ハセガワの艦上攻撃機 天山を製作してみようと思います。このキットは組み立て易いと評判なので楽しみ。あまり苦労なく完成させたいものです。
コックピット内部塗装は説明書には混色指示がありますが、Mr.カラーの127番・中島系コックピット色を使用しました。
コックピットパネルはシャープなモールドで細かい計器などが表現されており、デカールが用意されているので組み合わせるとなかなかリアルに仕上がります。デカールはありがたい。密着させようとして一部ズレてしまったけど雰囲気は悪くないです。筆では塗装できないのでデカール再現は良かった。
全体的にウォッシングやドライブラシを行いました。操縦席と後部座席の爆撃席と航法手席も含めてキットにはシートベルトが無いので追加しました。追加でいろいろと筆で細かい部分を塗装しています。
機関銃が機体内に置いてあるのか?どう考えても見えそうにないけど塗装しました。
Lucky Modelで2月26日に注文した飛行機プラモデル6個がようやく全て揃って出荷になりそうです。ホビーボスが多いんだけど。3月にすでにカード決済が終わっているので早く来ないかなーと思っていたので、出荷されればひと安心。船便なのでまだこれからが長いんだが一歩前進。海外の顧客の中には1年半くらい待ち続けている人もいるようで、メーカーによってはめったに再生産しないから致し方ない部分もあるのだろうと思う。
(2018/05/11)
どうやら流星用の魚雷らしく、この天山に取り付けるには3つの穴を埋めて天山用に新たに穴を開けないといけないみたい。けっこう大きく説明所に書いてあるのに、危うく無視してそのまま部品を取り付けるところでした。危ない、危ない。この注射器は流し込み接着剤を主翼の内側から接着するのに便利。内側から接着材を流し込むと強度が上がると思いました。もう少し針が長い方がいいんだけど…。
パネルラインが自分の好みより少し浅いので全体的に彫り直しました。
実際の魚雷は2度下向きに懸架されているので3つのパイロン?は別部品になっているのでしょう。
「閃光のナイトレイド」、実は何年か前に旧帝国陸軍が出てくる深夜アニメを10分くらいボーっと観ていたことがあり、それが何だかわからずにずっと気になっておるのですが、このアニメは結局は違うと思う。いまだにそのとき観たのが何なのか分かりません。「閃光のナイトレイド」はアマゾンの評価はそんなに高くないけれども、個人的にはけっこう面白かったです。「能力者」が出てくるところがSFチックですが内容自体はいたって真面目、大人のアニメだと思います。第二次大戦前の上海や満州国が舞台のスパイ戦と謀略なので政治や歴史、戦史等に興味が無い人には全然響かないでしょう。あと、声優が一部棒読みっぽいのはキャラの性質上は仕方が無いのかな。声優さんたちは英語や中国語のセリフも結構な量をこなさないといけないようで、なんだか力の入れ方のベクトルが微妙に違うだろ!って思いました。
久世や壱師などの捻くれた怪しい脇役キャラが結構好きなんだけど、十数話完結で脇役がそんなに活躍する話でもないです。各話の最後に歴史解釈の変更を試みる意図はありません、と断り書きを入れているけど、歴史修正主義のような気もする。あと、オープニングの音楽は内容と全然合っていない気がしていつもすっ飛ばしていたけど、エンディングテーマは好きで毎回ちゃんと聴いていました。満州建国が1932年、とすると二・二六事件が1936年でラストシーンではまだ起こっていない時系列ですが確実にそこに向かっているような雰囲気でした。(2018/05/13)
自分としては珍しく、とても緻密に機体下面のマスキング作業をしております。
コックピットパネルのデカールが入っているくらいだから主翼の黄橙色のデカールも含まれているだろうと思って基本色を塗装していたんですけど、実は入っていなかった。それで塗装中です。薄い発色のデカールを貼るよりはきっちりと塗装した方が結果的に良いかな。ハセガワのデカールの発色はあまり良く無いこともままあるので。
