相当むかしに買ったキットです。このハーフトラック、ノイはもちろん今となっては絶版のグンゼ産業からリリースされたキットです。グンゼとドラゴンは大昔にお互いの商品をOEM供給し合っていたと聞いたことがあるんですが、これはオリジナルはドラゴンなのか?あるいはグンゼでしっかり金型作っていたのでしょうか。添付のドライバーフィギュアはかなりドラゴンテイストなんですけどね。
絶版だからかなり貴重なのかと思ったら、いまでも中古でいろんなところで見かけます。みんな作らないで個人ストックの表層をふわふわとオークションなどで漂っているだけなのかな?箱の記載をみたらMade in Hong Kong とあるのでドラゴンのOEMでしょう。
プラスチックがけっこう固くて脆いです。弾性というか粘りは無くて欠けやすいですね。これはおそらく経年劣化ではなくて元からの性質なんじゃないかなぁ。以前、グンゼのラングを作った時もこんな感じでした。イタレリのプラスチックに性質が似ていると言えば似ている。
連結キャタピラの巻き付けが完了しました。ちょっと弛ませすぎかもしれないけど、1コマがけっこう大きいので調整がなかなか難しい。
ノイの運転席と助手席を組み立てました。かなり窮屈そうではあります。
(2018/11/12)
小さい車体の割にはずいぶんと車内パーツがあります。コンパクトながら意外に座る部分が多い。
このSd.Kfz.250キットは部品の合いが良くて非常に作り易いです。内部の塗装もいっぺんに行って、あとから上下を接着すればよいかな?運転席と助手席のあいだのパーツの取り付け方がよく分からなかった。それはそうと、箱絵にあるようなカバーもパーツが入っているのかと思っていましたがそこは無いようです。必要ならティッシュペーパーなどで自分て作らないと。
後部ハッチの内側は10個くらい大きな打ち出しピン跡があるので、パテ埋めして削りました。少しなら削るだけで大体見た目が良くなるんですけど、これだけ多いとパテを使った方が早い。
とりあえず、ダークイエローで内部外部を塗装するのが始まりです。
パーツの上下をきっちり合わせるには座席上部のコンパートメントが干渉するので削る必要がありました。塗装した後にパテ埋めして整形して、また塗装し直すの結構面倒なんだョなぁ。
小型車両の場合は三色迷彩のパターンはあまり大柄ではない方がしっくりきます。繊細なパターンのほうが精密感が増すと思う。
最近、消費税10%上げの対策で迷走が凄いね。考えてみれば来年は新元号でめでたいはずなのに、国民全員不幸に突き落とす消費税増税って頭おかしいとしか思えないんだけど…。GDP数値も芳しくないのに、ナイアガラの滝つぼに向かってかじを切ってどうするかねぇ。
(2018/11/14)
武装は7.92mm機関銃のMG34が前後に1丁ずつ、計2丁装備できます。エンジンパワーに比べると重量があるので砲やカートの牽引は難しかったようです。最大速度は60kmで航続距離は約300km。
はじめの頃は装甲をリベット止めしていましたが、ノイでは溶接に変更になりました。Sd.Kfz.250はシリーズ全体で約6,700両生産されました。大部分は装甲師団の偵察大隊に配備されました。
コンパクトな車体なのに、いろいろな装備を詰め込んでいるので居住性はあまり良く無さそうです。
奥の方にあってほとんど見えないんだけど、スピードメーターパネルなどなるべく塗装で塗り分けてみました。過去の製作でデカールのあったハーフトラックを参考としました。
今回も古いキットではありますが、車外装備品のクランプはアベールのエッチングパーツを使用しました。
今回のマーキングは第二装甲師団第2偵察大隊第3中隊、1944年のフランスのものです。インストでは迷彩塗装の指示が無くダークイエローかサンディイエローの1色でした。ボックスアートでは何らかの三色迷彩が施されています。個人的に好きな迷彩パターンで塗装しました。
ハーフトラック、ノイは小さな車両ですが、エッセンスがギュッと詰まった密度の濃い車両でした。軽自動車のように小回りが良さそうで、偵察には非常に役立ったことでしょう。
(2018/11/16)