエローばかりも飽きますし。ツィンメリットが始からついているのはとても良いです。ただし、コーティングの剥がれを表現するには面倒でも自分でコーティングをしたほうが楽しいでしょう。一時は忘れかけていましたが、何とか完成まで持ってきまして達成感かなりあります。
(2012/5/19)