帝国陸軍の中戦車チハです。タミヤエナメルを混色して仕上げました。2014年9月の製作です。
かなり久しぶりに帝国陸軍の戦車を製作してみます。日本陸軍が太平洋戦争で使用した主力戦車の一つです。
起動輪はギザギザの歯になっているのでパーティングラインの整形に多少手間が掛かりますが、転輪も含めてすべてやすりできれいにしました。
キャタピラはベルト式なのでこのままはめ込むとぴんと張ったままになります。このままでも特に問題ないですがちょっと弛みを付けてみます。
このキャタピラは接着剤での接着が可能なものなのでティッシュで軽くたるみをつけて流し込み接着剤で上部の誘導輪との接触部分を固定します。
排気管カバーのエッチングがよい感じです。目が細かいので今後の目詰まりに注意しないといけません。ほんの少しカバーをへこませてバトルダメージというほどのことは無いですが使用感を出してみました。
キャタピラは軽くくせが付けばよいかなぁと思うのでこれくらいで止めておきます。あまり接着剤を多用するとキャタピラに悪影響がありそうです。
(2014/09/15)
(2007/08/24)
フィギュアを乗せようか迷っているところなので砲塔のハッチはまだ取り付けていません。どこからリクルートしてこようかな?
砲塔の周りにある環状のものは無線アンテナです。ドイツの戦車が無線をいち早く導入したことで戦術的にも優位に立っていたので、こういう部分は日本戦車も割りと画期的だったのでしょう。
(2014/09/15)
発色の関係で黄色だけ最初に決めておいたほうが良いかなーと考え、イエローをスプレーして残す部分をマスキングしました。
人様に見せられるものじゃないんですけど、帝国陸軍戦車兵のフィギュアが手元に無いので軽い気持ちでフルスクラッチしてみました。数年前の悪夢がよみがえってきました。シュタイヤーを組んだときに無謀にも複数のフィギュアをスクラッチしようと挑戦しましたがあまりうまく行かず断念。しかも当事、ヘッドと手はどうしても造形できずに市販品を流用しました。
今回、胸板がなんか薄すぎて他にもいろいろ問題ありますが、初めて顔も手も自分で作ったということで次回につながればと思います。ホント、フィギュアは大変だわ。帝国軍人の頑固親父に見えればよいんだけど。
(2014/09/22)
帝国軍戦車の迷彩は今回クッキリした境目で描くので筆塗りとしました。エナメルなので緑色は暗緑色に少しカーキを混ぜました。土地色はハルレッドにデザートイエローを少し混ぜました。茶色はフラットアースにフラットブラウンとカーキを混ぜました。Mr.カラーの戦車色セットの色合いと大体マッチしているんじゃないかなぁと思います。
(2014/09/22)
ヘッドライトの透明パーツと日の丸のデカール、それと、あえてヘッドライトの下にある星をゴールドで塗装したのですがそれぞれアピール度がありかっこ良い。
こう見ると日本戦車は砲塔が小さいです。車体は砲塔との対比では大きく見えますが実物では5.55mなので、ドイツ3号戦車の5.56mとほとんど同じです。キャタピラは無理にたるみを付けたところがちょっとおかしくなってしまいました。
車体後部のテールランプにはクリアーパーツが使われています。オレンジと緑と赤のライト、それと右側の赤いライトがあります。
今回、迷彩塗装の戦車にしては自分としてはハードウェザリングにしました。車体の前後と横は赤土の汚れ、上面は白っぽい誇りの汚れを意識して汚してみました。
マーキングは箱絵と同じく戦車第9連隊第5中隊の昭和19年サイパン島の設定です。
黄色の線は敵から見たときに車両の輪郭がわからなくなり視認性が落ちるためのものだそうです。この写真の中でもある角度から見ると輪郭がとても分かりにくくなっているので効果があったんじゃないかと思います。ジャングルの中ではかなり効果あり?
毎日スコールの降る南の島での戦車運用はかなり厳しかったのでは。すぐに錆や汚れが付着するでしょう。
細かいマフラーのメッシュが一部埋まってしまいましたが全体的に良い雰囲気になっているかと思います。
ハッチの左側にある三色のライトが一風変わっていて面白い。銅色メタリックの鉢巻アンテナも良いアクセントになっています。
全体的にこじんまりとした印象の九七式中戦車チハでした。キャタピラはベルトでも十分いけますが、欲を出して連結キャタピラを使ってもよいですよねぇ。そのほうが完成度がアップしたかと思います。これはこれで自分としては堪能しました。
(2014/09/27)