イスラエル国防軍のミラージュIII CJを製作してみます。今回はホビーボスの製品です。このホビーボスのミラージュIIIってエデュアルドのコピーかな。パーツ割がほぼ一緒のようです。デッドコピーならなおさらいかんですね。
一応、極小の釣り用おもりを機首に一つだけ入れておくことにしました。
いまいち上手い具合にコックピットが収まらないのでいろいろとこねくり回しています。塗装そっちのけでとりあえず組んでから考えよう。いつもとはだいぶ工程が違うんですけどね。
コックピットの前部になんだか隙間がたくさんあって心配な感じですが、キャノピーを被せるとどうやらこの隙間は隠れる仕様になっているみたいです。
(2020/06/29)
キットのパーツにはけっこうバリが多いし合いも良く無いです。いつ頃リリースされたんだろ、けっこう昔のキットなのかも。いつ積んだのか覚えてないし。
以前、エデュアルドのミラージュIIIcを製作した時もそれなりに苦労しました。今回はそれより組立にはやや困難度が上がっている気がします。パーツ割が似ていても精度がちゃんと出ていないのかもしれません。
うーん、なんかシートの上部が干渉してキャノピーが綺麗に嵌まりませんね。なんでだろ?普段はキャノピーオープン状態にしない方が好きなんですけど、シートを削るよりは開状態で作る方がリスクが無いかな。シートの付け方間違ったのかもしれません。そんな事は無いと思うんだけど、もう困ったな。
デルタ翼と機体を接着するのにも合いが悪いです。仮組みでこねくり回しても埒が明かないので無理やり接着しました。隙間はあとで埋めればいいや。コックピット下部のランディングギア格納庫も機体下部パーツとちゃんと合うのか心配になって仮組みしたら大丈夫そうでした。ホビーボスのキットは基本的に過去の経験から疑ってかかってしまいます。
(2020/07/01)
車輪とランディングギアはあとから取り付けるので、それ以外は出来るところまで組み立ててしまいました。
先日の関東上空の火球、映像で見たらすごいですね。異次元の目が開いているみたい。幻魔大戦、来たよーーーーーって私も古いですね。あるいはコロナのワクチンが地球外から届けられたのかも…。
(2020/07/04)
キャノピーは磨いて洗ってみたけど、もう少し磨いた方が良いかもしれません。
シートベルトには雰囲気的に何か付けておいた方が良いかなーという軽い気持ちでF-14のものを使ってしまいました。なのでミラージュのとは形状が少し違います。
他の作例を見るとコックピット内はグレー系ではなくてブラックが多いのでそちらが正解かもしれませんね。コックピットパネルにはデカールを貼っています。
コックピットを開状態で仕上げるので、できるだけマスキングテープで座席をマスクしました。
先週末に秋葉原に用事があったのでついでにボークスでファレホの塗料を数本買いました。ファレホのモデルカラーが結構好きなので買ってるけど、ボークスが電車で15分以内に無ければ買わずに済ましていたかもしれません。通販だと送料高いから…。人出はアキバだけでなく新橋、銀座も含めてかなり混雑していましたね。
台風の前のただの梅雨なのにこんな大水害。台風シーズンにはどうなってしまうのだろうか。コロナもあるし毎日蒸し暑いし、みなさんも体調に気を付けて欲しいです。
(2020/07/07)
Mr.カラーの314番、ブルーFS35622をエアブラシしました。すこし濃淡付けておくといいんじゃないかな。
面倒だけどこのマスキングをなるべくちゃんとやっておいた方が、あとでリタッチが少なくて楽できると思います。
今回の戦闘機は迷彩塗装です。イスラエル空軍の迷彩色、今回はMr.カラーの43番ウッドブラウン、44番タン、312番グリーンFS34227を使用しました。中東の砂漠に溶け込みそうな色合いですね。
東京の感染者数、本格的に増えてきたので心配です。それなのに今月はGo to キャンペーンってホントに始めるのかな?お盆の帰省もそうだけど東京からウイルスをまき散らすことになりそうな予感。
(2020/07/10)
デカールの品質は結構良さそうです。イエローが鮮やかで綺麗です。
(2020/07/12)
ミラージュIII CJが完成しました。ミラージュIIIはフランスのダッソー社が開発した戦闘機で運用開始は1961年からです。最大速度はマッハ2.15。今回製作したイスラエル空軍のミラージュIII C型はIII CJ型と分類されています。
このキットでもあるイスラエルはミラージュIIIの最初の輸入国でした。1964年頃にはミラージュIIIで第101飛行隊、第117飛行隊、第119飛行隊の3個飛行隊を編成しました。1967年の第3次中東戦争(6日間戦争)では、アラブ側のMiGに対し圧倒的な強さを見せました。
第3次中東戦争の時期は空対空ミサイルの信頼性が低く、多くは機関砲を使ったドッグファイトを行っていました。アラブ側のMiGも機動性が良く、戦闘機の機動性はややアラブ側が上回っていたがパイロットの練度ではイスラエルの方が上だったようです。
完成目前、キャノピーのマスキングテープを剥がしたら隙間から塗料がが染み込んでいました。何の気なしにMr.カラー用のリターダーが手元にあったのでそれで塗料を拭いていたら、キャノピーが溶け始めました。ツールクリーナーと同じくらい強い溶剤なのでしょう。途中から乾燥後にガイアカラーのブラシマスターで拭いたらキャノピーは溶けませんでした。長時間だと分かりませんがこちらの方が弱めなのか。なるべくヤスリ掛けとコンパウンドで修復しましたが、なかなか難しい作業です。
