2014年の「第74回パチッコンテスト」の作品写真部門で佳作をいただいたものです。
今回紹介する作品は今年の8月に完成していたもので、2014年の「第74回パチッコンテスト」の作品写真部門で佳作をいただいたものです。2007年にマーダーIIIで応募たときには銅賞でした。久々に応募してみまして、しかもこんな小粒なキットで無謀かなぁとも感じたのですが賞を頂けて良かったです。なかなか時間がとれずアップが遅れましたが何とか2014年中に掲載できました。
このキット、なぜかピンセットが付いているんですよね。強度が柔らかくてあまり実用と思えませんがデカールを貼るときにでも使えるんでしょうか。箱組みの車体ですがきっちり合うので何の心配もありません。
キャタピラは部分分割になっていまして、簡単にキャタピラのたるみを表現できます。個人的にドラゴンのマジックトラックと並んでこの部分分割方式は大好きなキャタピラですね。全てのキットの履帯が部分分割方式になればよいのに。
牽引される荷台も部分分割のキャタピラで、わりと簡単に完成します。
せっかくフィギュアが4体付いているので作ろうか迷っているのですがこれってけっこう面倒なんですよね。まだ決めていないので搭乗員の部分は接着しないで部品整形だけにとどめています。
他のキットから牛乳缶や木の樽を持ってきました。小箱にはエポキシパテで作ったオレンジとトマトを積んでみました。
オレンジは針の先で表面のつぶつぶをモールドしてへたのポッチを取り付けました。トマトはへたの葉っぱをプラシートで作りました。この辺は戦車模型とは言い難い部分ですかね。
やっぱりフィギュア4体も作ることにしました。めずらしいフランス軍のAFVをキット化したタミヤの心意気も貴重ですし。フィギュアの小銃のスリング、はじめは板おもりで作ってみたのですが金属が柔らかすぎてあまり安定感がありませんでした。真鍮板だと硬いので多少取り扱いに難がありますが塗装中に固着が不安定になることもないのでこの方が良いかと思います。
手先は普段見慣れているので不自然だとすぐに目立ちます。このあたりの加工は難しい。ちょっと太すぎた。
タミヤの指定色はXF-51のカーキドラブですが、クレオスではマッチする色がよく解からなかったのでオリーブドラブにカーキを混ぜてなんとなく箱絵と同じような色合いにまとめました。
確かこのあたりの工程で全て接着固定したような気がします。数は少ないですがデカールも貼り終えました。
歩兵のユニフォームはダークイエローとレッドブラウンとオレンジを7:2:1で調色してみました。
一方で戦車兵はブラウンの半ツヤ塗装と指示があり、つまり戦車兵は革製のジャケットを着用しているということですね。
(2014/12/28)
このフランス軍のUEトラクターは2014年の「第74回パチッコンテスト」の作品写真部門で佳作をいただいたものです。8月に製作してそのままになっていましたが今年のうちにアップできて良かったです。
車両本体と荷台のエッジにはランダムにチッピングで錆を描いています。
足元はそれなりにパステルで埃と錆を混ぜたようなウェザリングとしました。
野菜や果物は普段は製作しないので新鮮で楽しめました。新鮮に見えるかな?
木箱の塗装なんかもまぁ質感が出たほうではないかなぁとおもいます。
ドアップで撮ると塗装のむらが見えてしまいます。もう少し複数の色で錆を描いても良かったか。ただ、あまり汚しても自分の好みに外れるし。
タミヤの組立説明書にはマーキングは1940年のフランスのものとありますが所属は不明です。このマークは何だろう?パイナップルかな?
腕の先が無いし表情もあれなんで、なんとなくロシアの民芸品人形、マトリョーシカみたい。二人ともまったく同じモールドなので一人にはゴーグルを装着させました。
後姿です。戦車兵の革ジャケットはけっこう質感が革っぽく塗装できたかと思いますがどうでしょう。
フィギュアを組み込むとこんな感じです。なんということでしょう!せっかくのチェリー色の革ジャンがまったく見えなくなりました。
ちなみに私も革ジャンでこの戦車兵と同じような色のエアロレザーのハーフベルテッドを持っています。重くて毎日は着れないですけどね。エアロレザーはスコットランドの品質の良い革製衣料品に力を入れている会社です。ポンドが安いときに購入しておいて良かった。
フランス軍歩兵は頭から足の先までカーキ系の塗装であまり変わり映えしないので、ゲートル巻き部分はバフでドライブラシをして少し変化を付けてみました。全体的にもきつめのドライブラシでメリハリを付けてみたのですが、うーん、難しいところです。
どんな配置が絵になるかいろいろと遊んでいます。こういうのは小さい頃にウルトラマンと怪獣で両手に持ってごちゃごちゃやっているのと気分的には同じでしょう。精神的に変わってない・・・・・。
フランス軍歩兵の軍装を製作するなんて非常にめずらしいケースです。この後姿で雑嚢や水筒の形がわかります。
今回はいつかアップしようと思って溜めていた写真をたくさん掲載してしまいました。フィギュアがたくさんいると賑やかで良い感じです。
ではでは、来年も皆さん、良いモデリングを!
(2014/12/28)
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