ファインモールドの帝国陸軍戦車のストックがいくつかあるので今回はこの二式砲戦車を製作してみましょう。
ヴィジョンモデルズの帝国陸軍97式中戦車可動履帯はすぐ市場から消えるので買えるときに3つほど買っておきました。昨年末くらいだったかな。今回、これを一箱使ってみます。
以前チハを作ったものと足回りはほとんど同じなので特に問題なく組み立てています。
転輪も6個ならそれほど面倒でもないでしょ。
(2016/04/14)
エッチングパーツは使用していませんが、パーツのモールドがシャープでよい印象です。マフラーカバーも割と細かくて薄くて良いんじゃないでしょうか。
車体はだいたい組み上がりました。とても組み立てやすいキットで好印象です。
かなり詳しい解説書が入っています。さすがファインモールドは帝国陸軍戦車に思い入れがあるメーカーです。
なぜか小柄な女学生のフィギュアが付いています。昔、タミヤのロシア兵キットで女性兵士の顔がパッケージとモールドでずいぶん違うとか言われてましたっけ。こういうのも良いんですけど、個人的にはやはり良質な戦車兵フィギュアが付属していてくれたほうが100倍くらい嬉しいですね。竹氏のフィギュアの顔が好きですね、涼しげな表情でハンサムなので。
(2016/04/24)
試しにベルトキャタピラを巻いてみたところ。T-34系列ほどピッチが広くないのでトラックの湾曲はあまり分からないです。なので問題ないと思う。真ん中辺でのたるみは付けにくいでしょう。
ということで、マニアが天変地異が起きたかと思うほどの大騒ぎは、実は一般人にはまったく分からなかったりします。なのでベルトでもいいかなぁと思いつつも、せっかくヴィジョンモデルズの連結キャタのストックが3つほどあるので試しに一つ使ってみることにしましょう。これ、買える時に購入しないと市場からすぐに消えますね。ヴィジョンのキャタピラ、箱もサイズが小さいけど、開けてみるとまたパーツが少なくてびっくり。お菓子のおまけみたい。でも、別にけなしている訳ではないですよ。
(2016/04/29)
組み立てはこれでほとんど完了です。パーツ数はそれほど多くないし合いも良いので難しくないです。
微妙な弛みをつけるのは連結のほうがやりやすいですね。ベルトキャタピラだと上部転輪に接着するときの瞬間接着剤の付け方で調整できるけど難しいです。ベルトのキャタピラは途中で切れるとリカバリーが大変なんですよね。
マフラーの排気口はデザインナイフでグリグリと溝を付けて少しリアルに。
ヴィジョンのパッケージには余分なコマ数が入っていると記載されていましたが結局は3コマくらいしか余りませんでした。巻き方によってはずいぶんと変わってくるんだろうけど、足りないと悲劇だね。
砲塔がそれなりに大きな割に砲身がちいちゃいですね。あんまり強そうな印象が無いなぁ。
(2016/05/05)
先日、7年くらいサブで使っていたノートパソコンが壊れてしまったので新しいのを買いました。Celeron Dual-Coreからいきなりインテル Core i7にしてSSDも付けたので快適快適。体感で20倍くらい速くなったかもね。主に嫁が使っているので喜んでくれればよいが。GW中も営業してくれている人たち、配送をしてくれる業者の方に感謝です。
クレオスの日本陸軍戦車後期迷彩色はとても重宝しました。微妙な色加減がはじめから用意されているのでお手軽に再現できます。カップにそれぞれの色を塗ってどんな感じか確認したので今度、どれかの色が足りなくなったら混色してみよう。それよりも、絶対にばら売りするのがユーザーフレンドリーだと思うんですけどね、クレオスさんよろしくお願いしますョ。
シャーシの前後左右にはマットメディウムにパステルを混ぜてこびりついた泥を再現してみました。キャタピラにまで塗りこむと単品制作の割にはやりすぎかと思うのでそのあたりは割りとあっさり目です。パステルの色はどうせ後で塗装するので極端に言えば赤や紫でも問題ないですね。ざらざら感が出ていれば満足なので。
サイドにも適度に泥をウェザリングしました。あんまり泥を盛り付けてモールドが全然わからなくなるのも惜しいし。
マスキング中です。このゾルはきれいにはがれるのでとても使いやすいです。
きれいに明細塗装を塗り分けられたかな。三色のバランスもまあまあ良いと思います。大東亜戦争後期の戦車は黄色い帯が無いのでしょう。でも独特の色合いが帝国軍戦車の雰囲気を醸し出しています。
(2016/05/06)
帝国陸軍戦車のホイがちょっと前に完成しました。最近は更新してなかったのですが一応まとめたのでアップします。
そういえば、今となっては結構古い映画だけど、ロシア映画の「タイムジャンパー」を観ました。原題はMy iz budushchego 私たちは未来から来た、とかそんな直訳かと思うけどあまりわかりません。 邦題が「タイムソルジャー」なのか「タイムジャンパー」なのかややこしいんですが内容はタイムトラベルSF映画。と思ってタイムパラドックス盛りだくさんで現在過去未来をピョンピョン飛び回るのかと思ったら全然違いました。SF度10%、第二次大戦リアル度90%のほぼ戦争映画です。
愛国心など若干メッセージというかプロパガンダっぽい部分がありますがかなりまじめな内容、面白いです。B級映画というわけでもないと思う。SF映画と思って観ると肩透かしを食らうけど戦争映画好きならお勧めです。ロシア映画はあまり日本で紹介されないんだけどもっといろいろ観たいなぁ。
二式砲戦車は開発から量産まで5年以上かかりました。途中で大東亜戦争に突入してより優先度の高い航空機と艦船の開発に資源を割り振ったためでしょう。1944年に量産をしたと言っても30両しか作られませんでした。
その30両も来たるべき本土決戦に備えて国内に温存されたために実戦には投入されずに終戦を迎えました。
クレオスの日本陸軍後期迷彩色セットの色合いはかなり気に入りました。混色も難しいので簡単に塗装できるのはいいね。
ヴィジョンのキャタピラはけっこうなディテールアップに貢献しているかと思います。ベルトで無理矢理弛みをつけると途中で切れないか心配ですけどそういう心配がない分、精神衛生上も良い。
後ろから見るとテールランプの赤とマフラーの錆びのオレンジがなかなかアクセントになっています。
デカールが前面の星とその下の細かいマークくらいしかないのでどちらかと言うと地味な車両。航空機みたいに心配しながらたくさんのデカールを貼る必要はないですね。
ジャッキはレッドブラウンとカーキの中間色、微妙な色合いです。
足回りのウェザリングは控えめにしました。少し色合いを変化させました。
ヘッドライトの透明パーツを取り付けると正面からの見た目がぐんとよくなります。
ホイは主砲が小さすぎるでしょ。あまり強そうに見えないけど貴重な大日本帝国軍戦車のコレクションの一つです。
(2016/05/17)