いよいよ独ソ戦も大詰めのベルリン攻防戦をテーマにしたフィギュアセットです。古いキットだけどなかなか躍動感のあるポーズが3体、もう1体は冬用のオーバーコートを着ている立像です。
このドラゴンのフィギュアプラモデル、通販で買ったんだけどなぜか箱詰めではなくビニール袋に入っておりボックスアートと組み立て説明書もコピーのぺら紙でした。成型色も見たことないんだけどなんだろね、これ。まさかピーコ商品じゃないだろうね。ドラゴンのミリタリーフィギュアくらいでそんなに無法地帯なことってないとは思うのですが…。
手と小銃の接点は加工しなくても十分自然に見えるんじゃないかな。フィギュアの指の加工は難しいし、エポキシパテでの造形も難しい。気合入れればできるかもしれないけど。
坊主のヘッドは髪を盛ってみたんだけどアフロヘアというかちょっと盛りすぎてヘルメットからはみ出る感じになってしまった。
ルパシカ型野戦服のフィギュアが3体おります。このポーズのフィギュアは箱絵のように戦車の後部に乗せると臨場感が出そう。ピトロカ(ソ連軍の略帽)を被っています。
このあいだジョギングの後、短パンのままで透明エポキシ樹脂をいじっていたら内蓋を外す時にけっこうはねてしまい、太ももに硬化剤がかかってしまいました。暫くすると痒くて赤く爛れてしまいました。けっこうびっくり。慌てて水洗いして服は洗濯しました。透明なヘッドライトを作ろうとしてとんでもない災難でした。数時間後には治ったけど気を付けないとね。
とりあえずドラゴンのソ連軍機械化歩兵セットを作ってみました。4体のフィギュアが入っていますがそれぞれはそれほど関連性はないようです。しゃがんでいる兵士は2体を絡めるのが自然かな。
ソ連軍の代表的な短機関銃、PPSh-41を片手に構える自然に立っている兵士です。この短機関銃はバラライカとも呼ばれていました。ドラムマガジンの多弾倉で切れ目のない弾幕射撃が可能だったのでは?
でも、この兵士が持っているのはしゃがみ姿勢の兵士が持っているのとは違って普通の弾倉ですね。
この兵士は前傾姿勢でジオラマでもない限り固定できないので剥がせる接着剤で足の裏をしっかり固定しました。髪が伸びすぎのようですがたまにはこういう兵士がいても良いでしょ。
今回も4体すべてヘッドを交換したのでインジェクションキットのオリジナルより多少細かい部分が塗りやすかったと思う。軍服のモールドがいまいちの部分があるのでデザインナイフで掘り直したけどそれでも足りない部分は塗装で影を付けてみました。
機械化歩兵というとなんだかものすごい強い集団というイメージなんですが、要するにトラックや装甲車など自動車などに乗り移動スピードが強化された歩兵部隊ということです。補給ではガソリンを消費するしそれなりに気を配らねばならない兵種です。
機動力でいうと昔は騎兵が中心的な役割でした。司馬遼太郎の「坂の上の雲」にそのへんの話がかなり詳しく書いてあった記憶があります。この本は数回読んだ。おそらく何度読んでも面白いと思う書籍のうちの一つ。
機械化というとボトムズとかを連想してしまいます。あるいは機動戦士なんとかとか太陽の牙なんとかとかね。
ソ連軍の歩兵の階級章はデカールに頼れないので細かい筆で描きました。慣れるとそこそこ塗れるようになるかな。
赤い星を背負った祖国を守った兵士たち。Mr.カラーの水性ホビーカラーで塗装した兵士は半ツヤかツヤありなので後ほどツヤ消しコーティングで調整するのが意外と難しい。そもそもやはり水性塗料の筆塗りってどうも好きになれないので、今作っているタミヤのSU-122のおまけの戦車兵ははじめからエナメル塗料で塗装してみるつもり。フィギュア塗装はいつまでたってもあまり上手くならないんだけど作っていて面白いジャンルであります。
(2017/05/16)