飛行機のプラモデル。今回は久しぶりにジェット機のプラモを製作したくなりました。台湾(中華民国)空軍のF-86Fです。はるか昔にカナダ空軍のセイバーを製作した記憶があります。
今回のオリンピックは全体的に日本の獲得メダル数が多くて盛り上がっていて良いですね。それと普段はめったに目にしない競技にもスポットが当たるのが良いと思います。卓球個人は女子は残念な部分が多かったけど相手の実力を称賛するべきでしょう。相変わらず壁は立ちはだかってますね。男子は快挙でした。
パイロットの位置と操縦桿を握る部分が届かないので調整しました。操縦桿をちょい手前にずらしたり右手のレバーが実は届いていなかったり。
中華民国空軍のパイロットスーツの色ははアメリカ軍とほぼ同じ色で良いかと思います。
第一世代のジェット戦闘機はあまり装備が多くありません。今回は増槽とサイドワインダーを取り付けます。
エアインテークや排気口のシルバー部分をちまちまと塗装しています。そういえば、赤いカバーをかけるから見えないのに何で塗っているんだろ?
(2016/08/13)
おもりを忘れずに入れないといけません。指定では5gとありますが念のため10g入れました。貼り合わせた後で見えませんが、丸くて平らな金属片を数個入れてあります。
キャノピーにパーティングラインが入っていました。サンドペーパーで削って最終的にはコンパウンドで磨いて綺麗にしました。
今回はほぼ全面シルバー塗装なので細かい部品もなるべく接着してまとめて塗装しました。
(2016/08/15)
排気口あたりは焼鉄色の指定ですが、クリヤーオレンジを少し混ぜたメタリックにしてみました。裏側の仕上が甘くてパーティングラインが分かる部分がありました。少し反省です。
垂直尾翼の上端部分はニュートラルグレーなので忘れないように塗装します。ついでなのでデカールにしてくれてもいいのに。
もう少し密着させる必要がありますが、一番難しそうなデカールをいくつか貼り終えました。タミヤのマークフィットストロングは思ったより強力ではないですね。
小物の塗装も終わりました。もう少しで完成です。
(2016/08/17)
中華民国(台湾)は1955年から米国よりF-86Fを供与され320機以上を運用していました。当時は共産主義の脅威から守るために台湾、フィリピン、韓国、日本など多くの国が米国より軍事力の援助を受けていました。現在も米軍とは重要な関係にあるのはご存知の通りです。
この機体は台湾空軍アクロバットチーム 雷虎小組(サンダータイガー)のものです。
空対空ミサイルが初めて実戦で使用されて撃墜が記録されたのは、1958年9月に台湾海峡で中国人民解放軍と台湾(中華民国)の台湾空軍との空戦でした。台湾空軍はアメリカ製AIM-9 サイドワインダーを装備したF-86F戦闘機でMiG-17Fを11機を撃墜しました。
Mr.Colorのシルバー 8番を吹いた後にクリヤーブルーを混ぜたものや少し暗めに調合したシルバーを軽くふいてコントラストを付けました。
前と後ろに赤い金属製の蓋を取り付けました。綺麗に剥がれる接着剤で仮留めしています。
普段、キャノピーが下手っぴであまりうまく仕上がらないのですが、今回はまあまあ上手くいきました。
ノーズのデカールはかなり複雑な曲面に張り付ける必要があり、なかなか皺にならずに貼れません。ちょっと失敗しました。乾燥までの経過をちゃんと見張っていた方が良いのかな。
デカールは重ね貼りが多いです。ちょっと曲がってしまったところもあります。
台湾空軍の国籍マークは国旗の左上にある青天白日の紋章です。青天白日とはよく晴れわたった青空と日の光。転じて、潔白で後ろ暗いことのないことのたとえ。白日とは輝いて白い太陽のことだそうです。
機体は基本的に半ツヤです。すこし主翼にボディのデカールが写っています。もっとグロスにした方が良かったかな?
ノーズ先端の黒い部分は手描きです。デカールが無かった。あっても貼るのは難しいかも。
デカールの貼り合わせでつじつまが合わない部分はなるべく下面の飾っていて見えにくい部分に寄せました。
久々にジェット機を組んだら細かいデカールが多くて大変でした。でも、ずいぶんと精密感がアップしたと感じます。
大昔に製作したカナダ空軍のセイバーよりは結構うまく作れたかなー。この中華民国空軍の虎雷はマーキングが最高にかっこ良いと思います。F-86はいろいろなデカールで製作できるので楽しいですね。
(2016/08/20)