ドラゴンモデルズのシャーマン戦車。赤軍の戦車です。いわゆる独ソ戦のソ連軍マーキングのシャーマンM4A2戦車です。このボックスアート、砲身が下がっていてあまり強く見えないのが残念。
転輪とVVSSタイプのサスペンションを組み立てました。パーティングラインがけっこう多くて大変。
ドラゴンのキットで組立説明書の訂正シートが入っているなんて珍しいですね。決定的な場所なので作っているうちに気付くようにも思います。
メタル製の砲身が付属しています。ちゃんと直線が出るのでありがたい。
今回はベルト式の履帯です。T49型かな?わざわざソ連にレンドリースされた車両に付いているということはソ連ではこれが主流だったのでしょう。
(2020/10/15)
シャーマン系列の場合は履帯の弛みを無理やり演出する必要はないでしょうけど不自然に浮いていると嫌なのでティッシュを噛ませて乾くまで固定しています。履帯の長さがやや長かったので接続部分の一コマを切り取って詰めました。
防盾カバーのパーツが付いています。けっこうひしゃげた感じなのでぴったりフィットするのかやや心配です。このキットはスマートキット世代の前のものなのかな?だいぶ前に購入したので記憶は定かでありません。でもメタルバレルや適度なエッチングパーツ、こういう防盾カバーのようなラバーパーツなどいろいろ入っているお得感のあるキットに思います。いくらで購入したのかはとうに忘れましたが・・・。
やっぱりキャンバス地っぽい防盾カバーを付けたほうが格好良いよね。そうなると砲身の上下可動を犠牲にすることになります。もともとディスプレイモデルなので特に可動にこだわらないためしっかり接着することに専念しました。瞬間接着剤でしっかり固着しました。
(2020/10/17)
瞬間接着剤をたくさん使用して少し汚くなってしまいました。特に難しいところも無くドラゴンのキットにしてはスムースに組み立てられました。
あとで戦車兵でも乗せてみようかなーと思っているので砲塔ハッチは真鍮線を仕込んで開閉可能にしてみました。
いろいろな荷物を好きなところに取り付けても赤軍のこのシャーマン、デカールが少ないのでマーキングが隠れないところにけっこうたくさん接着できます。あらかじめ場所の確認をしておいた方が良いです。連合軍のアクセサリーだからもしかするとだいぶ違うのかもしれないけど今回は荷物をたくさん載せたかったのでまぁ良いか。
念の為にラバー製キャタピラやメタル砲身、レジン製の荷物にはミッチャクロンを先に塗装しておきました。全体的にブラックを吹きました。
単色塗装の戦車なのでいつものように多少グラデーション効果のため白黒で塗装してみました。
インストにはかろうじてマーキングの指定は記載されているものの、車体色に関する言及はまったく無いことに今気づきました。オリーブドラブとダークグリーンではどちらの方が良いんだろうかねぇ。うーん、オリーブドラブにしておこうかな、ソ連軍も自軍の好みの色に塗り直すほどヒマじゃなかっただろうし、その頃は。米軍のオリーブドラブとソ連軍のダークグリーンは似た系統の色なので友軍から誤射されることも無かったでしょう。「1発だけなら誤射かもしれない。」なんてね。
荷物はナイロン製のひもをロープに見立てて接着しています。一部どうやって固定しているのか判別不能なものもありますがまぁ雰囲気ということで。
装備品の塗り分けなど行っています。あと少しで完成かな。たぶん、寝袋とか雑嚢などは車体の側面にフックを溶接して掛けていると勝手に脳内設定。
遅ればせながら我が家にマイナンバーカードの交付通知が来ました。普通に窓口でもらえるのかと思ったら予約制で役所まで受け取りに行く日まで時間単位で申し込まないといけない。それで嫁も自分も予約は一つずつだし、空いている日時がとにかく少ない。しかも一か月先まで予約が埋まっているときては非効率性ここに極まれるという感想です。土日に行こうと思ったらさらに数か月先になるというのでもう笑ってしまいます。その頃にはコロナ第2波だか第3波がきてまた閉じこもる羽目になってるかもしれません。欧州ではまたビッグウェーブが来ているらしいので自分も気を付けたい。ただの風邪みたいに症状が弱まってくれると良いんだけど・・・。
(2020/10/21)
主砲に75mm砲を搭載したタイプが1942年から44年4月までに8000両以上が生産されました。1944年5月からの生産車両は長砲身の76.5mm砲を搭載したタイプとなり約3000両生産されました。この76.2mm砲搭載型のM4A2はレンドリース法による供与車両としてほとんどはソ連に供与されました。
考えてみると後ろの方にばかり荷物を積み過ぎたかな。もう少しバランスよくした方が良かった。デカールを隠したくなかったけど、フロントには少し積めましたね。
