イタレリのガントラックです。M923、5トントラックに武装を施したものです。箱絵のものはおそらくは湾岸戦争当時に使われた車両でしょう。
トラックのプラモデルはだいたいこの辺からの製作になるんだよね。
以前にビッグフットを作っているのでだいたいの要領は思い出してくるでしょう。はじめにシャーシにいろいろな車体下部のパーツを取り付けていきます。
インストの手順とちょっと違うけど、シャーシフレームとドライバーズコンパートメントの床面パーツを先に接着しちゃいました。この辺の大きなパーツはどこを基準に合わせればよいのか分かりにくいです。
(2019/09/24)
運転席の上に装備されている機関銃の固定フレームなども完成しました。
イタレリのこのキットのタイヤパーツはいまいち好きじゃない。ブロンコかトランペッターか忘れたけど、昔にHEMTTの系列のキットからキャストしたミシュランタイヤを履かせてみました。実際の規格より一回り大きいとは思いますけど、見た目どっしりとした雰囲気の方が良いので流用しています。少し整形不良があるけどあまり気にしないことにします。
(2019/09/26)
ワイヤーに見立てた紐がキットに含まれておりこんな感じで接着するように指示がありました。まさか鉄板で覆われた戦闘ブースは荷台とはワイヤーで引っ掛けているだけ?ということはないと思うんですけど、しっかり溶接しておかないと移動中にずれたり落ちたりしそうだし。
(2019/09/28)
またグラデーション塗装でもやってみようかと明るい色を吹きました。でも今回はカムフラージュ塗装だしこの軍用トラックはあまり迷彩部分が無いので意味無いかもしれません。
床や荷台のフレームの一部は木製のようです。この板張りの部分はおそらくはオリーブドラブだと思われます。でも個人的好みを優先して木目調で塗装しちゃいました。
(2019/09/30)
水性塗料で木製の床板を塗装しようと試みました。すぐに乾いてしまってあまり良くブレンディングが出来ないんですよねー。色のチョイスもいまいちだったか。
引っ越しの時にもういらないかなーと思って廃棄候補だった油彩が何色かありました。今回の引越では、まぁ、かさばるものでもないしもうしばらく手元に置いておこうと決めたんですけど、このイエローオーカーとブラウンオーカーとローアンバーに活躍してもらうことにしました。捨てなくて良かった。
前の写真よりはましかと。軽くウェザリングを行うのでもう少し色味やツヤが変わってくると思います。
(2019/10/02)
イタレリもさぁ、機関銃を2丁も装備しているその名もガントラックなんだから、予備弾薬ケースをたっぷり用意しても良いんじゃないかな。まったく付属品が付いてないのは非常に寂しいです。タミヤの現用装備品キットから申し訳程度に戦闘食レーションのボックスを置いてお茶を濁そうかと思います。セットの中に何個か弾薬ケースのパーツがあるんだけどほとんどが40mm弾薬のケースで、12.7mmのは2個しかなかった。たぶんガントラックに付いている機銃は12.7mmだと思います。
レーション詰め合わせの段ボール箱は切り抜いて切れ目を入れて折り曲げるものです。そういえばかなり前にやはりイタレリのパラディン自走砲にいくつか載せた記憶があります。あれもなんだか足回りに苦労したキットだったような・・・。
楽しさ半分、苦労半分といったところでしょうか。30箱とか40箱はさすがに作る気にならないけどね。
今回はこれくらいあれば良いでしょう。出来はバラバラ、でもとにかく多少のアクセントになりそうです。箱の横にある月のマークはイスラム教と何かしら関係あるのかもしれません。
(2019/10/06)
ワイパーの埃跡は以前は何度かペットボトルや瓶の蓋をなぞって作っていました。今はボイジャーのマスキング用ステンシルがあるのでいくぶん作業は楽になりました。いまいち綺麗な扇形にしてワイパーにフィットできないのが不思議なんです。
イタレリのアーマードガントラックが完成しました。ガントラックは輸送トラックのキャビンと荷台に装甲を施して、機関銃やグレネードランチャーなどの武装を装備したものです。現地で即席に改修するものが多かったようです。
M939という正式番号のシャーシを持つ5tトラックシリーズは1980年代にアメリカ合衆国で開発運用されました。このトラックは6×6輪駆動で、通常の荷台のトラックはM923と呼ばれています。
増加装甲はサビ色で塗装しています。けっこう微妙な色合いでファレホのキャバリーブラウンを使用しました。この色はファレホで持っていなかったので1本だけ買うのも面倒だなーと思っていました。秋葉原に寄ったついでにボークスで購入、混色は難しそうだったのでわざわざ買って良かったと思います。
防弾板は鉄板を溶接した簡易なもののようです。この赤茶色はプライマーなのかな?さびなどを描くと模型的に見た目変化があって良いんじゃないかと思います。
タイヤは他のキットの出来の良いものをキャストしました。HEMMT用なのでサイズ少し大きいのかと思います。
トラックのシャーシの横には意外といろいろなパーツが付いています。燃料タンクにはディーゼルの文字。
レーションのカートンばかりたくさんあって予備弾薬が無いのが違和感ありまくりです。とりあえずカートンは賑やかし要員ということで。
パステルとエナメル塗料を混ぜたものをウォッシングに使用すると塗った直後は感覚が分からなくて、しばらくして乾いてからやりすぎてギョッとすることがあります。こんかいもやっちまったかと思いましたが見慣れるとそうでもないかな?単体作品でもこのくらいのウェザリングならOKかな。
ガントラックは意外と工程が多くて大変でした。12.7mm機関銃が2挺だと非力に思えますが現地のゲリラには有効だったのでしょう。トラックコンボイの護衛には重要な役割を担っています。完成してみるとなかなか迫力のある車両です。
(2019/10/09)