イギリス軍のシャーマン戦車を作ってみます。パッケージを見ると何やらシシリー島で活躍した車両のようです。これまただいぶ古いキットを引っ張り出してきました。シャーマンならタスカ(アスカ)が決定版と言われていました。いまはグダグダなようですが・・・。タスカも2個持っています。ただ、今回はなんとなくまたドラゴンを作ってみます。ドラゴンのシャーマンキットはあまり実物と似てないらしいんですよね。
というのも最近ビルマ戦記を読みまして、シャーマン戦車がイギリス軍に投入されたら帝国陸軍には対抗できる兵器が無くてなすすべもなく戦線を蹂躙されることが多かったという記載があり、どんだけイギリス軍のシャーマンは強いんだという、少し興味がありました。日本兵は戦線で急造した爆雷を抱えて体当たり攻撃をするしか対抗策が無かったと書かれていました。しかも成功率低い・・・。無理ゲーだろ・・・。今回製作するのはヨーロッパ戦線のシャーマンなんですけどね。
サスペンションの組み立てはそれほど難しく無くスムースに完成しました。
サスペンションは車体に取り付けた後も微調整できるくらいは可動するようなのですべて接着しました。地面との平行はあとで何とかなりそう。
車体上部を組み立てて、ついでにシャーシと接着したり前部も取り付けようか迷っているところです。
(2019/06/08)
今回はベルト式のキャタピラです。ドラゴンスチレンキャタピラと呼ばれていたものだと思います。ディテールは結構良いです。イギリス軍のシシリー島で作戦を行ったシャーマンはこのようなワッフル上のパターンの履帯を履いた車両が多かったようです。結構前に購入したキットではあるのだけれど、ラバー状のドラゴンスチレンキャタピラは特に劣化の兆候は見られません。
右も左のキャタピラも巻いている途中で切れました。左は瞬間接着剤の他に流し込み接着剤を追加したらあっけなく破損。右のキャタピラはその失敗を踏まえて瞬間接着剤だけを使用したのですが切れてしまいました。テンションを掛けると亀裂が入って切れてしまうのかもしれません。両側とも起動輪のところで切れたので瞬間接着剤を追加投入して無理やり固めました。この部分だとフェンダーで隠れるか微妙なところです。まぁ、仕方が無い。ゴムっぽいのである程度劣化しているのか?強力なシンナーは使っちゃいけなかったのかもしれません。
後部の荷物置き場のような部分に滑り止めのようなラックがあります。あるいは小火器に対する防弾板かな。
サイドフェンダーやフロントフェンダーは全て取り付けたとしても中途半端にキャタピラが見えるので、出来るだけ重量感が出るように瞬間接着剤でたくさんの箇所を固定しました。
テレビゲームの話、「STEINS;GATE 0」って一応はようやく完全コンプリートしたんですけど、正直な感想としては「STEINS;GATE」本編をそのままいじらない方が良かったのでは。ま、商売だから仕方ないのか。感情豊かな人工知能が出てくるところとその後のやり取りなどまでは引き込まれるようにプレイしていました。ただし、もっとAIの存在や出番が重要だと思っていたので、そこは非常にあっさりと流されていて残念と言わざるを得ない。ハズレとは言わないまでもそんなに夢中になるほどでもなかった。あの”かがり”って女子はいったい何者なんだ?シナリオ破綻してないか?同じ人がシナリオを書いたとも思えない。それとロリ系キャラはもう勘弁でした。なんだかんだで、もやもやが残るので小松左京氏のSF小説「果しなき流れの果に」なんぞを再読してしまいました。この小説は自分が生まれる前に書かれるくらい古いんだけど最高の出来だと思う。
(2019/06/11)
砲身の上下の動きが緩いのでピットマルチ(ゴム状の乾くと剥がせるノリ)をうしろから塗ってやや動きを固くしました。
このライトガードはエッチングパーツの特徴が効果的に生かされているので好きです。フロントフェンダーが瞬間接着剤で汚くなってしまいました。泥の汚れを付けるのでこのままでいいか。
砲塔のハッチは接着せずに、今の段階では載せているだけにしてあります。
牽引ロープは金属製の取り回しがしにくそうなものが添付されていました。今回はナイロン製のひもに交換してあります。
(2019/06/16)
イギリス軍戦車はときどきカラフルなマーキングがあるので面白いですね。軽くウェザリングをすれば完成です。
(2019/06/18)
イギリス軍のシャーマンMk.IIIが完成しました。このキットはモントゴメリー元帥の指揮下で戦った、シシリー島上陸作戦「ハスキー作戦」でのイギリス軍の主力戦車だそうです。
シャーマンMk.IIIと呼ばれています。これは米軍のシャーマンM4A2を改造したものかな。シャーマン戦車は数えきれないくらいバリエーションがあり、ちょっとよく分かりません。サイドアーマーやら車両後部に追加の装甲板が付いています。
マーキングはシシリー島上陸作戦時の、イギリス陸軍第4装甲旅団第3ロンドン・カウンティー・ヨーマンリーだそうです。第3ロンドン連隊とでも呼べばよいのだろうか。
カルトグラフのデカールは品質が良くて薄くて綺麗に貼りやすいです。
タンとジャーマングレーの迷彩塗装があまり個人的になじみが無いので、ウォッシングを多少強めにウェザリングをしてみました。迷彩塗装が少し落ち着いたかと思います。
むかし作ったイギリス軍戦車兵があるのでシャーマン戦車の車体に乗せてみました。まぁ、戦闘中って雰囲気じゃないね。
戦車兵の作業服が綺麗過ぎて浮いてますね。キャタピラやエッチングパーツに少し苦労しました他は楽しく製作できました。シャーマンは過去にいくつか製作していて、いずれも正確な再現度はよく分かりませんが、組み立てに関してはそんなに悪いキットでもないと思いました。
(2019/06/21)
コメント
こんばんは。
今作は前作のコメントで宣言されてた「ブリティッシュ・シャーマン」ですね!
