・フィンランド空軍 第32戦隊所属 1941年夏 インモラ基地
・ルーマニア空軍 第53飛行隊所属 1941年6月 コンスタンツァ ママイア飛行場 ホリア・アガリーチ中尉乗機
SWEETのホーカーハリケーンを作ることにしました。以前完成させた零戦をかなり気に入ったので今回も精密な仕上がりになれば良いなぁと。
様々な国のハリケーンを製作できるようです。今回はフィンランド空軍とルーマニア空軍の機体を製作する予定です。
説明書がとにかく大きいです。上記の他にイギリス軍とベルギー軍の機体も選択可能です。
片方の機体は丸ごとクリアーパーツなのには驚きました。イギリス軍の機体だと排気管の形が少し違います。それとプロペラは2枚羽です。
(2015/11/23)
機体内部色を塗ったところです。クリアーの機体、ずいぶんときたなく見えますがたぶん大丈夫だと思います。
メーカーにもよりますが、この練り消しはクリアーパーツとくっつけておくとパーツが濁ります。あとで慌ててコンパウンドで磨きました。ちなみにこれはイオンの文房具コーナーで購入しました。少し経って揮発成分か何かが抜ければ大丈夫なのかもしれません。
今回作るハリケーンはフィンランド軍とルーマニア軍です。黄色塗装の部分が多いので始めに薄く白を吹いておきました。特にクリアーパーツの機体はこのままだとまともに塗料が乗らなそうなのでなおさらです。
普段は暗い色ばかり取り扱っていて黄色など隠ぺい力の弱いものの塗料の吹き具合が慣れなくて難しいです。このくらい小さなスケールだと厚吹きするとあまり具合も良くないし、薄いと色合いがまずいしなぁ。
(2015/12/03)
2機とも迷彩の色がぜんぜん違うので一緒に作っても手数は減りませんね。マスキングゾルで迷彩パターンを塗ったところです。
イエローの帯、多少はみ出た部分はあとでタッチアップするとして、少しずつ塗装が進んでいます。
裏面も変わった塗装です。主翼のイエローの幅は違いますし、胴体のイエローも幅が違います。
フィンランド空軍のオリーブグリーンは色調したらかえってオリーブドラブに限りなく近い色になってしまいました。もっとグリーンに振ったほうが実機に近いのかな。
(2015/12/06)
SWEETの解説によりますと、フィンランド空軍はハリケーンを12機発注して10機を1940年3月に受領。残りの2機は輸送中に破損。ソフィン戦争には間に合わず使用されませんでした。
ハリケーンが実戦に投入されたのはバルバロッサ作戦に枢軸側として参戦した1941年7月以降でした。
クリアーパーツにパテで段差埋めを行ったら表面の状態がわかりにくくてフィンランド空軍のハリケーンの右翼付け根が荒れてしまいました。グレー系を塗装して丁寧に確認して作業したつもりなのに残念です。ただ、迷彩塗装なので単色のときよりは多少目立たない気もします。
製作中のグリーン部分がオリーブドラブに見えてあまりフィンランド空軍機に見えませんでした。ウォッシングの要領で色を調整してなんとなくフィンランド軍らしく見えるようになったかと思います。
布張りの機体の質感を出すためにところによっては少々きつめにドライブラシをかけてみました。色調のリカバリーなどで塗装面が荒れたというか、エイジングを施した機体に見えてしまいました。それでも修正前の色味よりずいぶん良いかなぁと思います。
フィンランド軍独特の色合いのハーケンクロイツマークが特徴的です。
排気管周りは気持ちウェザリングを行いました。わずか5センチほどの小さい模型ながらも使用感が出てなかなか良い感じ。
小さなスケールなので迷彩のぼかし具合は無くても良いんじゃないかと思いました。今度、ぼかした迷彩と作り比べてどちらが良いか考えて見ましょう。
これもSWEETの解説ですが、ルーマニア空軍は1940年3月に12機のハリケーンを受領、これにユーゴスラビアから捕獲した3機を加えて15機を保有。バルバロッサ作戦開始時には黒海沿岸の防衛任務につきました。
こちらの機体も特に迷彩のぼかし具合は考えませんでした。棚に飾っておいてもこれくらいでちょうど良い感じです。
軽く茶色系でウォッシングをして、ごく薄く布張り部分をドライブラシしました。
ルーマニア軍の国籍マークは第二次大戦中はドイツの影響なのか、十字の中に丸いマークが入っています。現在は円形のマークです。
細かいんですけど今回もアンテナ線を張って見ました。極細の金属線です。
機体下面は白と黒でずいぶんと変わっています。前後左右に黄色のアクセントがありかっこよく思います。
箱には2分で完成!などと宣伝文句がありますが、迷彩塗装など考えると、とてもとても2分なんて無理です。それでも精密なパーツなので気軽にかっこ良く組めるのは最高です!
まだまだ改善点は多いですがまずは1/144初の迷彩塗装ということでこの経験を次につなげたいものです。一つ言えるのはオールクリアーパーツは形状把握をしにくいのでよっぽど注意しないといけないというところかなぁ。
ハリケーン、かっこ良いです。これは大きなスケールでも作ってみる必要がありますね。などと言いつつゼロ戦もあれきりで続かないではありますが・・・。キットは手元にあるんですよ、キットは。
(2015/12/08)