ファウラーフラップの表と裏の塗装色、間違えたョ。逆だった。ショックなのでもう閉状態でいいかなぁと思ったけど、それじゃ問題解決しないんだよね。剥げ塗装とかグラデーションなど頑張ったんだけど無駄だった。でももう少しで完成です。
(2018/05/16)
ようやく天山が完成しました。天山は九七式艦上攻撃機の後継機です。エンジンは「火星」にするか「護」かで揉めていて一二型は火星を採用しています。整備の容易さや過去の実績で中島飛行機と海軍でいろいろ意見の相違があったようです。
初飛行が1941年3月で運用開始は1943年8月。総生産数は約1260機でした。大東亜戦争、主導権はすでに米国に移っておりラバウルやマリアナでの天山の消耗も激しかったのです。
さらに硫黄島や沖縄戦になると天山も特攻機に投入されました。天山の特攻で空母サラトガを大破させています。
プロペラは日本初の4枚羽だそうです。大馬力エンジンでないと重くなる羽根の枚数は増やせません。ただし羽根を増やすと燃費が落ちたりといろいろトレードオフがあり難しそう。
シルバー下地のヘアスプレー技法を試してみたくて今回初挑戦。割ときれい目に作るのが好きなんですけど、この程度のウェザリングなら嫌いではないかな。何回かやってみないとコツがわからないんだけど、ツヤの具合も含めて今回は結構満足な仕上がりです。
最後の仕上げにアンテナ線を張っていました。天山のアンテナ線は一部途中にキャノピーフレームあたりから出ているように見えて、艦船模型の要領でやってみたところ、これまた難しい。瞬間接着剤の硬化促進剤を使ってキャノピーにはみ出たらやはり表面が汚れてしまいました。難しいところに挑戦しないで無難にとどめておけばよかったと思っても後の祭り。クリアースモークで表面をリカバリーして少しは目立たなくなったので今回は良しとします。けっこういろんなポイントで気が抜けないキットですね。しかも1/48スケールとしても結構サイズが大きい。
主兵装である航空魚雷、九一式改二魚雷が1本付属しています。懸吊位置を機軸より右に寄せ冷却空気取入口との干渉を避けています。たった1本の搭載なので、一発必中の精神で挑むのはけっこうプレッシャーがかかりそうです。相手からしたら1本でもこんな大きなの当たったらたまったもんじゃないでしょう。駆逐艦なら1本で轟沈でしょう。
ちなみに九一式改二魚雷は当時1本で2万円でした。現在の価格に換算すると約1億円相当となるようです。
濃緑色の上に黒でスミ入れしたんだけど効果のほどはどうなんでしょ?過去に白っぽいスミ入れをしたこともありこの辺は好み次第でしょうか。黒でスミ入れをすると明るい色のスミ入れに比べて尖がった自己主張をしない代わりに全体的に落ち着いた仕上がりになると思います。
完成するとこの500円硬貨と比べるとお分かりのようにけっこう大きくなります。このキットは主翼を折り畳み状態でも組めて、それはそれでなかなか趣のある構図になりそうです。主翼を広げた状態のほうが迫力があって好きなので今回はこんな感じに仕上がりました。
先日、新宿でターナー展が開催されていたので見に行ってきました。なんだかめちゃくちゃこだわりの職人気質だったようで、水彩も油彩も版画もとても精巧で素晴らしいものが多かったです。平日の午後だったので比較的すいていてゆっくりと鑑賞できました。一番最後の部屋にゴッホの「ひまわり」とゴーギャンの「アリスカンの並木路、アルル」、セザンヌの「りんごとナプキン」が展示されておりとてもゆったりと鑑賞できました。2年ほど前にも来ているのでその時もゆっくりと観ていたと思う。忘れていたけど。自分が戦艦の模型をときどき作ることもあって、ターナーの海洋画コーナーは特に興味深く鑑賞しました。この時の船はまだ帆船と蒸気船だったと思います。ターナーの映画が何年か前に作られたらしいので今度観てみましょう。
ゴッホの「ひまわり」は複製が飾って合って撮影自由なんですがスマホ撮影で手振れがひどくて全然お見せできるものではありませんでした。下記は東郷記念損保ジャパン日本興亜美術館のある損保ジャパン日本興亜本社ビル42階から撮影した風景です。美術館名長すぎ・・・。遠景にスカイツリーが見えます。
(2018/05/19)