第75回 タミヤ パチッコンテスト 作品写真部門にて佳作を頂きました。
東京駅の斑鳩という有名ラーメン店に食べに行きました。久しぶりだったので奮発して具を全部乗せの大盛を注文しちゃいました。スープがこってりどろどろでかなりコクがあったけど美味しかったです。でもだんだんと脂っこいものは体が受け付けなくなっているのかなぁ、とも思います。ちょっともたれた。その足で秋葉原のヨドバシカメラに買い物に行ったのですがプラモもツールも棚がすかすかであまり見るものが無かった。まさか、もう力を入れてないってことはないですよね?
このエレファントは2015年夏のパチッコンテストで佳作をいただいたものです。いろいろ作っていたのですっかり忘れてましたが、製作過程の写真を撮っておいたので時間のあるときに少しずつアップします。説明書や塗装指示書も充実しています。
過去に何作も組み立てているドラゴンやAFVクラブのキットに比べるとランナーの数は少なくてあっさりしています。
部分連結方式のキャタピラが個人的には一番好きです。タミヤのエレファントのキャタピラは表も裏もきっちりモールドされていてリアル度が高いです。昔のキットはタミヤに限らずベルトキャタピラで裏側はのっぺりしているものが多かったのを考えると格段の進歩です。
足回りを組み立てたり、戦闘室を組み立てたり、目まぐるしく変わります。パーツの整合性はまったく問題なし。
(2015/12/30)
サスペンションは部品数が3つで組み立てが簡単です。それと起動輪、転輪などを組み立てているところ。
このあたりくらいまでかなぁ。ツィメリットコーティング前に組み立てられるのは。あまりいろいろ接着するとかえって作業がしにくいと思います。
似たようなキャタピラ部品が何種類もあってそれぞれ微妙に曲がり具合が違うようです。混乱しないために切り離す前にキャタの裏側に番号を書いておきました。
説明書どおりに組んだらキャタがだぶついてしまい、1枚抜いたけれどそうすると足りない。よく見ると所々連結が甘くなっていたのでそのあたりを修正すると説明書どおりの枚数できっちり巻けました。
まずはそれほど難しくなさそうな所からツィンメリットコーティングを開始です。ウェーブのエポキシパテを使用して少しずつ進めていきます。
(2016/01/14)
コーティングローラーをベースに使用しました。細かい部分は金属製のヘラやランナーを適当に切り出したもので彫りました。
ウェーブのエポキシパテは3時間で固まります。ただし気温が30度くらいだと1時間もするとパテが伸びにくくなってくるので複雑な表面の作業をしているときは少しずつ混ぜて使うことをお勧めします。この寒い真冬に夏のことを思い出して書いているなんて変な感じだ。
片側をパテでコーティングしたら固まらないうちにワイヤーのプラスチック部品のところを取り付けてぐいぐいっと押し付けるとしっかり固着します。
横のリベット周りが難しい。一度削って後から突起物を取り付ける方法もあるようです。
いろいろぶつかって傷みが激しそうなので、後部の丸いハッチの縁に沿って少しだけランダムにコーティングが剥がれた感じにしてみました。
コーティングがないとけっこうのっぺりした外観になってしまいそう。スコップなど装備品がほとんど横には付いてないですから。
(2016/01/21)
三色迷彩塗装です。今回はタミヤの塗装説明書を参考にして、割と細かい模様にしました。
クレオスのラッカー、黒をベースに塗装してからヘアスプレーを軽く全面に吹きつけたあとにクレオスの水性ホビーカラーの基本色を塗装しました。その後に一部の塗料を取り除きランダムなサビを表現しました。
このキットには3体の戦車兵フィギュアが付属しています。それぞれ凛々しい顔つきです。
ちょっと塗ってみたんですけど、戦車兵たちはどう見てもユニフォームの色調がちょっと違うみたいです。これだとイスラエル兵かアメリカ兵っぽい感じ。油彩の混色をしているときもなんか変だなぁと思ってはいたんですけど塗ってみました。
ということで、油彩の混色をしなおしてもう一度塗装しました。
(2016/01/24)
タミヤのエレファントです。これは第75回タミヤ パチッコンテストの作品写真部門にて佳作を頂いたものです。
この当時、ティーガーの試作競争でヘンシェルとポルシェが競っていました。結局はヘンシェルに破れたのに先走って何十両も車体を作っていたため流用されたのがこのエレファントのシャーシです。
車両の駆動には電動モーターを採用していたというので、いま流行の電気自動車みたいなものでしょうか。フェルディナント・ポルシェ博士は時代を先取りしすぎていたようです。
65tという大重量の車体のわりに足回りが貧弱で故障が頻発していました。足回りの故障が無ければ分厚い装甲と8.8cm対戦車砲の威力は絶大なので最強駆逐戦車といえるでしょう。
エレファントの前身のフェルディナントを考慮しても全生産数は100輌未満なので全体の戦線に与えた影響が大きかったとはいえなかったと思います。これはドイツ車両の多くの種類にいえることですが、それ故に車両の種類が多岐に渡り、ドイツAFVファンが多い理由でもありましょう。
予備キャタピラに少しさびを乗せて、それ以外は少しあっさり目です。
最近思うのはツィンメリットコーティングの部分にはほとんどウォッシングをしなくても光の具合で十分にディテールが分かるんじゃないかなぁと。あまりいじりすぎて塗装面が暗くなるのを避けたいです。
マーキングは第653重戦車駆逐大隊、第2中隊所属車両232号車です。1944年初夏の東部戦線です。
転輪とキャタピラは装甲板よりは大目に泥汚れを付けています。塗料のはがれ具合はちょうど良いかと思います。
はじめは水性ホビーカラーのダークイエローが随分白っぽく見えたのですが三色迷彩を施したあとはちょうど良い色合いに思えてきました。
普段、迷彩塗装だとあまりチッピングを行わないのですが、この車両は多めに行いました。実はチッピング大好き。
模型を始めたころは(出戻った頃は)ハンブロールだけで塗装したりラッカーだけで塗装したり、いろいろ試しましたが、要はそのときの気分でラッカー、水性、エナメルなど使い分ければよいのかなぁ。
小学生のころは瓶生ラッカーを筆でベタベタ塗っていましたっけ。レベルカラーとかホッペとか。
戦車兵A。ヘッドホンが太いのがちょっと難点でした。顔のモールドはとても良い。ただ、うまく塗れたかというとちょっとあれですかね。
肩章の兵科色は赤にしました。ピンクだと戦車兵ですよね。この当時のエレファントの乗員は黒い戦車兵の制服ではないとのことなのでどうなんでしょう。ちなみに赤だと砲兵です。
タミヤのパーツのままだとヘッドホンが太いです。でも、タミヤはエッチングパーツには積極的ではないですからこんなものでしょう。真剣な表情のフィギュアになりました。
大きな車両なので迫力はじゅうぶんです。フィギュアを乗せると大きさが分かりやすい。
エレファントは違う塗装でもまた作ってみたいと思わせるカッコ良いAFVかと思います。キットも組みやすいしね。
(2016/01/26)
コメント
電動自動車の構造に似てますが、ポルシェ博士は、当時の不具合が悪いミッションをモーターに変えることでトラブル回避したかったらしいですが、当時のモーターはノイズを大量に出して電装まわりに悪影響出したみたいです
そうなんですね。ノイズが多いと無線通信に影響が出そうですね。ドイツ戦車は無線で効果的に動くのが長所の一つだったのでそのトラブルは大変そう。昔はコンデンサなんてなかったのかな。