このドラゴンのケッテンクラートのキット、ボックスアートが何というリア充っぷりでしょう。普通これならフィギュア入っているだろうと思って蓋を開けてみると古い男性ドイツ兵フィギュアが1体入っているのみでした。ちょっと詐欺っぽくないかい?
この間、「メイドインアビス」というアニメ、これは個人的に大絶賛、を観ていたら関連おすすめで「少女終末旅行」というのが出てきたので観ました。このアニメがやたらケッテンクラートが出てきます。その流れでそういえばちょっと前にケッテンクラートを買ってあったなーと思いだして作り始めました。
カバーを掛けたら見えないんだけど、ドラゴンのキットには小さいエンジンが入っています。
おそらくキャタピラがラバーのドラゴンスチレンに変わっている以外はパーツは古い感じ。パーツの合いはお世辞にも良いとは言えません。それなりに形にはなりました。
少女週末旅行に出てくるケッテンクラート風に作ってみます。車体の全長は設定ではわずかに延長しているらしいけどそこは無視。車体後部左のラックを追加するのと、ドラム缶や荷物、瓶などを置くだけ。
大好きな「銀河英雄伝説」の新作「Die Neue These」観てます。主力キャラのほぼ全員がBL風のイケ面になっているのがやや違和感ありますが結構面白いですね。グラフィックは言うことなしです。戦艦も戦闘機もめちゃくちゃ格好良い!キルヒアイス大佐の襟が大日本帝国陸軍っぽいのはなんでだろ。ラインハルトが究極のシスコンなのとややホモっぽいところは相変わらずですけど続きが楽しみです。イケ面のヤン・ウェンリーって可笑しいでしょ?これも慣れるのかな?アッテンボローの場面がラオになっているし、けっこう省略してんのかね。でも小説の原作に忠実と言えば忠実だ。アッテンボロー好きなんだけど小説と同じでもう少し後の登場かもしれない。ちょっと残念。旧作もまた観たくなってきたけど昔VHSで持ってたものはとっくにどこかに行ってしまった。またレンタルするのも面倒くさいしなぁ。
(2018/05/01)
前輪はそのまんまバイクのようなものです。バイクキットは数年前にドイツ軍用オートバイを作ったのみなので、このあたりは難しかったです。
運転席後部にエンジンがあり、上部に通風孔のような網があります。ここはアニメ設定では横長長方形のスリットですが無視。ただし、両サイドの余計な穴はパテで埋めておきました。
右側にはシャベルを取り付けてみました。キャタピラはドラゴンスチレンのゴムキャタピラだけど結構モールドは良いですね。
(2018/05/03)
このパッケージの男女なら作ってみたかったけど入っていないので、アニメ主人公のチトとユーリでも作ってみるか。とは言っても普段こういうフィギュアは全く作っていないので思い付きで始めるにはちょっと無謀かも。余っていた座り姿勢のフィギュアにパテ盛りをしたが、根本的に体格が違うみたい。ぜんぜんダメっぽい。
まず、主人公のチトとユーリは中学生か高校生くらいか?一般的ドイツ人フィギュアに比べて二回りくらい小柄だと思う。それとアニメキャラ的には肩幅は全然ないので、ランナーで適当にポーズを作ってみた。
ヒートペンを使ってケッテンクラートに乗せられるようポーズを調整しながら作りました。ヘルメットはイギリス軍のもドイツ軍のも既製品だとリアルすぎて使えませんでした。すべてランナーから手作りだと手間がかかります。普段まったくやらないヒートペンを使った造形は大変だけど結構面白い。
細かいところは置いておいてとりあえずはダークイエローで塗装しました。
このあいだ、大手町落語会を観てきました。普通の落語会で取りをつとめられる大物クラスの噺家さんが連続で高座に上がるのでけっこう贅沢な番組です。柳家権太楼氏は相変わらずの人情噺、今回はとても好きな柳家花緑さんのあたま山を生で観ることが出来てとても楽しめました。凄い表現力です、アホな話なんだけどとても面白い。
(2018/05/06)
顔はもう少し磨いてツルツルにして、エポキシパテで髪の毛を追加しました。ユーリは金髪でカールしているので多めに工作。
とりあえずフィギュアとケッテンクラートを出来るところまで塗装しました。装備品の色はだいたいの感覚ですが大きな違いは無いんじゃないかな。
手持ちの余ったデカールを切り貼りしたり、筆でタッチアップをして少女終末旅行バージョンらしい車体番号を追加しました。この独特のフォントは難しい。ユーリはライフルで武装しているので他のキットから一丁調達してきました。ウェザリングしようか迷うな。
ケッテンクラートと言えばWWIIのドイツ軍車両なのですが、「少女終末旅行」でかなり頻繁に出てくるのでこのアニメに似せて作ってみました。ついでにチトとユーリのフィギュアも作りました。出来はいまいちですけど気分だけでもと思い…。
アニメだからってポップに作ろうと思ったけど難しい。ついウェザリングしてしまいます。
ちょっとだけこのアニメの説明をすると、人類滅亡のほんの1分前くらいの設定、ポストアポカリプス物のロードムービーのような内容です。登場人物の数はものすごく少なくて、自然の緑や河など何もなくただただ廃墟の中をさまよう内容です。
内容をボロクソに批判している方も少なからずいるようですが、論理性を求めるアニメではなくて、詩、ポエムのようなものだと思えばけっこう面白いです。2話目くらいで耐えられなければしょうがないですが短いので出来れば最後まで観ることをお勧めします。キャラの行動に合理性はあまり無いようです。個人的には好き、男女終末(週末?)旅行だと終わりじゃなくて創世記みたいになっちゃいますね。
ユーリの顔はチトよりも目の形など複雑で難しいです。細かい手塗りは根気が必要。雰囲気的にはまぁ似ているところもあるけどなんか笑える。市販のキットがあるならたぶんそっちを買うと思う。顔はデカールなら随分と負担が減るし仕上がりも良いんだろうけど・・・。と思っていたらプラッツから6月に出るみたいですね。結構値段が高いけど凄く出来が良さそう。ランナーの切れ端から作るのもしんどいしねぇ。
ヒートペンを駆使してランナーからフィギュアを作るのもたまには変わった趣向で面白いです。個人的には既製品を組み立てる方が面倒でなくて好みですけどね。
タミヤのケッテンクラートで1/35スケールは現在品切れで中古はなんかアホみたいに高い金額で売られているのもありますが、そこまでして作るならタミヤの1/48スケールのケッテンクラートを作るほうがマシでしょう、1000円位で楽しめるので。ぼったくり価格でも購買者がその価値と価格を納得しているなら文句はないですけど、タミヤから買う以外はけっこう割高なものに注意!とは言えるでしょう。今回はたまたまドラゴンのキットを作りましたけど、これだってそんなに新しいキットではないです。ベルトキャタピラの出来やエンジンの再現などでややタミヤより全体的に完成度が高いかも。ハーフトラックの中でも極小サイズで変わっているのでAFVファンなら一度作ってみるのも楽しいと思います。
(2018/05/08)