第3次中東戦争の話の続きですが、対空戦では約50機撃墜に対してイスラエル空軍の損害は10機と言われ、地上駐機していたアラブ機に対する撃破数は400を超えました。これは奇襲攻撃であったこととイスラエル側の諜報活動のバックアップが大きかったと言われています。とにかくこの戦争で精強なイスラエル空軍という強烈な印象を与えました。
結論として、冒頭でオモリを入れたのは正解でした。もし入れていなければ尻もちを付いたでしょう。
機体下面にもいろいろとデカールを貼りまして、割と精密感がアップしているんじゃないかと思います。
軽くウォッシングをしたので細かいモールドが引き立って良いです。
サイドワインダーの塗装指示がどこにもないですね。イスラエル空軍のサイドワインダーははてどんな塗装なんでしょう。いろいろ調べてみたら全体が白でシーカーと後部のウイングだけ少しグレーっぽくすればよさそうです。細かい字のコーションデカールが付いていました。
けっこう作りにくいキットで途中モチベーションが下がって、いろんなところ仕上がおざなりになってしまいました。でもけっこう変わったマーキングのかっこ良いイスラエル空軍ジェット機が完成して満足です。
(2020/07/15)
コメント
断面形によってはクリアパーツにパーティングラインがあるのは仕方ない、と言っておきながら、私自身はクリアパーツにパーティングラインあるの苦手です(笑)
磨く以外の透明度を上げる方法だと、要は表面が平滑になればいいので、光沢のクリア塗料を塗るとか、タミヤのワックスやハセガワのコーティングポリマーを使うという対処法も(前者は強力な溶剤だと表面がかえって荒れたり、経年変化の可能性、後者は上から塗装するとはじいたり、後から塗るとつや消しに染みのようになるのでちょっと気を遣いますが)
ホビーボスは船の船体形や航空機の外形が似てないと言われることが多いのですが、嵌合の設計ミスもちょいちょいありますね。1/35キングタイガーも嵌らないパーツがありました。市販書の図と比べてみると個々の寸法は間違ってなかったので、個々のパーツのわずかな端数を両方とも切り上げた結果だと思います。こういったとこも品質だと思うのですが、一流には今一歩といったところでしょうか。このメーカー抜きでは全然そろわない分野もあるので頑張ってほしいですね。
こんばんは。クリアパーツに溶剤ですか、なんだか難しそうですね。むかしエナメルシンナーを間違ってつけたら白く濁ってしまったこともありました。ホビーボスって作りたいアイテムけっこうあるんですよね。ラインナップもけっこう多いですし。キングタイガーは購入を迷ったんですけど他の新興メーカーのものを買っていたので今後余裕があれば作ってみたいです。ホビーボスは開発にあまり時間を掛けずに実機取材などもやっていない印象です。全体的にもう少しパーツの合いが良ければ好きなメーカーになりそうです。
光沢クリアー(もちろんつや消しはダメですね)を塗るというのは、水性クリアーとかならほぼ大丈夫で、強いラッカーや工業用使ってる人など、プラスチックを侵すものだとまずいというわけです。エナメルはそこで引っ掛かりますね
経年で劣化の恐れもあるので、あくまでずぼらな人がデカール保護のついでにやる気休めのような方法でしょうか。ランナー片で大丈夫か試す手間を考えれば手軽とも言い難かったり
因みにホビーボスのキングタイガーはシルエットのミスなどの破綻はなく正確さという面では今のとこ一番マシなキットっぽいです
嵌合と、細かいけどシャープさに欠けるモールド、一部鋳造じゃない部分に鋳造みたいな表現ついてたり、型抜きのかんけいで、鋳造表現が中途半端になってることを除けばですが(但し書き一杯ですね)気になるアイテムで何とも悩ましいメーカーです
こんんちは。ホビーボスのキットは他がリリースしていない軽戦車がたくさんあって作りたいものも多いです。過去、いくつか作りましてなかなか楽しめました。最近はチェックしていないのでわかりませんが一時期怒涛のリリース速度で凄いなぁと思っていました。海外キット全般に言えることでもありますが、もう少し実機や実車解説があっても良いかなぁと思います。逆にタミヤの一部のキットやファインモールドくらい詳しいと捨てるのが申し訳ない解説パンフレットですけどね。最近のようにたくさんのメーカーが勃興すると良いキットがたくさん出そうで嬉しくなります。
ミラージュⅢCJ完成おめでとうございます。
大部悪戦苦闘されたようですが完成品にはそれが目立っていない事が
さすがです。
しかしイスラエル空軍ってしっかり機体に迷彩を施しているのに
これだけ目立つ敵味方識別マーク?を付けているのが何を考えて
いるのかわかりません。
こんにちは。コメントありがとうございます。最後まで完成出来て良かったです。確かにこれだと迷彩塗装の意味が無いですよね。素人考えですが敵味方識別の為なんでしょうかね。これだけ大きな黄色三角だとよほどのことが無いと友軍からの誤射がありえないように思えます。気が付けば飛行機ばかり作っていたので今度はまた戦車でも作ろうかな。