1/144スケールで初めて作った飛行機がゼロ戦でした。2015年9月完成です。1/144零戦32型ソロモン航空戦 (SWEET)2機製作しまして、下記がその設定です。
・空母・瑞鶴戦闘機隊 昭和17年6月~10月 南太平洋海戦
・第3航空隊(第202航空隊)伊藤清 二飛曹愛機 X-151 報国-994
昭和17年10月~昭和18年10月チモール島クーパン基地
巡洋艦の艦載機で1/700の小さな飛行機を作っていて、もう少し大きめなのを作ってみたらどうだろう?とふと思ったのでこの零戦を作ってみます。
上のパッケージをひっくり返すとこちらのイラストになります。コミカルなボックスアートでちょっとびっくりです。
2機入っている分の1機分のランナーがこちら。部品数はさほど多くありません。
あまりにも繊細なパーツ群なため、ランナーからの切り離しやゲート処理さえおっかなびっくりやっている状態です。モーターツールでごりごりなど間違ってもできません。
晴嵐を作っている合間にちまちま作業していました。どうも違うスケールの作業は並行してやらないほうが良さそう。なんか感覚が狂うというか妙な感じです。どうしても複数作業したければ1/144だけ4つくらい並行するほうが良いんじゃないかな。
キャノピーの枠は手書きです。ちょっと歪んだか。操縦席はあまりディテールがないのでキャノピーがちょい曇っているくらいが30cmくらいから眺めていてちょうど良いかと思います。
繊細なパーツなのでおっかなびっくり作業を進めていてあまり早くは組み立てられません。
エンジンは頑張って塗装しても完成するとほとんど見えませんでした。でも良い感じです。
組立は注意すれば比較的簡単ですが、塗装工程の手間は1/48とそれほど変わらないかなぁ。
デカールを貼っているところです。カルトグラフのデカールは発色がきれいで良いですね。
3号空対空爆弾に黄色の帯を描かないといけないんですが、過去に製作した戦車のデカールの黄色い部分を細かく切って貼り付けました。
(2015/09/19)
スウィートのパッケージは2機セットなので両方製作してみました。1機目は空母瑞鶴の艦載機です。塗装指示は思い切り無視して明灰白色で塗装しちゃいました。出来が良いのに感動してまたストックがあるのでそのうちに今度は灰緑色でも製作してみます。
ピトー管とアンテナ線を金属工作で追加しました。細かい作業の訓練にも最適です。
コックピットの塗り分けがもう少しかっちりしていれば言うこと無いんですけど、細かくて難しいです。いや、でももう少し離れてみると全然問題ないんですよ、これでも。
ランディングギアのカバーなんかもっと薄くすると質感がアップしそうです。
給油口の赤いデカールや黄色い帯デカールも付いていて親切です。
零戦32型は翼端が少し短く角型で機動戦に強くなったとのことです。そういえば前に製作したトロピカルタイプのスピットファイアもそのようなコンセプトでした。
トータル製作時間は忘れましたがもちろん1/48よりは随分お手軽に完成します。お手軽とは言ってもそれなりに苦労しましたがおおむね楽しい製作です。手を入れたらきりが無いでしょうけど。
全体的に軽くスミ入れとウォッシングを行っています。このスケールだとやらないほうがいいのかな?でも私、スミ入れ大好きなんです。
これくらいの大きさならいくらでも並べられそうでコレクションにも最適です。自分で言うのもなんですけどこの小ささでこの密度感は感動します。初めて作ったときの貴重な感動でしょう。
2機目は第3航空隊の報国-994号、こちらは南太平洋で活躍した機体です。オーストラリアやアメリカとの戦いでしょう。
茶系でスミ入れするとまわりも少し色褪せ感が出てちょうど良い感じ。
主翼上面の赤と青のライトの塗装指示もありました。細かくて良いです。
やっぱり課題はキャノピー枠かなぁ。今度はマスキングして塗ってみようか、でも自信ない。
飾る場所もとらなくていいですね。うちの文庫本の棚にはみ出さずに駐機できます。
上手に作るのは難しいけれど、いろいろな機種にチャレンジしてみたくなります。1/144にはまったく興味がありませんでしたが、今はときどき作ってみたいと思います。20機くらいずらーっと並べたい。
いろいろ検索すると食玩でも1/144で山ほどリリースされているんですね。ぜんぜん知らない世界でした。まぁ、モデラーなら苦労してもはじめから製作したいです。なーんて食玩に足を踏み入れたら面白くて戻ってこなくなったりして・・・。そうなると積みの未消化確定ですな。
スウィートの精密感は凄すぎます。この出来に感動していくつかストックしましたのでまた製作してみます。プラッツもストックしちゃいました。でも紫電改が欲しいけどどこにも売ってないよ。
(2015/09/21)