いつ購入したかもわからないくらい古い、タンクローリーです。今は新しい箱絵のパッケージもあるみたいです。
プラが劣化しているのかイタレリのプラは元々こうなのか不明ですが、シャーシフレームの片方が折れていました。たぶん昔のイタレリのキットはもともとプラが硬めで割れやすいのかと思います。
割れたフレームを接着するときに、プラ片をあてがって補強しておきました。
タイヤは後輪がダブルになっておりけっこうパーツが多いです。スペアタイヤもありますし。
よく見ると六輪すべてに動力が伝わっていますね。シャフトが繋がっています。
イタレリのロゴとMade in Italyの文字がトラックのステップの裏側に刻印されています。
細かいことですがタンク上部のバルブ2つ。これは最初に接着すると車体下側を組み立てるときにいろいろぶつかって組み難いですね。最後に接着した方が良かった。この辺で1年くらいほったらかしにしてたんですよね。たぶん途中で塗装工程に移るのが面倒で、他のキットに目移りしたんだと思う。製作途中のキットに戻るのってかなり日が開くとハードルが高くなりますね。
(2021/08/26)
ここまで組み立ててようやく6輪がきちんと平面に接地できているか確認できます。今回は特にトラブルもなく綺麗に接地しました。
ドライバーズコンパートメント内の塗装の前にぱったりと手が止まってしまった。しばらく他のキットを作っていてだいぶ時間がたってしまった。トラックのプラモデルの組立で鼻の長い形式だとけっこうこのあたりが難しいですね。他にはフィギュアを乗せるのに前もって調整したり、ドライバーズコンパートメントを内部塗装したりと意外と手間が掛かります。この辺が終わるとあとは大体いつも通りなんですけど。
イタレリのこのキットにはドライバーフィギュアが一体付属しています。大昔のキットなのでモールドや顔の出来があまり良くないので、せめてヘッドだけ交換しました。胴体はヘッドと一括パーツなのでニッパーで首を切断。あんまり継ぎ目が上手くない。やや斜め前を向かせて自然なポーズにしてみました。
クリアーパーツにはマスキングテープでマスクしました。ここで放置すると糊が劣化してヤバいことになりそうなのでなるべく早く塗装に進みたい。そういえばキャノピーをマスキングしたまま放置しているアカデミーのロシア機なんぞあるんだけど心配になってきた。
全体的にはバリなど多めでした。見えるところを重点的にきれいにしたけどどうだか。
空いている場所にいろいろと別パーツを積み込んでみました。あとは車両前方のフックにチェーンを巻くのも良いかもしれない。
(2021/08/31)
全体をとりあえずブラックで塗装しました。トラックの下側はほとんど見えないので基本色を塗らなくても良いかと思います。タイヤの裏側だけ少し塗るかも。
今回もNATOグリーンとオリーブドラブを適当に混色して塗装しました。あとでもう少し色の濃淡をジェリカンなどに付けてみます。
アメリカ軍のウォータータンクトラックが完成しました。箱をパッと見たらガソリンのタンクローリーかと思ったら、陸上部隊に水を供給するための車両なんですね。荷台部分に大型の水用タンクを装備しています。このトラックのタンクには2,650リッターの水を積載することができました。
ジェリカンのラックにはちょうど良い厚みのプラ板が手元に無かったので薄めのプラシートを使ってしまいました。もう少し厚みがあった方が工作が楽でした。
基本塗装だけだと単調なので雨だれの跡などイレギュラーなウェザリングをけっこう行いました。こういう車両は後方で酷使されがちなのでハードなウェザリングもあながち誇張ではなかったかもしれません。
内部塗装に関して何にも記載が無かったのでオリーブドラブで塗装しました。前にもイタレリのWWII、USトラックを組んだ時はどうしたんだったか忘れてしまった。今回はフィギュアも乗せたので簡単にでも内部を塗装しておきました。ファレホ、モデルカラーのオリーブグリーンあたりで良いでしょう。そしたら内部塗装ばかりかせっかく頑張って塗装したドライバーもほとんどガラス越しだと見えなくなっちゃいました。
運転席内部など途中で塗装作業をするのが面倒だなぁというのも途中で製作を放り出してしまった一因かと思います。ちょいちょいとエアブラシや筆を動かせば何てことないんですけどね。
古いキットですが何とか完成出来ました。最初に手を付けてから1年くらい経ってしまいました。地味ながらアメリカ陸軍を支える後方支援車両の一つです。地上部隊には欠かせない車両です。
(2021/09/15)