ロシアの戦闘機を作りました。2015年4月の製作です。
このあいだ、近くの模型店に製作中のメルカバIVのシナイグレー調合用に塗料を買いに行ったところあいにく売り切れだったのと、ついつい目に入ったこのフランカーがなかなかかっこ良くて衝動買いしてしまいました。以前、F-15Eを製作してからまた何か作りたいとおもっていたんですよねぇ。
箱を開けてみると上下のパーツの大きさにびっくり。仮組したところ特に問題なさそう。はて、どういう順序で組んだら良いものか??
裏面の主翼の合わせが少しはみ出る感じです。片側につき0.6mmくらいかな。接着するときに少し削ればOKでしょう。
とりあえず機体内部色でコックピットを塗装しました。おっと、シートは本当は黒っぽい塗装なのであとで塗り直します。
(2015/03/18)
このキットにはたくさんの武装がついているのでフル爆装にしてみます。塗装図の端に武装関連図が載っているので、R-27R・R-27ET・R73とB-8を搭載することに決めました。何をどこに取り付けるか今のうちに決めておかないといけません。
模型とは関係ないんですが、こないだPCのビデオカードでGTX960を購入しました。今まではオンボードのHD4600だったので約8倍の描画速度向上のようです。まるで石器時代から現代に来たくらいの進化です。過去に買ったけれどプレイしていなかった3Dゲームなんかがぬるぬる動いて感動、Tomb Raiderなんか荒い画像でのプレイよりそれこそ何倍も面白い。
どのように組み立てれば効率がよいかとタイヤのホイールやエンジンナセル、コックピットのレバーをちょこちょこと塗装しましたが、結局のところエアインテークの内側を塗らないことには機体そのものが先に進まないようですね。
ホワイトははじめはフラットホワイトを塗装しましたがいまいち隠ぺい力が弱くて何度吹いても薄くグレーの成型色が見えるきたしたのでMr.カラーGX1クールホワイトを使用したところ比較的順調に真っ白となりました。
1/72は簡単かなぁと思っていましたが組立も塗装も難しそう。機体も大きいし。フル爆装にするとミサイルの種類や装備箇所とパイロンの形状の組み合わせがややこしいです。パイロンと機体下面は塗装色が一緒なのでおそらくパイロンを取り付けてから一気に塗ったほうが良さそうです。
あまり大きな問題もなくエアインテークを本体に取り付けられました。この辺の工作が難しかったです。複数の曲面がパーツをつなげることで最終的に一つにまとまり美しいフォルムになります。ただ、いろいろと微調整や整形する部分がありそうです。
この時点でミサイル取り付けのパイロン関連の穴を主翼下面に開ければOKでした。どこに穴を開ければよいかパーツにマークがあるので簡単です。
(2015/04/09)
今頃になってようやくシートをはめ込みます。コックピットはあまりいじっても奥までは見えないかなぁということでそのままにしておいて、シートには鉛板を切り出したシートベルトを追加してみました。
はじめに白い部分を塗装してからコックピットはマスキングゾルとテープの併用、他はマスキングテープを使用しました。
紙を切り抜いてマスキング。最初は大変そうでしたが慣れてくると切り絵みたいで面白い。緑色の練りけしは便利かと思ったのですが弾性がありすぎて使いにくく細かい作業には不向きでした。
裏面はこうなっています。テープの無駄遣いのような気がします。
面白いと思っていた作業も頭の中がややこしくなってきました。素直に組立塗装図を拡大コピーして切り抜いたほうが利口だったかなぁ。
マスキングの効率を考えると、ライトブルーを基本色で最初に塗装したほうが効率がよかったです。マスキング作業がとてつもなく大変になってしまいました。ライトブルーはそのままだとあまりにもヴィヴィッドな色合いなので他の2色を適度に混ぜて彩度を落としました。そのほうが3色が調和するでしょう。
はい、説明書を見ながら何とかマスキングしていますがもうごちゃごちゃでどうなることやら。前回製作したスピットファイアみたいにシンプルなパターンなら楽ですがフランカーは三色入り乱れているので難しいところです。
わりと良い感じに吹けたかなぁ。まだ、エンジンの排気口や細かい部分の塗装が残っていますがようやく一つ峠を越えた感じです。
(2015/04/11)
クリアーを吹いてからデカールを貼っているところです。細かい部分やエンジンノズルをもう少し塗ったら完成です。あともう少しというところですか。おっと、右下のロケット弾ポッドを塗装するの忘れていました。フル爆装なのでこのほかにもミサイルがあっていろいろ大変。
