スマートキットのIII号突撃砲です。冬季装備のヴィンターケッテを装着ています。
東京は毎日35度以上とあまりにも暑いので何気なく冬季迷彩の戦車を手に取ってみました。以前製作したIII号突撃砲G型と基本的には同じような設計です。
(2013/08/14)
足回り製作中です。モーターツールを使うと比較的効率的に作業が進みます。タイヤのパーティングライン消しなどはお気に入りの音楽を聴きながらまったりと作業。
足回り完成しました。アイドラーホイールや車体後部にもエッチングパーツが使われています。見えない部分へのこだわりでしょうか。
(2013/08/16)
フェンダーは左右の後部、両方とも跳ね上げ状態としました。組立て説明書は誤表記やあまり詳しい説明が無かったのですが適当に解釈して組み立てました。
説明書にはヒンジ部分のパーツ指示の抜けがありましたが、ここも想像力でカバー。
接着したら見えなくなってしまう割りに、ハッチ裏のロック部品まで付属しています。せっかくなので可動状態にしてみました。結構リアルです。
戦闘室上部の砲撃時の煙を強制排気するベンチレーターです。この部分は普通に作ったら見えなくなりますが、すごいこだわりです。
上記ベンチレーターの上部には排気ファンも再現されています。カバーが付くので普通は見えません。こういうこだわりの労力を少し組立て説明書の再確認に当てても良いのでは?と思ってしまう。キット自体は最高です。
戦闘室右側の無線室など。かなりディテールは細かいです。なかなかかっこ良いが、どれくらい見えるものか。
ペリスコープの内側は透明部品です。工作マットの四角が1センチなのでずいぶんと小さいです。外から見るとただののぞき穴だけれども、内側はこのような機構になっていると分かるのは面白いです。
(2013/08/16)
手榴弾投げ込まれ防止の金網パーツです。インジェクションとエッチングパーツの両方付属しており、どちらか選べます。接着など取り扱いやすさだとインジェクションのプラ製ですが、ここはドラゴンの心意気に呼応してエッチングを選ぶことにします。
短機関銃にエッチングパーツの留め具を付けたところです。アンテナは基部との接合がいも付けなので間に真鍮線をかませて接着強度を上げています。
(2013/08/18)
D11 前部装甲パーツの取り付け指示がインストから抜けていて最後まで気が付きませんでした。機銃はどうするんだろう?インストでは特に組み付け指示がないけれど、パーツはあったような?ドラゴンの部品はめちゃくちゃ多いし、不使用分もかなりあるので良く分かりませんが、後で考えることにします。
(2013/08/18)
左右のフェンダーと前部、中央戦闘室、後部パーツと組み上げて最後に一気にあわせるという方法は実はあまり好きではありません。最後まで形になるのかわからなくてもやもやするので、一気に組んでしまいました。結構最後の工程が大変です。なんとか突撃砲らしくなってきましたが、ところどころ隙間があるかも。
あと、いくつかパーツを付けてキャタピラを巻けば組立て完了です。ここから見ると前部装甲のボリュームがかなりあります。
ここまで組んでふと思ったのが、結構内部も良く見えるのにどうやって塗装しようか?うーん、あるいはフィギュアで塞ごうか?せめて戦闘室くらい白で塗装しておくべきだったかなぁ。
(2013/08/18)
車両本体はもう少しで完成ですが、気分転換にフィギュアを製作します。ミニアートのドイツ戦車兵冬季バージョンです。この箱絵は4号戦車に乗せなさいと言っていますが、あえて3突に乗せてみます。
このフィギュアは結構組み立てにくいところがあります。特に防寒着とそのフードの接着、フードとヘッドの接着がフィットしないので、逆にある程度自分の好きにポジションを取ってあとは、パテで修正すれば良いのではないでしょうか。
とりあえずリラックスしている1体目。まだ隙間など埋めていません。スキーウェアを着ているような感じです。
ちょっと周囲を警戒中の2体目。このキットのフィギュアは全体的に表情が固いですが果たして上手く塗装できるのか心配です・・・
3体目。あまりフィットする場所がないので無理やりここに座っています。いずれのフィギュアもちょっと車両のアクセサリー程度に置いておきたいだけなので、あまりフィット感がなくてもよいかなぁと思っています。実際のところどこに置いてもぴっちりいかないものもあり、多少改造の必要もありそうです。
ふんぞり返ってちょっとドヤ顔の士官です。車長はこの位置で良かったのかな?あとでヘッドフォンコードをはわせないと。
ただ、立っているだけの戦車兵。意味不明にこの場所に立たせています。無理やり全員、あるていどフィットする場所に載せると、みんなばらばらな事をしているようです。まぁ、自由時間だからよいことにするか。
3号突撃砲の搭乗員は全部で4名なのですが、勢い余ってすべて組んでしまいました。一人は他の車両から世間話に来たことにでもするかと。基本的には皆さんリラックスしている雰囲気です。
(2013/08/27)
