三式中戦車 チヌ ファインモールド 1/35

もう一つ、帝国陸軍戦車を製作してみます。今回は三式中戦車チヌです。前回に製作したものと同様、ファインモールドからリリースされているキットです。

足回りは組立説明書を見なくてもサササっと組み立てられますね。似たようなシャーシをいくつか前に組んでいるし、直前も同じようなものを組み立てましたから。

飾っておくには見えない底面にもリベットなどのモールドがけっこうあります。

ヘッドライトが思いのほかリアル、綺麗なライトがある戦車は見た目が向上すると思う。ドイツ戦車など遮光板が付いているものはそういうことは考える必要ないんですけどね。

今まで作った帝国陸軍戦車の中で一番威力がある砲身じゃなかろうか。

今日、超有名人の方が新型ウイルスが原因でお亡くなりの報道があり非常に残念です。日本中の雰囲気がかなり暗くなるように思います。スポーツ選手や芸能人や政治家など有名人だから大きく扱われるけど、本当は家畜や野菜を育てたり、毎日深夜まで研究室に残って人類の役に立つ研究している人も立派なんだよなぁ、なんてふと思ったりもします。なんかもう政権批判する気力も起きません。Rimworldというドはまりしているゲームは基本巣ごもりタイプの内容なので現状と妙にマッチしているところがシュールです。まさか現実がゲームや映画みたいになるとは･･･。
(2020/03/30)

はい、だいぶ良い感じで組立が進んできました。

テールライトも先に塗っておきました。あとでマスキングする予定です。

車長ハッチの内側のペリスコープ群もクリアパーツなんですね。これ付けると戦車兵が入りにくいんだよね。

むかしまとめ買いしたヴィジョンモデルのチハ用連結キャタピラです。これが最後のストック･･･。あと10年は戦える！と思ったものですが、最近のファインモールドキットは部分連結になっているものもあるようで要らぬ心配かも。まだこのメーカーが健在なのかネットで調べてみるもなんだか美男美女のページばかり出てきてよく分かりませんでした。

とりあえず片側巻いてみました。ティッシュを丸めたものを隙間に挟んで接着剤が固まるまで少し押さえています。

昨日は東京都の感染者数は少なかったけど、小池知事が会見してた。今日は感染者数が激増の予感。そんで明後日、緊急事態宣言が出て首都封鎖か。オリンピック延期が決まってから小池知事の調子が急変したもんな。ヤヴァイくらいわかりやすい変調だった。今年の冬はインフルの患者少ないのにインフルの死者がいつもより多いとかいう噂を聞いたけどホントか？というかマジで笑えない。いよいよ模型作ってる場合じゃないなこりゃ。
(2020/04/02)

右側の履帯を巻いてみたら2コマ分くらい足りませんでした。チヌはチハに比べると車体長が約20cm長いようです。それにしてももう少し余計にコマ数入れておいてくれればよかったのに…。

すこし伸ばし気味に接着してもこのギャップは埋まらないでしょう。無理に伸ばすと接着が乾いたときにどこかで破綻しやすいでしょうから他の方法を考えました。

あるもので間に合わすのが基本。ということで付属のベルトキャタピラから2コマ分縦横にと切り出してはめ込んでみます。

上手くフィットしたようです。黒く塗装すればどこが修復箇所かわからないんじゃないかな。

砲塔も組み立て終わったのでこの次は塗装です。大型の砲塔でなかなか強そうです。こういうのが1942年位に完成していれば帝国陸軍は相当持ちこたえたかもしれません。

感染症が蔓延してても検査をしないという社会実験の結果がそろそろ出そうだね。保健所の検査拒否が悔やまれる。感染しているか選別できず、院内感染、市中感染が広がってしまったように思います。自分も都民ではあるけれど、ゴールデンウィークの帰省をやめさせるための行動制限を早く打ち出したほうがいい。