(2015/04/14)
ロケットポッドをシルバーで塗装しました。ごちゃごちゃとデカールの注意書きを貼り付けたらよい感じです。先端、ちょっと整形ミスな部分もありました。
あひょー、大失敗です。最後の最後にキャノピーのマスキングを剥がしたらなぜか内側が曇っています。うーん、これはショック。原因としては接着剤を使いすぎて中で悪さをしたか、たくさん重ね塗りをしたのでちょっとした隙間から塗料が入ってしまったのか。あー、どうしましょうかねぇ。かなりガチガチにキャノピーを接着してあり簡単に外れそうもありません。ちょっと考えます。って最近このパターンですね。
(2015/04/16)
Su-33、NATOコードだとフランカーDです。ようやく完成しました。Su-27を空母で運用するために改造された機体です。この機体、1/72なのに大きくてバックからはみ出してしまうことが多いです。なかなかの迫力があります。
1対1でF-15と戦闘をすれば実力は上なのではという話も聞きます。ただし早期警戒機を含めたシステムでの多数対多数だと米軍のほうが有利でしょうか。
はじめはコックピットを閉じてフィニッシュだったのですが、製作記にありますように内側が汚れてしまいました。苦労して流し込み接着剤などでキャノピーを外して内側をきれいにして開状態で完成としました。磨きなおしたらすぐにきれいになったのでおそらく隙間からエアブラシの乾燥したミストが入り込んでしまったのでしょう、反省ですね。
まぁ、コックピットが開状態なのも見た目がけっこうカッコ良いので、良くリカバーできたほうだとと思いたいです。
このフランカー、とてもスマートな機体で機首から機体中央にかけての曲線がとくに美しいです。ロシアでの愛称はジュラーヴリク(Журавлик)意味は鶴の可愛い呼び方だそうです。ロシアの兵器なんだからNATOコードネームよりこの方が良いですけどね。
ロシア海軍空母アドミラル・グズネツォフ搭載、第279独立艦載戦闘機航空連隊の72番機です。鷲のマークがトレードマークのようです。ロシアの三色旗もソ連軍の赤い星と並列で表示されています。
レドームの脇に放射線マークが貼ってあります。放射線?電磁波かな。
エンジンノズル周辺はインストでも3色に塗り分けるよう指示がありました。このあたりもう少し早めに塗り分けていれば後で苦労はしませんでした。はじめに明るいシルバーで塗装していたので少しこすると下地が透けて多少変化が出たかなぁ。エンジンの塗装は改善の余地大いにありです、なんてF-15Eのときも同じようなことを言っていたかな。今回は排気口の内側もドライブラシをしてちょっとリアルにしてみたのですが。
意外と細かい塗り分けが多くて大変でした。細かい塗り分け部分も基本塗装としてラッカー系塗料で統一すべきでした。エナメルなら修正も簡単なので便利かと思い、さらにラッカー系クリアーでコーティングすればウォッシングでも問題なかろうと考えたのですが塗膜が不安定なようです。
今回はフル兵装で全てのパイロンに搭載しました。外側の2本はR-73アーチャーミサイル、その内側がR-27アラモミサイル、銀色のは80mmロケット弾ポッド、真ん中の4本もR-27アラモです。
ロケット弾ポッドは外側から3つ目のパイロンがベストなのですがちょっと間違っちゃったようです。R-27アラモミサイルと場所を交換したほうがよかった。
白いミサイルにも軽くウォッシングをしたのですがどうなんでしょう。ミサイルは新品のままであまり汚さないほうがリアルなんでしょうかね。
いまいちジェット機の組立や塗装のタイミングがまだあまり分かりません。でも、組立ながら塗りながらというプロセスにだんだん抵抗感がなくなってきました。
今回も粗が見えるのを恐れずに果敢に大きな写真にしてしまいました。実際にこんなに兵装を積んで離陸するのか分かりませんがたくさん武装があると迫力が増すかなぁと思います。
先日製作したF-15Eと並べて撮影してみました。イーグルよりフランカーのほうが少し大きいです。
この方が大きさの比較が分かりそう。うちは飾る棚の奥行きがあまりなくて戦車ならいけるんですけど飛行機が飾れず押入れの中でカバーをかけて待機しています。エリア88に出てくる岩をくり貫いた基地みたいな感じです。
いろいろトラブルや間違いもありましたが試行錯誤してようやく完成にこぎつけたキットなので愛着が湧きました。迷彩塗装は大変でしたけど珍しいブルー系の機体は作っていてとても新鮮でした。次はもっとうまく作りたいものです。
(2015/04/20)