タミヤの昔のキットの部品を一部リニューアルしたカーロ・アルマートです。2009年11月から2012年4月にかけての製作です。
1年ほど前にタミヤのセモベンテと一緒に購入したカーロ・アルマートを製作します。1週間ほどの中国出張から帰ってきてすぐにT-80を塗装する気にもなれず気軽に組めるこのキットに手が出てしまいました。先に製作しているT-80はエッチングパーツが多く古いキットだったため時間がかかりましたが、こちらはすぐに組めそうです。
(2009/11/27)
部分連結式のキャタピラも難なく組めました。大きなパーツごとの組み立てとなっています。そういえば、出張の合間に香港のユニバーサルモデルズに初めて行ってみましたが休日の昼間なのにお客さんがあまり居ませんでした。模型は向こうでもマイナーな趣味なんでしょうかね。逆にTVゲームやDVDコーナーは歩けないほど混んでいたのと対照的で寂しい印象でした。たまたまなら良いのですが…
大まかに形になると写真のとおりです。多少隙間ができる部分もありましたが、塗装前に気になるようならパテで埋めておこうかと思います。
(2009/11/28)
実作業時間が数時間でここまでできました。しかもDVDなどちらちら観ながらです。うーん、タミヤのキットはとても組みやすいですね。ジェリカンも4つほど搭載させてみました。何でずり落ちないのか不思議ですが見えない所にフックでもあって引っ掛けてあるのだろうと勝手に決め付けてさくっと組み立て完了です。
(2009/11/29)
メタルバレルがキットに付属していたので使用しました。直線が良く出ていて何十年前のキットのパーツより明らかにカッコ良い!
足回りのパーツは意外とよく見えるので板バネ式のサスペンション部分等、細かくパーティングラインを処理しないとあとで目立ってしまいます。全体的には新規パーツになった部分はかなり組み立て易いです。どうせなら丸ごと新金型にしてくれれば良かったのですが、まぁ予算の関係等いろいろあるのでしょう。
レジンのヘッドに交換した部分です。とても凛々しい戦う男という感じ。耳の裏に穴が開いていたのでパテで埋めました。イタリア軍も非力な戦車しかなかったけれどよく戦ったのではないでしょうか。セモベンテは単色塗装だったので今回は迷彩で仕上げてみようかと思っています。
(2009/11/29)
こちらも仕事などで忙しくて、随分とほったらかしになっていましたが本日は基本塗装を行いました。タミヤの色指定だと何と何を半分ずつ混ぜる等、インストにいろいろ説明がありますが、もうフィーリングでハンブロールのマットデザートイエローに決めてしまいました。成型色より少し赤茶色になりましたがこんな感じで丁度良いのではないでしょうか。ドイツ軍ともちょっと違うイタリアらしい色使い、なんて書くとファッション業界のようですが…
(2010/04/04)
迷彩の基本塗装完了です。ダークグリーンを軽く吹き付けました。均一なパターンにならないように気をつけながら大体のフィーリングで吹きました。
(2010/04/10)
フィギュアと一緒に写るとずいぶん小さい戦車だということが分かります。全長5m、全幅2.17m、全高2.25mの中に4名が入って戦闘していたとなるとさぞ窮屈だったでしょう。しかも北アフリカ戦線の熱砂ではと思うとすさまじいものがあります。
マーキングは北アフリカ戦線の第132アリエテ機甲師団です。イタリア人はアフリカでも昼食や夕食にパスタを食べていたのでしょうか?まぁ水が貴重な環境なのでまず無理ですかね。
足回りはパステルをアクリル溶剤で溶いて後部パネルに少しまぶしました。砂漠なので泥はあまり付かないかと思います。
アップにしたらちょっと画像が荒いですが戦車兵です。ヘルメットを深く被っているので下から覗き込まないと表情が良く分かりません。一応西洋人っぽい顔立ちではあります。目を描くのが大変でした。それと口の周りのひげも。
上面の埃がなんかわざとらしい感じですが一応砂漠の雰囲気でパステルをまぶしてみました。
デカールを貼ったあとつや消しクリヤーをスプレーしたら、たくさん吹き付けすぎて少し白っぽくなってしまいました。シルバリングは目立たなくなりましたがちょっと反省です。
またまたライトは透明エポキシパテで作りました。キット付属のプラパーツよりはずいぶん見栄えがよくなっているかと思います。そうそう、このキットにはオーストラリア軍に捕獲されたバージョンのマーキングがあってカンガルーの大きなマークなんですよね。これも良さそうです。タミヤのキットは手軽に作れるので良いですね。
考えてみると最近はずっと戦車ばっかりなのでたまには車でも作ってみたくなりました。
(2010/04/24)