経済対策でお肉券とかお魚券とか旅行券とかマジですか？各家庭にガーゼマスクが２枚届きます。最初に聞いたときエイプリールフールの冗談を言ってる場合か！って思ったら本気なんだ。 ポスト投函て言ってるけど数百万世帯が空き家なのに数十億円無駄になる予感。
(2020/04/05)

黒白ハイライトを付けておいてから･･･。

とりあえずはMr.カラー特色セットの日本陸軍戦車色後期迷彩色カラーセット番明るい枯草色から吹きました。

その次が草色。

最後に土地色を吹きました。マホガニーとは微妙に色が違うようです。ファインモールドの塗装解説書にはマホガニー90%にブルーを10%入れると良いようなことが書かれていました。

今日はとうとう東京に非常事態宣言が出されたけど、思ったよりも感染者数が多く無くて80人ほどしかいないようです。ひょっとしてもう終息したのかな？日本大勝利？1週間ほどで終息宣言が出れば言うこと無いんですけどね。秋葉原のボークスにファレホの塗料を買いに行きたい･･･。

先日、「コンテイジョン」というウイルス感染モノ映画を観ました。もっと前に観た「アウトブレイク」より中身はさらに悲惨。映画内容はとても良くて特に文句も無かったです。でも映画の内容よりも実際に海外で起きているもの凄い悲惨な状態の方が今となってはリアルなのが怖い。音楽がとても耳慣れしていてなんか不思議だなーと思って調べてみたら音楽担当のクリフ・マルティネスは感染爆発ゲームのPlague Inc: Evolvedと同じ人じゃん。どうりで親和性あると思った。もう今となってはこんなゲーム冗談じゃないと思います。あくまでゲームとしては面白いし何度も何度もプレイした口なんですけどね。
(2020/04/07)

三式中戦車チヌがようやく完成しました。前回製作した一式中戦車ですら完成時には南方戦線に送ること叶わなかった訳ですが、南方戦線では米軍のM4シャーマンが登場してきており、これに対抗するにはより強力な対戦車砲を搭載した戦車が必要となりました。

昭和19年5月に開発決定されて試作車ができたのは昭和19年9月とかなりな突貫作業で進められました。航空機や戦艦の開発が優先されていたことを考えると車体の流用があったとしても随分と早く進んだものです。

三式中戦車の生産総数は200両を超え、一式中戦車と同様に全て本土内に配備されて終戦を迎えました。

マーキングがぜんぜん無くてちょっと寂しいので、ウォッシングやドライブラシなどで少し車体表面を変化させてみました。戦闘経験も無いのであまりサビサビにはしませんでした。

あとで気付いたのですが三式75ミリ戦車砲のマズルブレーキ先端の凹部分が水平になるのが正解だそうです。何も意識しないで製作していましたが水平になっていてラッキーでした。

三式中戦車は砲身が長くて重いので走行時は砲塔をうしろ向きにしていたそうです。確かドイツの砲身が長い戦車もそんなこと聞いたことあります。

マーキングは、というか後部の車体番号しかデカールが無いのですが、四平戦車学校教導隊を基幹として昭和19年7月に編成された戦車第30連隊（鋼と部隊）です。四平戦車学校とは満州に設立されたものです。

この連隊は戦車第4師団の所属で本土防衛用に3個戦車連隊を主力としていました。

車体前面の製造銘板と星章のデカールはありました。

前回製作した帝国陸軍戦車兵を無理やり合わせてハッチに載せてみました。

日章旗を体に巻き付けて気合の入った戦車兵です。でも国内配備の車両でまだ本土決戦が濃厚でもなかったのですが、現場の気合としては旗を体に巻き付けるほどだったという解釈であります。当時の現場の人はいつ終戦になるかなんてわからなかったろうからこういうのもありか。

今回は三色迷彩塗装にしました。他には二色迷彩やダークグリーンの単色塗装の車両もあったそうです。

帝国陸軍最後の量産した三式中戦車チヌです。強力な対戦車能力をもった戦車なので最後の切り札とみられていたようです。
(2020/04/09)