防盾カバーのパーツ、これがやや柔らかいドラゴンスチレンのキャタピラと同じような材質だったんですけど、これを取り付けると砲身の上下可動が固定されました。砲身を下向きにして固定してしまうと箱絵のようにちょっと残念な感じになってしまうので気を付けました。
マーキングは第1白ロシア軍第2親衛戦車軍第1親衛機械化軍団でベルリン陥落直後のものだそうです。
ヘッドライトはクリアーパーツです。塗装が終わってこの部分のマスキングを剥がす作業が好き。
テールライトはタスカ、いやいや今はアスカの説明書を参考にしたら左側だけ赤いライトとして塗るように指示がありました。タスカの組立説明書が一番信頼があるのかな。このキットでは特に指示はなかったです。好きに塗ってよし!ということだと思います。
ペリスコープはツヤありのブラックを塗っておきました。この部分はクリアーパーツになっています。
荷物はナイロンのロープをくくって一応は車体に固定されるようにしてあります、大部分は・・・。中には移動中に落っこちてしまいそうなのもありますが。ロープは塗装している間にやや毛羽立って見た目にも丁度良い感じになった。
ちょっと前に作ったややお色気のある女子戦車兵と撮ってみました。ソ連軍にとってはベルリン陥落直後なので笑顔でもいいんじゃない?これもいいんだけどやっぱり普通のおっさんの戦車兵を乗せてみようかなー。
大統領選の行方が非常に気になります。ここ数十年は外株投資を行っているというのも理由ですけど、やっぱり治安が心配。バイデンだと世界が壊れるんじゃないかな。トランプでも危ういか?ただの小市民が心配しても仕方のないことだけど、とにかくネットとテレビで予測がまるで違うのが興味深いです。
(2020/10/22)
コメント
こんばんは、急に寒くなりましたね。
細密桃源郷さんの製作記には既に米軍や英軍、イスラエル軍のシャーマンが掲載されているので、今回のソ連軍シャーマンも製作記事が楽しみです。
タイムリーにも、今月のアーマーモデリングの記事がシャーマン特集ですが、いかに優れた戦車か分かります。
>このボックスアート、砲身が下がっていてあまり強く見えないのが残念。
ハッチも開いてて、撃破されてスタックしたみたいになっちゃってますね。
(砲身がガントラベルロックに固定されてるので、市街地戦闘に勝利し乗員は一息ついてるのかもしれませんが)。
シャーマンに限らずバリエーションが多く、人気もある車両はボックスアートを書く人もワンパターンにならない様に、敢えてあまり格好良くないシーンや角度で書いたりするのかも。
ボックスアートではV字の滑り止めがあるオーソドックスなキャタピラですが、製品はソ連使用なのか珍しいキャタピラですね。
ベルト式との事ですが、肌色じゃないドラゴンスチレンを初めて見ました。
おはようございます。気がついたら私もけっこうちょくちょくシャーマン戦車を作っていたのですね。あまり評価が高く無いドラゴンキットから製作してあとでタスカを作ってみようと思っていたのですが、タスカ製も2個作ってました。このあいだMENGのジャンボなど2つほど買ってしまいました。アーマーモデリングですか、最近は読んでいませんでしたがシャーマンやっているんですね、参考になりそうなので読んでみようかな。読んでいた頃は高石さんや尾崎さんの作例がとても好きでした。あ、でももう仕上げ終わりそうなのでちょっと遅かったです。
ボックスアートに関してはどうせならベルリン突入している勇ましいシーンなど、もう少し製作意欲をそそられる箱絵にして欲しかったです。考えてみればこの箱絵は異色です。シャーマンはキャタピラの種類が多くて時期や地域によって違うタイプのものを履かせると考証的にはちょっとダメな場合があるようですね。手持ちのパーツで何とかしたいときは無視してもいいかなと思いますけど。今の時期がちょうどエアブラシで塗装しやすいのでいいですね。あと1か月もすると関東も寒くなるでしょう。
こんばんは、「ソ連軍(赤軍)シャーマン」完成おめでとうございます。
この「△154号車」はベルリン戦に参加したソ連シャーマンの中で有名みたいで、手持ちの「ソ連軍戦車のカモフラージュとマーキング」にもカラーイラストで紹介されてました。
燃費や被弾時にガソリンより優位な軽油使用なので、本国シャーマンより優れてるかもしれません。
後期シャーマンのキューポラは窓が上を向いているので中からどんな感じで外が見えるのか気になるところです。
>ちょっと前に作ったややお色気のある女子戦車兵と撮ってみました。
確かに、モデル体型で髪型も現代風の美女なので、当時の女性戦車兵というよりは、現代人が当時のコスプレをしてるイメージかも。
来月のアーマーモデリングが「女性フィギュア特集」なので、こちらもシャーマン戦車と共に先取りですね!
