ドラゴンのプレミアムキットのT-34にトライスターのロシア戦車兵を合わせてみました。2014年5月の製作です。
消費税が5%から8%に上がって3週間弱経過しました。皆さん相変わらず購入してますでしょうか。一生のあいだ模型を買わないで過ごせるほどに大げさな積みは無いのですが、現在は消費意欲がちょっと減退しているので積みプラ消化です。
以前にベッドスプリングアーマー付きのT34を製作したことがあるのでさくさくと組立が進みます。念のためキャタピラの長さを微調整できるように一部転輪を未接着のままにしてあります。
エッチングパーツを選択する場合にはいろいろなプラパーツを加工する必要があります。一例としては車両後部のエンジンカバーのメッシュを取り付けるには、プラスチックパーツをくりぬく必要があります。慎重に進めないと後でリカバリーが大変なところです。
細かいエッチングパーツが大量に付いており、これが精密感アップのもとです。燃料タンクの組立自体は簡単ですが、エッチングパーツを取り扱う段階になると途端に作業スピードは落ちます。組立は難しい部分もありました。
キャタピラを巻くのはさくさくっと完了です。このキットはメタル砲身が付属しており、真っ直ぐな線を出すのにはありがたいです。プラパーツでも丁寧に加工すれば問題ないと思います。
以前、T34を作ったときはもっと簡単に完成したんだけどなぁ、と思って過去のHPを見てみるとベッドスプリングアーマーの取り付けを行っていた代わりにOVMはあまり載せていませんでした。こちらの方が正統派でしょう。
かなりたくさんのエッチングパーツを使います。後部の輪っかは予備燃料タンクの留め具だと思います。後部の上下合わせに少し隙間ができたのでパテで埋めてあります。
道具箱の留め具や取っ手はいったんモールドされているプラパーツを削ってエッチングパーツを取り付けます。実は金網の中がちょっと見えるんですよね。ひょっとするとプラパーツとの併用なのかと思いましたが、つまりそうすると中は見えないので、でもそうするとモールドが逆におかしくなるのでこの方が良いかと考えました。この部分は中を黒で塗装して目立たなくさせる必要があるでしょう。のこぎりはエッチングに置き換えなくてもモールドが十分なのでそのままです。
エッチングパーツの予備燃料タンク留めの円形部分は消しゴムの上で丸くて細いやすりなどでぐりぐりと少しずつ曲げるとうまくいきました。
女性フィギュアを製作するのは初めてです。とても自然で良い表情。
女性のほうが幾分小柄なようです。小顔だし塗りにくそうだなぁ。
(2014/04/19)
エッチングパーツが多用されているキットの場合には、基本塗装のときに色の乗り具合にむらが出るので、サーフェイサーを吹いて均一にしておいたほうが良いでしょう。フィギュアもついでにサフ塗装しておきました。
なんだかクラッシュした戦車のようなポーズです。今回はキャタピラと転輪はエアブラシで塗装してみました。パーツが大きいので塗り分けもそれほど神経質にならずうまくいきました。
ダークグリーンを塗装してデカールを貼りました。デカールの上からつや消しクリヤーを吹いても表面が侵されること無く綺麗に仕上がりました。あまり強いシンナーを大量に使うとしわになったり破れて修復不能になるので注意が必要です。まぁ手書きすればよいのですがちょっと難しい。
アース系の塗料を足回りを中心に軽く吹きました。あとはウォッシングとチッピングを軽くほどこせば完成となります。
(2014/05/15)
T-34/85は85mm対戦車砲を装備した、T-34/76に比べて火力が強化された戦車です。この車両ならドイツのティーガーやパンターと互角に戦えます。(ティーガーは無理か・・・)。IV号長砲身型よりは有利でした。初期のT-34は76.2mm砲で口径数も少なく火力も比較的弱かったのです。
第二次大戦後は共産圏を中心に40カ国以上で運用されました。たしか、海外のテレビ番組、ディスカバリーチャンネルの戦車ベスト10では1位でした。半分お遊びでしょうけれどけっこう面白かった。
ソ連戦車は泥だらけの中を突進するというイメージがあるので、錆も多いだろうと考えチッピングは少し多めに施しました。これこれ、このキャタピラのカクカク具合がなんともそそります。こういうところがベルトキャタピラよりも秀でている部分です。
排気管と金網のメッシュ、予備燃料タンクなど車体後部にはポイントがたくさんあります。
丸いハッチは開閉可動にしたのですが、途中で破損したので開状態で固着しました。ヒンジの部分は真鍮線を通して可動にしても強度が弱いのが難点です。
付属の透明ヘッドライトは本当に良くできています。縦横の格子状モールドが自作のライトパーツだとなかなか表現するのが難しいかと思います。
T-34の装甲は最大で90mmほどですが、いたるところが傾斜装甲となっており防弾効果が装甲厚以上に高められていました。
3つ上の写真ではデカール余白が目立たないですが、光のあて具合では少し目立ってしまいました。反対側はそんなことは無かったので何故なんでしょう?面倒でもある程度大きな余白部分を切り取ってから貼り付けるほうが良かったです。
砲身はウォッシングやチッピングで色むらを表現して、砲口あたりは少し煤汚れを追加しました。
燃料タンクに工具箱、おそらくキャタピラ関係の工具なのかよく解りませんが右側の9つある搭載物、これらはエッチングパーツの効果もあり割と精密感が出ています。
キャタピラは光らせてパターンがよく分かるように強調しました。
自分は萌え職人ではないので女性フィギュアの顔といってもなかなか美人に塗るのは難しいです。でもまぁ割とうまく塗れたのではないかと思います。
フィギュアの肌部分、タミヤエナメルで塗装したのですが早く乾きすぎるので油彩のポピーオイルを混ぜてみました。そうしたら多すぎたのか何日待っても乾かずに、結局は一週間くらい掛かりました。根本的に良くないのかあるいはほんの少量を混ぜるか、今後検討が必要です。
革ジャケット?を着ている普通の戦車兵です。瞳を少し大きめに描いたので西洋人風の顔になったのではないでしょうか。
男性の戦車兵は眉毛をもう少しゴルゴ13のようにグワッと書けば殺し屋のような風貌になったのかもしれません。タバコではなくて葉巻でも持たせれば・・・。
インジェクションフィギュアでこの辺までできればOKかな。日々精進です。
肩章はインストのとおりに塗ってみました。しかしながら戦車のマークを米粒の1/10くらいの大きさで描くのはさすがに無理でした。おそらく1等兵か上等兵くらいの女性ではないかなぁ。戦車兵の肩章には戦車マークが入るのだろうか。
基本塗装の色合いの出来不出来で最終的な満足度が変わってきます。今回はわりとイメージ通りで成功かなぁと思ってます。
(2014/05/25)