今回はホビーボスのM3A1スカウトカーを製作してみます。この車両はホビーボス以外だとかなりの旧キットしかなかったんじゃないかな、発売当初は。感動して喜んで購入して積むパターン。今ではタミヤが完全新金型でリリースしていますね。以前製作したミニアートのジープクルーフィギュアが少し余っているので、良い機会なのでこのスカウトカーに手を付けています。
ホビーボスのキットはだいたいそうなんだけど、壊れやすいパーツにはクッションが巻いてあります。こういう気配りは凄いなぁと思います。
エンジンにも結構なパーツ量が使われています。この辺は特に見せるつもりも無いので、下処理もほどほどに組んでいます。パーツ数が多いキットは、こういう内部再現性が高いのも一因なのでしょう。
このスカウトカーのタイヤ、よく見ると4本ともわずかながら自重変形しているのを表現しています。この写真だと上側。凄いね、これは感心です。
車両後部の側面部分を組み立てています。組立をいい加減にしているとそろそろ破綻するころ合いでしょうか。
このあたり、非常に複雑な装甲板の組み合わせになっています。今は仮組みで様子を見ています。部品の合いはいまのところとても良いです。一気に接着した方が微調整しやすいのでここは瞬発力で一気に組み立てちゃいました。
組立はこの辺までかなぁ。オープントップ車両の場合はどこかで内部塗装をしておいた方が良いのかな。
(2020/09/13)
一応、フロントガラスのマスキングはしておきました。前面と内側からの両面です。ヘッドライトはもう少し後で工作します。
結局、塗装に取り掛かる前に全部組んでしまいました。荷物を適当に空いている場所に載せて軽くサーフェイサーを吹いたところです。
フロントに木箱や布袋など置きすぎた。これだとエンジンの冷却に支障が出ますね。
これたぶん内側は、塗りにくいよ、すごく・・・。
(2020/09/15)
気持ちコントラストを付けるので今回も白黒でベースを作ってみました。
オリーブドラブを吹いたところです。オープントップ車両の内側もなんとかなりました。最悪の場合は筆塗りで対処すればいいでしょ。
デカールを貼り付けたり、装備品や細かいところを適当に好きな色で塗り分けました。
タイヤは筆塗りで塗装しています。もうそろそろ完成間近だと思う。
一応、運転席のパネルのデカールを貼りました。ピンセットを駆使して奥の方で作業しました。けっこうしんどいのでやっぱりこの製作順番は再考の余地ありか。
(2020/09/17)
同車は1944年までに2万両以上が生産されました。アメリカ陸軍以外にもイギリス、自由フランス軍、ソ連軍に大量に供与されています。M2やM3ハーフトラックと形が似ていると思ったらその原型がこの車両なんですね。アメリカ軍ではほかの偵察用の装甲車でもあるグレイハウンドやハーフトラックに切り替わっていきました。
このキットに付属しているデカール、カラフルな方の国籍マークが謎です。箱絵のマーキングですね。アメリカ陸軍航空隊が使用していたものは青丸に白い星、さらに中に小さな赤色なのに、これは逆です。赤い丸に青い小さな丸が付いた白い星のマーキングです。一説には開戦前に第2装甲師団によって作戦演習に使用されたと聞いたことがあるけどまったく真偽が分かりません。でもアバディーンに展示されているM2A1中戦車のマーキングがこれです。なんでこんな珍しい国籍マークを選んだのだろう?もう一つのマーキングがイギリス軍車両として通常の白い丸に白い星なので無難にそれを選んで、自分の脳内で米軍車両としました。
しかも箱絵ではこのマーキングの車両に搭乗しているのがイギリス兵らしく見えます。これって史実考証的に合っているのか興味があります。イギリス陸軍ではまず見ないマークです。でも戦争中はアメリカ軍の車両にイギリス軍兵士がのることも度々あっただろうから、「マーキング?こまけぇこたぁいいんだよ!!」by 某千葉県知事、で済まそうか。
ヘッドライトの縞模様はホビーボスのインストでは横縞っぽくなっているけどおそらく縦縞にして接着した方がリアルかな。
寝袋、雑嚢、テント用シート、キャンバスシート、予備のジェリカンに布バケツなどいろいろと装備品を積み込んでみました。
後ろに積んでいるこの荷物は何でしょうか、機関銃の銃架か何かかな?
覗き込まないと全然見えないけど、ドライバーズコンパートメントのパネルの計器。
フロントガラスの鋼鉄製の装甲を前に開いてガラスだけになっているところが気に入っています。
後からドライバーズシートやサイドシートにフィギュアを配置する場合はよくよく作業の順番を考えないとあとで苦労します。
今回は全て塗装を終えたフィギュアをあとからスカウトカーに組み込もうと思っていたら、案の定、予想は出来ていたのですがなかなかうまくはまらなかったので一部のバックシートを取り外してからフィギュアを組み入れました。
ブローニングM2重機関銃1丁と水冷式のブローニングM1917A1機関銃2丁を装備。
考えてみてもフィギュアもドライバーズコンパートメントも塗装しないで組み込んだとしても、おそらくうまく塗装できないので、本来なら仮組みのままスカウトカーの塗装を進めてマスキング作業などしながら完成に持っていくのが一法でしょうか。オープントップの車両はいろいろと考えることが多くて大変です。
いまさら言っても仕方が無いんだけどホビーボスというメーカーはあまり実車の調査はやっていなさそうだからマーキング指定図はそんなに信用できません。メーカーさん、申し訳ない!でも、面白いキットをたくさん出しているので貴重なメーカーであります。
今回のキットは組立も塗装もなかなか面白かったです。機関銃が3丁も顔を出していると結構強そうに見えます。また時間があれば今度は米軍のハーフトラックも作ってみたいですね。思い出した、この名前のサイトを始める前、十年以上前だと思うがミートチョッパーM16を途中で破棄した記憶があります。捨ててしまったのでもったいなかった。そのときの貴重なスマートキットはもう手に入らないと思ったらAFVクラブから新しいキットが出ていました。
新しい首相が決まりましたね。正直なところ党役員人事と新内閣の顔ぶれに失望感。特に党役員に関しては墓に片足突っ込んでる状態で日本の未来のために何かできるのかな?年配の人をディスるわけではないけども生前記念のために役職を利用しないでほしいものだ。消費増税以降、マジで日本を滅ぼす勢いは変わってないのが残念・・・。とはじめは思ったんだけどデジタル庁とか規制改革で書類仕事が少しでも効率化されればなぁ。
(2020/09/19)