英軍シャーマンの特徴である二色迷彩や、フェンダーなど大きめのエッチングも多いキットなので、製作記事も楽しみです(私有の同社製エルアラメイン・シャーマン作成の参考にさせていただきたいです)。
私もタミヤのベルト式キャタピラが切れて何度か泣かされた経験があるので、似たような材質のドラゴンスチレンのキャタピラの強度や経年劣化は気になっていたのですが、こちらもやはり通常の取り扱いでの破損現象があるんですね。
シャーマンのキャタピラは弛みなく張ってるので、個人的にはその辺はベルト式で全然OKな気がしますが、破損は厄介です。
特に今作のキットの様にフェンダーが付いていると完成後の修正も難しそうですし。
そうなんですよ。フェンダーが中途半端についていると中で切れたら修正できません。というか切れても気付かないからしょうがないですかね。このキットのドラゴンスチレンキャタピラはもともと両側のピンの部分でしかつながっていないので、その点ではリアルに巻けますが切れやすいんだと思います。このシャーマンのキットはエッチングパーツがやや面倒で、そのほかはドイツ戦車キットに比べるとすんなり組み上がりました。
ビットマルチを御存じならエッチングパーツの仮止めに使ってみては
どうですか?
ピットマルチは乾燥すると剥がせる糊ですが着けたい部品の接着部に
塗って乾かすと粘着剤として使えるのでエッチングパーツの接着面に
ピットマルチを点付けして乾かし、本体の接着面に合わせれば
それだけで固定は出来ますが強度上の心配があるので
エッチングパーツと本体の間に瞬接を流しこんで固定すれば
エッチングの表面を汚す事無くきれいに固定出来るはずです。
このピットマルチは非常に応用力の高い糊なので是非色々試して
みて下さい。
実は私もモデラーなのです。
なるほど、細かい部品の点付けはゼリー状接着剤で事足りると思ってました。ピットマルチは便利そう、今度試してみます。ありがとうございました。
こんばんは。
>イギリス軍戦車はときどきカラフルなマーキングがあるので面白いですね。
砲塔上面のマークなんか目立ち具合と言い、形と言い、「爆撃の的にして下さい」みたいです!
>むかし作ったイギリス軍戦車兵があるのでシャーマン戦車の車体に乗せてみました。まぁ、戦闘中って雰囲気じゃないね。
戦いが終わって一段落した時の一コマみたいで良いですね。
完成作品の写真も綺麗ですが、撮影してるポータブルスタジオはどの様なもの使われてるのでしょうか?
撮影スペースが許すなら過去作品のオブイェークト279やノイバウファルツォイクみたいな試作車両やスカッド運搬車みたいな大型車両は、T-34やⅢ号戦車辺りの著名車両と並んだ写真も見てみたいです。
コメントありがとうございます。ブースは5年以上前に購入したものです。
だいぶ前なのでうろ覚えですが、たしかロアスとかロハスとかそんな名前の
撮影ブースメーカーだったと思います。これでも1/48の双発ジェットは背景が
はみ出してしまいます。これを買ったときは戦艦や航空機をそんなに度々作る
つもりが無かったので。
けっこうちょくちょく引っ越しをするので、区切りの良いタイミングで過去の
製作物はすべて捨てたり売ったりしちゃいました。積んでるのも良く捨てるので
考えてみるともったいないです。ワールドタンクミュージアムくらいのシリーズなら
並べて飾ったり箱にしまっておけるのでそっちの方が良かったかも。
こんばんは、質問への回答ありがとうございます。
大きい作品も製作されているので、どのくらいのサイズのブースなのか気になってました。
私は結構見比べるのが好きなので、完成作品を手放してしまってるのは個人的には勿体ない気がしますが、特にジェット戦闘機などは1/48くらいになるとかなり場所を取りますからね。
戦車も戦後MBTや大戦時の重戦車なんかは1/48でも良いサイズ感ですが、軽戦車などは小さすぎるので難しいところです。
こんばんは。そうなんですよ、最近はときどき比較的大きなキットも組んでいます。
今の作業スペースだと1/35の軽戦車くらいが丁度良い感じです。
このあいだ製作したキャンベラはでかすぎてどうにもならなかったんですけど、
もっと前のF-100Fとかソ連のフィッターやドラケンもそれなりの大きさになりましたね。
1/48はWWIIレシプロで、現用ジェットは1/72くらいにしておいたほうが良さそうです。
飛行機でスケールをそろえようとすると収拾付かないので今後は手元に収まる感を
重視したいけどまだだいぶ積んでいるキットがあります。