ドイツアフリカ軍団のディアナを製作しました。かなりボリュームのあるキットです。2014年3月から4月の製作。
シンナーとサーフェイサーを切らしていて製作中のキットを塗装できないので、こちらを組み始めました。これもまた以前からの手持ちで、いつか組んでみようと思っていたハーフトラックです。
なんかめちゃくちゃ部品数が多いようなんですが・・・。山盛りです。
過去に2つブロンコの模型を組んだことがあり、それらと比べるとかなり良い出来のキットという印象です。過去に組んだオチキスと装甲車が悪いというわけではありませんが、とにかく今のところこれはけっこう組み易いです。
以前製作したドラゴンのハーフトラックもエンジンを再現していました。ハーフトラックは中身も再現が主流なのかなぁ。全部完成したら見えなくなる部分なんですけどね。
個人的には中は必要ないんですが、ひっくり返して見たときにきちんとそこに有るのはそれなりに満足感が得られます。
細かい部品がたくさんありますがそれほど組立の苦にはなりません。米粒の1/10くらいのエッチングパーツもあることにはあります。
(2014/03/06)
大まかに各パーツを組んだところです。さすがにラジエターフィルターのパーツは塗料が届かなそうなので黒で塗っておきました。
細かいパーツを取り付けているところです。なくしても良いように多めにあると良いのですが・・・
まだしばらく車体をごちゃごちゃ掴むので、細かいエッチングパーツは後で取り付けても良いかもしれません。実際3箇所ほど取れてしまい探して再接着しました。
ボンネットにちょっと隙間ができてしまったので後で修正する必要があります。フロントガラスは立てることにしました。
普段、ほとんど可動キャタピラを使わないので、今回のハーフトラックのキャタピラが可動だったのは新鮮で面白いです。色々動かして遊んでしまいました。
ロシアから鹵獲した76.2mm野砲 M1936の組立です。砲の組立はどこでどんな部品がつながるか分かりにくいので難しいですね。様子を見ながら少しずつ組み立てているとこんなに散らかったことになってしまいます。
野砲の組立が完了しました。しかし、野砲を組み立ててそのままハーフトラックに乗せるなんて実はこのキットを買うまで知りませんでした。これって、1号自走重歩兵砲と同じコンセプトですね。けっこうやっつけというか再利用というか・・・・。
5tハーフトラックに取り付けるために砲脚は短く切り詰められました。模型製作でも実際に短く切りました。左の長い棒が切り取った部分です。
もう少しアップで撮ればよかったですが、砲口の内側のギザギザまで再現されておりすばらしい。
大砲裏側の複雑な感じがとても良いです。
(2014/03/10)
すべて組んでしまうと塗装がしにくいので、このあたりまでかなぁ。普段は組んでから塗装派なんですけど、ものによっては仕方ないですね。
横に立たせるのにちょうど良いフィギュアを発見したので購入しました。ドラゴンの ドイツ アフリカ軍団 (DAK) 戦車兵・砲兵 (1941年 リビア)ということです。左の二人、良いポーズです。VOLSTAD氏のイラストがかっこ良いし資料性もあります。右の二人も今度3号戦車でも作るときに添えると雰囲気が増しそうです。
飯ごうと両手指先の絡みが最重要なので、先に接着しました。あとで両肩は何とかなるでしょうから調整します。細かい指先が難しいです。
自分が子供の頃にキャンプで使った飯ごうと、このドイツ軍のものはまったく同じ形なので不思議です。考えてみれば日本陸軍はドイツ軍から近代化を学んだ部分が多いと聞きますのでこういう部分も影響があったのでしょう。ランドセルなんかもそうですし。
(2014/03/19)
とりあえず組立完了しました。インジェクションキットとして砂漠でのコートの兵隊は珍しいです。
表情はホーネットほどイケ面ではないですが、十分味のある顔です。前回組み立てた着替え中のドイツ兵もこちらのキットも有能な原型師さんとお見受けします。
(2014/03/25)
フィギュアのコートを指定色のMr.カラー黄土色で塗ったところどうもイメージと違うので後で塗りなおすかと思います。
今回はレッドブラウンの迷彩塗装にしてみました。ところどころ下地のジャーマングレイが残った感じ、とはいってももともとジャーマングレーで塗られていたという確証も無いですのでフィーリングです。北アフリカのイメージ。
(2014/04/01)
白い航空識別マークはデカールが入っているのかと思っていたら塗装でした。マスキングしてフラットホワイトを塗装中です。
少しほこりを吹いたところです。白い帯がはみ出ているので後で修正しないといけません。しかし、オープントップは塗装面積が多くて大変ですね。まだまだ工程がたくさんありそうです。
(2014/04/01)
ロシアから鹵獲した7.62cm野砲をそのまま荷台に載せて固定したハーフトラックです。模型の全長は18センチです。
このタイプの車両は9両が生産され第605戦車猟兵大隊としてすべて北アフリカに投入されました。9両ってちょっと思いつきで作ってみたというレベルですね。
北アフリカ戦線では厳しい気象条件で、車両の傷み具合が激しそうだったのでウェザリングもきつめにしました。
対戦車砲が入っているボックスの下は軽くアースブラウンを吹いただけですが、完成してみると見える部分もあるのでもう少しチッピングをしても良かったです。
砲弾を装てんする部分はシルバーで光らせたらなんとなくかっこよくなりました。
運転席の細かいメーターがデカールで用意されているのでリアルに仕上がります。
後ろにラックがあり、砲弾などしまっておくのでしょう。さびさびにしてこすれそうな部分はシルバーを塗装して光沢を出しました。
シートなど雨上がりかというくらい汚してしまいました。吹きっさらしの中長距離を移動する車両なのでいろいろ傷むかと思います。
本当は下地がジャーマングレーで塗装が剥げた感じにしたかったのですが、(脳内ではいまもそうですが)塗装剥げ部分の色合いがジャーマングレーよりかなり濃すぎました。
はじめはレッドブラウンの迷彩が浮いていたのですが最終的には全体に溶け込んだのではないでしょうか。
キャタピラはサイドは金属製なのでドライブラシで光らせて、長方形の部分はゴム製なのでラバーブラックで塗装しました。
キットに砲弾とヘルメットが付属しているので後部のラックに置くと作戦中の感じが出てきます。
砲兵フィギュア2体を添えました。コーヒーを淹れてくつろいでいるところです。
顔もコートも油彩で仕上げたところ筆ムラが出てしまいました。普通に棚に飾って見る分には気にならないですが、写真でアップにするとちょっと気になります。薄めて塗ったほうが良かったのかなぁ。
二人ともうつむいていて顔が分かりにくいので無理やり覗き込んで撮りました。
油彩はブレンディングはとてもやり易いのです。ただし、乾燥時間がハンパ無いです。触れるまで数日は掛かりました。
フィギュア塗装はもう少し試行錯誤しないと良く分かりません。
このフィギュアは後姿も味があります。コートの色味は車両ともマッチしてちょうど良いかと思います。
階級章はコーヒーを注いでもらっているほうが特務曹長で注いであげているほうが軍曹です。ドイツ軍砲兵のパイピングカラーは赤でした。
かなり充実した内容のキットでした。組立説明書の表記は丁寧で好感が持てます。内容は申し分ないので、日本での流通価格がもう少し下がれば言うこと無いですね。
(2014/04/13)