大昔に作ったタミヤのウォーカーブルドッグの写真が出てきたので製作記の後ろの方に貼ってあります。あまり上手くないです。このキットは2012年7月から11月に製作しました。
家に積んであるウォーカーブルドッグに手を付けました。この戦車は数十年前にタミヤの模型を作って以来です。確か私が一番最初に戦車模型を作ったのがウォーカーブルドッグだったような気がします。小学校低学年くらいの頃、もちろん未塗装でした。
(2012/07/11)
型抜きの関係かタイヤを分割してあり、接着した後に跡を全て消す作業がなかなかに大変です。
車体下部にサスペンションパーツ等を取り付けたところです。随分と細かくパーツわけされており車輪の接着までも工程が多いです。車体下部には2002TAIWANとモールドされていました。ちょうど10年前のキットですね。でも、AFVクラブがスカイボウから金型を買ったとも聞いた事があるので本来のリリースはもっと前なのかもしれません。
(2012/07/11)
起動輪の取り付け部分はどう考えても接着強度が弱いと思うのでエポキシパテで余分な隙間を詰めて補強しました。まぁ多少はみ出てもそれほど見えないかと思いたっぷり注入しました。
転輪などを取り付けたところです。ここまでで結構な達成感。エポパテがあまったので裏側からも取り付けピンの補強をしておきました。車体内部には丁寧に脱出ハッチがモールドされているようです。
(2012/07/14)
やっぱりキャタピラは分割式が良いかと思いこちらを使用してみます。別売りの可動分割キャタピラです。フリウルモデルからも金属製の可動キャタピラがリリースされていますが若干値が張ります。
実際にキャタピラをゴムベルトから変えるメリットがあるんですかね?下2本がキット付属のゴムベルト。上のものがプラ製の分割式です。モールドはゴムでも遜色ないくらい上出来なのでまったく問題なさそうです。分割式は組立が面倒ですが慣れればたいした事ありません。
(2012/07/16)
試しに車輪に巻いてみましたがそれほど変わらないかなぁ。私はキャタピラ1枚1枚のカクカクした感じが好きなので右のほうが雰囲気が出ているかと思いますけど。手間を考えると左のゴムベルトでも全然OKでしょう。
(2012/07/16)
タミヤの最近のゴムパーツと同じようにプラ用接着剤でくっつくかと思っていたら全部剥がれました…。結構頑張って取り付けたのですが無駄な作業となってしまいました。ゴム用のエポキシ系接着剤があれば良かったのですが、瞬間接着剤でもかなりの強度で付きますので大丈夫でした。
ピンセットで剥がしたり取り付けたりしているうちにラバー部分が程よい傷になってディテールアップになってたりして。
(2012/07/16)
ほんの少しだけキャタピラをたるませましたがまぁまぁいい感じかな。可動キャタピラですが位置決めが終わったらプラ用接着剤を結構多めに流し込んでおいてキャタピラを転輪等に固定しました。
(2012/07/16)
(2012/07/22)
M41の砲塔も完成です。アルミ砲身が直線が良く出ていてなかなかかっこ良いです。いったん砲塔を車体にはめ込むと取れにくそうなので塗装が落ち着くまでは乗っけているだけです。
こうしてみるとM41の砲塔はずいぶんと大きいですね。キングタイガーと形が似ていないこともない。
メインハッチは開閉式です。メインハッチ基部と砲塔左側のペリスコープガードのパーツがうまくプラが回っていなくて部品がうまく付かなかったのでエポパテで修正しました。
(2012/10/27)
アルパインのレジンフィギュアを隣に置いてみる事にしました。アルパインのクオリティはまさに生き人形。素晴らしい出来です。見本塗装のようにうまく塗れる自身はありませんが何事も練習です。
サーフェイサーを薄く吹きました。プラのままよりこの時点で少し重量感が出たような。サーフェイサーは瓶詰めを2倍くらいに希釈して軽く吹きました。
小ネタですがスペアで買ってあるMr.セメントSの蓋についているナイロンの筆をメタルプライマーの蓋の裏に差し込んで使うと細かいところを塗るにも便利です。みんな既にやっているかな、こんなことは。
(2012/10/30)
基本色の塗装。ここまではすべてラッカー塗装です。タイヤの塗りわけをドライブラシでどこまでできるかやってみましたが、はみ出してまたリカバリーするのも手間なのでそこそこで辞めてしまいました。
デカールはクリヤーを吹いて表面を滑らかにしてから密着させました。これでシルバリングをかなり防げるかと思います。基本色に明るめの色を加えて所々エアブラシ。アクセントを付けました。
(2012/11/09)
(2012/11/14)
