タミヤの古いキット、SU-85です。単体ではもう絶版だと思いますが何年か前にウェザリングマスターと引っ付いて売っていた記憶があります。絶版というわけもないのかな。ツングースカの組み立てが大変なのでちょっと気分転換に手を出しちゃいました。「襲撃砲」ってなんだか強そうなネーミングではありますが駆逐戦車か自走砲ですね。
とても詳しい独ソ戦の解説とSU-85の活躍が説明されています。これを読んだら自然にパーツを切り離しています。恐るべきこの解説の威力。
金属の棒が付属していました。乾電池のモールドやスイッチの穴があるのはモーターライズ時代の名残でしょう。
車体上部の組み立てがほぼ完了しました。屋根にちょっと隙間ができた部分がありますがパテで修正すれば問題ないでしょう。
(2016/02/04)
タミヤのキットに付属しているベルト式キャタピラは車輪の曲面に接触した部分は曲がってしまい、キャタピラのカクカクした感じが出ないのが一番残念なところです。このあたりはキットに文句を言うのも筋違いでしょうね。
大昔のキットの文句を言っても仕方がないので、ストックのAFVクラブからベルト式キャタピラを持ってきたところ、意外に出来が良いのにびっくりしました。一枚一枚の曲がり具合がとても良いです。この出来で別売りしてくれれば、それほど高くなければ連結式よりも価値があると思いました。AFVクラブのキットには他の連結式を使ってみるので今回は流用しちゃいます。
牽引ワイヤーロープは金属製に変更しました。ステンレスワイヤーなので取り扱いが難しいですが焼きなましたら多少楽になりました。低い車高に突き出た砲塔がなかなかかっこ良い。ドイツの駆逐戦車ラングとそっくりなフォルムですな。
最近製作した中でもずいぶんと成型色が濃いです。あまり色が濃いとモールドが分かりにくいものですね。
キャタピラはこの出来ならもっとアピールすれば、ベルトを初めから敬遠している人もなかには納得する人もいるんではないかな。この仕上がりなら全然問題なしと感じます。AFVクラブのベルトキャタピラは意外とあまり悪くないのかもしれない。そもそもタミヤが別売りでこういうの出してくれればなぁ。なんか、ベルトキャタピラが嫌でAFVクラブのハーフトラックなんか敬遠していたんだけど実は良いキットなのかも。
最前と最後の車輪の近くと真ん中辺もですが、履帯はなるべく浮かないようにしたほうが自然に見えます。
車両とぴったりフィットするフィギュアが1体付属しているので、さっそく組んで合わせてみました。
(2016/02/18)
フィギュアは今回は水性塗料で塗装しました。
最近、暖かい日もちらほら出てきて窓を開けての塗装もモチベーションが上がりやすいんだけど、スギ花粉症がひどくてあまり開けたくないんですよね。小学3年生くらいからの花粉症ベテランなので気が重いです。かれこれ35年以上付き合ってるよ、花粉とは。杉の生えていない国に移住しようかな、ホントにもう。
油彩でもう少し明暗を塗装しました。髪の毛や顔もちょい細かく描きましたが、あれ?って感じです。
タミヤアクリルで塗装してからランダムに剥がして下地を出しました。今回は塗装の剥げや汚れは多めに付けようかと思います。
(2016/02/21)
最近、大昔のドラマなんですけど「エイリアス Alias」を観ています。途中で歌が入ったりと古臭い、「アリー My Love」みたい。脚本がしっかりしているので昔の作品だけどすごく面白いです。ただ、1話目でキャラクターや設定がぶっ飛んでいてハズレかなぁ、と思ったんですけどなかなか良いです。1話目を乗り越えたらはまりました。ポケベルを使っていたり、車が微妙に古かったり、新兵器と言って自慢げに使っているものが今現在は実用化されているところもあるんですけど・・・。
当時のT-34は76.2mm戦車砲を搭載しており、ティーガー戦車を撃破するには相当近い距離まで接近しないと無理でした。この51.6口径85mm対戦車砲は1000mでの貫通力が110mmあるのでティーガーIの前面装甲100mmを理論的には貫通できます。
SU-85は合計で約2,000両生産されました。終戦まで活躍して、戦後はワルシャワ条約機構の各国の軍隊に供給され1960年代まで使用されたようです。
今回はキャタピラを結構アピールしました。自分の中で、ベルト式なのにカクカクしているというのが結構な驚きで嬉しかったもので。
ワイヤーは金属製に交換しました。精密感が向上するのでおすすめです。ていうか説明書にはプラパーツを火であぶって柔らかくして車体にフィットさせよう、みたいなこと書いてありましたがそんな器用なこと自分には無理です。
あまり大きなデカールを貼る場所がないんですよね。他のキットから赤い星を引っ張ってきました。
製作記ではアンテナが太すぎたように思うのでもう少し細いものに交換しました。
今回のウェザリングは油彩やパステルを水性塗料のシンナーで溶いたものでウォッシングをしたりドライブラシなど行いました。やりすぎかもしれないけどいい具合に表情に変化がついた部分もあって面白いです。
ライトは透明レジンにちょい縦線を彫ってヘッドライトっぽくしてみました。ぱっと見だとけっこう本物っぽく見えます。もっとピッチを均一にしたほうが良かったかな。
フィギュアはあいかわらず顔の塗装が難しい。ヘッドの大きさ、これで直径3倍くらいの写真です。モニターによって違うのかな。
一つ疑問なのが戦争中はずっとこの作業着だったのか。あるいは着替えがいくつかあって攻撃時にはカーキのユニフォームを着ていたんでしょうか。ハッチの裏側はどうなんでしょ?大きなパネルで真っ白だと戦場でも目立ちそうなので車体色で塗装しました。
最近はキットの値段もずいぶん高くなりましたが、昔のキットを気軽に組み上げるのも楽しいかと思います。今回はキャタをAFVクラブのから持ってきてしまって、結局次回作るときに別売りキャタピラを使用するので玉突き状態なんですけど。手元にモデルカステンやらAFVクラブのキャタピラなどあるのであと必要なのはやる気なんですけどね。
(2016/02/24)