>ソ連軍にとってはベルリン陥落直後なので笑顔でもいいんじゃない?
戦後の占領統治に関与しない部隊がどれくらい滞在してたのか分かりませんが、記録写真でも戦闘終結後少し落ち着いてからと思われる写真では笑顔の兵士も多いですよね。
タミヤのJS-2の戦車兵フィギュアなんか笑顔でキューポラに腕かけてて正にそんな感じですw
こんばんは。そうなんですか?グランパの別冊ですよね。私も持ってました。確認したら32ページにイラストがありますね、あと93ページに写真が載っていますけど砲塔の番号までは光っていて良く見えません。私が作ったもののように後ろにシーツが積んであって良かった。それと車体色はオリーブドラブで良かったみたいです。この冊子はスローガンの参考の時くらいしか読まないので忘れていました。次回のアマモは女性フィギュアですか。そういえば大昔に大将モデリングの女子フィギュアを買ったものがいくつかありました。こんど作ってみます。ジルプラのもいくつか買ったんですよね、ちょっと高いけど。
最近ズベズダがWWIIソ連戦車をリニューアルしているみたいでこれもいくつかT-34を買ってみました。ロシアものはもっと人気出ても良いですよね~、いろいろ興味深い車両が多いです。昔よりは手に取る人も増えたのかもしれません。
おはようございます。
そうです、グランパの別冊の奴です。お持ちでしたか!
あの本はイラストも多く、ソ連戦車好きとしては見ててテンション上がります(笑)
近年はグーグル翻訳とかもあるので、スローガンを手書きする人にはやり易いかもしれません。
車体色に関しては塗料の経年変化もあるのでそこまで気にする必要はないかと思います。
個人的な経験で恐縮ですが、自衛隊の高機動車なんかも新車、再塗装後、それぞれの色落ち後で色合いが違いますし、
駐屯地に飾ってある74式戦車なんかも時々再塗装するのですが、緑と茶色の車体が時間と共に白みを増してきて、緑青みたいな感じになります。
模型でも私はソ連戦車はタミヤのオリーブドラブ2を使うことが多いですが、塗装直後は緑系だったのが、暫くすると茶色っぽくなります。
ズベズダの新しいT-34/85は結構良いみたいです。ちょっと前にソ連シャーマン(75mm砲)も出してました。
ソ連戦車と言えば、タミヤも最近KV-1をリメイクしましたね。T-34シリーズのリメイクも期待したいです。
近年模型でソ連・ロシア物も増えてきた背景には、90年代にどん底になったロシア経済が落ち着いて、ロシアも市場となってるのと、ソ連崩壊で資料が出回って充実してきたのもあるみたいですね。
ズベズダシャーマンも買ってみようかと思ったんですけど、さっきドラゴンのレッドアーミーを組んだばかりなのでしばらく様子見としました。そういえばタミヤからKVがリリースされていたんですよね。かなり前のとどう違うのか興味あります。KVもけっこうトランペッターのを組んでいるのでもう少し先になりそうです。戦車の車体色はさすが経験者ですね。おっしゃる通り、製造後の期間や季節、メンテナンス状況で見え方が変わるのでそんなに気にしなくても良さそうですね。多少は調べてもあまり気にすると手が進みませんから。