ということで、防盾カバーを作ってみることにしました。キャンバス地のカバーなので、ティッシュペーパー(正確に言うとキムワイプ)を塗らしてそれらしく貼り付けていきます。箱絵を参考にしています。なんか心もとないなぁ、スケスケだし。
(2012/11/14)
乾いたらこうなります。まるで包帯をしているようです。乾くと少し縮むのでいまいち思ったとおりにはなりませんでした。思いのほか真っ白になります。
(2012/11/14)
溶きパテを塗って厚みを少し増すとこんな感じです。伸ばしランナーで周りを囲って、板おもりを細かく切ったものを留め具として貼り付けていきます。そのあとで余っているパーツからリベットを切り出して留め具に貼ってみました。
手前の灰色のものがドイツ戦車の余りパーツでリベットがたくさん付いていて重宝しました。うーん、どうですかねぇ、塗装したらそれなりに見えるかと思います。基本塗装まで終わっていて追加工作というのもちょっと効率悪い。でも趣味なので効率なんて言葉は野暮でしょう。ひと仕事終わってまた次のキットに手を出してしまいそうな予感が。
(2012/11/14)
20年以上前に作ったタミヤのウォーカーブルドッグの写真がありました。このキットは少ないパーツ数ですぐに組めてなかなか楽しめました。
(2012/11/23)
こんなのが残っていました。戦車長のピントが合っていないのが残念です。
(2012/11/23)
M41A3 ウォーカーブルドッグが完成しました。M41は全世界20カ国以上で運用されていた実績があります。現在もまだ配備している国もあるでしょう。どうにも朝鮮戦争にはぶっつけ本番で投入されたという、なかなか気合の入った車両です。
今回のマーキングはマニュアルによると1956年、西ドイツにおける米軍第1機甲旅団だそうです。西ドイツにもレオパルトなどを国産開発するまでは供与されていました。
インストでは特に指示はありませんでしたが、マフラーカバーは結構さびた感じに仕上げました。昨年のニュースではバンコクでのデモを鎮圧する部隊にもM41を見かけました。その車両もマフラーはずいぶんと色が変わっていました。
60口径76.2mm砲とT型マズルブレーキ。説明書によるとT型マズルブレーキは発射煙を左右に逃がすので射撃後も視界が良好に保たれます。
防盾のキャンバスカバーはティッシュとパテで自作しました。留め具は板おもりを細かく切ったものに他キットの余ったパーツからリベットをこそげ落として接着しました。キャンバスの皺はもう少し研究の余地あり。ぼろきれかまゆみたいになってしまった…。
覗き窓(ペリスコープとも言う)のようなところはシルバーに青を混ぜて塗装。もう少し透明感というか、光沢というかガラスっぽい表現があればよいのですが。
車体はオリーブドラブの基本色をベースにいくつかの明暗を変化させてエアブラシをしてさらにウォッシング等で変化をつけました。
戦車兵を脇に立たせてみました。そもそも1950年代の米軍戦車兵はこの軍装で問題ないのかというところがあります。朝鮮戦争でも似たようなジャンパーを着ているようなので車両に合わせてみました。
左肩には第1機甲師団の師団マーク。細かいので筆で描くのは大変でした。自分では意外と上手くいったと気に入っている部分です。車両のマーキングと一致するのかは不明です。
アルパインのサンプル作例のような超絶技巧を真似てみたくてもなかなか難しいところです。でも、雰囲気は良いかと思います。
製作記にある20年前に作ったブルドッグに比べるとまぁまぁ満足です。戦車もかっこよいけれど、造形の優れたフィギュアを添えるとまた良い感じ。
コメント
はじめまして 関西在住のかなりオヤジな兵器モデラーです、たまたま 完成品の戦車の埃を払ってたら タミヤのM41のアンテナを折ってしまい(^O^)長さどれくらいかな?とウェブをさまよってここにきました M41はほんと戦車らしい戦車ですよね これと4号戦車と61戦車は戦車デザインのスタンダードみたいな?
余談ですが 自衛隊のOB会で戦車隊出身のかなりのベテランな人たちが かのチャーフィー戦車は自動車屋が作った戦車だから乗りごごちが最高に良かった といってました 自分は戦車は訓練で61や74の背中に乗せてもらったことは有りますが 乗り心地は覚えてないですねー
こんばんは。こちら作ったのはもう5年くらい前になりますでしょうか。長いアンテナを付けてないのでご参考にはならなかったかもしれません。なるほど、チャーフィーは乗り心地はかなり良い方だったんですね。最新の10式は見たところ乗り心地良さそうです。タミヤもこのAFVクラブもM41は作り易くて良いキットだと思います。作ってみると意外と大きいんですよね。