ヴィンターケッテを組むにあたり、キャタピラに追加する氷の滑り止めがありました。間隔にパターンがあるようですが一番狭い間隔で取り付けることにしました。
左右のキャタピラで合計60枚ほど、滑り止めを接着しても20個くらい余るので多少なくしても問題無さそうです。車両後部に載せる予備キャタピラにも好みで14枚必要になります。
(2013/08/30)
(2013/08/30)
うろたえつつも、フィギュアは目立つ隙間をパテで埋めて塗装の準備です。それでしばらくキャタピラの対策を考えて・・・。
リカバリーの途中経過、はしょりましたがけっこう大作業でした。流し込み接着剤をたらしながら少しずつキャタピラを剥がして、途中小さい転輪が2個もげましたが補強して再接着。流し込み接着剤を大量投入して、もう一度多少キャタをやわらかくして起動輪などの曲線にフィットするように少しずつ調整しました。
(2013/08/30)
ドラゴンはわざわざ左右のキャタピラを濃いグレーと薄いグレーに色分けしてくれているわけです。こういうミスをする輩がいるから。
(2013/08/30)
3号突撃砲はやはり車高が低くてかっこよい。
(2013/08/30)
キャタピラの修正で多少アラがありますが、そこは雪のウェザリングなどでリカバーできるかもしれません。機関銃を載せようかと思っていましたが、キャタピラの修正が完了したら一息ついて、もうそんなのどうでも良くなりました。は~疲れた。
(2013/08/30)
ちなみに右前に無意味に土嚢が積んであるのは、フィギュアの修正で余ったポリパテで戦車クルーの座布団のようなものを作ってみました。けっこうフィットして良い感じでした。塗装が終わったらまた乗せてみます。
(2013/08/30)
基本色とキャタピラや転輪のゴム部分の黒を塗装しました。エアブラシでもある程度塗り分けできます。
(2013/09/15)
ダークイエローの車体基本色を残しながら薄っすらと冬季迷彩を施したというイメージでエアブラシを吹きました。部隊マークは白のデカールなのでその部分は白吹きを控えめにしています。
白く塗装してようやく雪中の戦闘員という雰囲気が出てきました。フィギュアは筆塗りする前にラッカー塗料で基本色を大まかに吹きました。ここまで車両とフィギュアの工程、すべてエアブラシです。さすがにこれ以上は筆塗りでないと無理っぽいです。
(2013/09/15)
最近忙しくて全然模型に手が付きませんでしたが、気合を入れて完成しました。キャタピラの向きを履き違えた修正にもめげず、フィギュアも一応完成させました。
白でウォッシングをした後でグレーでも行おうとしましたが、あまりにも車両が汚くなるので中止しました。迷彩塗装と雪が積もっている部分で多少変化を付けました。
ふかふかでさらさらな雪をイメージしてタミヤの情景テクスチャーペイントの粉雪を使用しています。以前も使いましたがなかなか使いやすいです。乾く前に掃除をすれば筆も傷みません。
フィギュアを乗せると狭くてなかなか入りません。結構窮屈な車両なので乗員もさぞ苦労したでしょう。
マーキングはインストによると第901突撃砲旅団の1943年ハリコフにいるときのものです。
開けられるところはできるだけ開いたままか、開閉できる状態で製作しました。中は作りこまなくても暗いのでそれほど気にする必要は無いかと思います。
鳥かごのような手榴弾投げ込まれ防止の金網が特徴です。ところどころ車両上面には雪が溜まっています。
車長のヘッドホンコードは電源コードをほぐして細い銅線をつなぎました。一応、ロシアの極寒で戦っているので今回の5名は寒そうな顔色で塗装してみましたがどうでしょう。
ちょっとひげをやりすぎか。白い防寒服は塗装が難しく、あまり影を書き込むと汚くなってしいます。戦車の冬季迷彩がどちらかというと控えめなので、戦車兵の服は真っ白くらいで良いかと考えました。
最終的に肌色部分もユニフォームもすべて、フィギュアは油彩で仕上ました。影のブレンディングも乾燥時間が長いので落ち着いてできてよいと思います。乾燥時間が長すぎですが、仕事が忙しく一気には作れないのでちょうど良いです。
右のおじさんはどこまでも続くロシアの白い平原を前に放心状態なのかも。この人は割と上手く顔を塗れた方です。
フィギュアは乗せているだけで座りが悪いのですが、5人乗せると車両だけのときに比べて躍動感が出ている気がします。一応3号突撃砲の定員は4名です。一人は部外者ということになります。
くつろいでいるんだか、見張っているのか5人とも勝ってなことをやっているように見えます。次回はもう少し各人の関連性を持たせるべきか。袖章付けている兵と付けていない兵がいます。おそらく付けているのは士官と軍曹くらいなのかもしれません。パッケージには2人しか付いていないので手書きで加えました。
この構図、結構気に入りました。進撃している雰囲気が出ています。特殊なキャタピラを装着していて珍しいこともあり、製作も塗装も楽しんで行えました。
(2013/10/05)