1/144スケールのドイツ軍戦闘機プラモデルです。フォッケウルフFw190はけっこう有名な機種です。スケール工房ベゴとありますが、このマークを見るとキューベルワーゲンを思い出します。この飛行機プラモも随分と古いキットでいつ購入したのかちょっと忘れてしまいました。箱がけっこう潰れています。今回はこの隅っこで潰れかけて忘れられていた可哀そうなキットを完成させたいです。
裏面の塗装ガイドは赤腹のドーラの説明になっています。と言いますかこの部隊JV44はだいたいこんな感じの塗装です。
ランナー1枚に控えめな部品数で一機分がまとまっています。これが二つ箱に入っています。
驚いたのが機体下面全面に対応しているカルトグラフ製のデカールです。そんな上手く仕上がるのかね?デカールだけで。発色は素晴らしくてデカールの劣化も見られません。
二つまとめて同じ作業をしています。これが10機分くらいになるともう家内制手工業っぽくなってつまらない作業なんだけど2機くらいなら全然平気。考えてみたら4号戦車の車輪なんて同じ作業を何回もしてるんだよなぁ。
(2018/08/24)
パネルラインのスジ彫りは細くて繊細です。Sweetの品質にも引けを取らないと思います。
ランディングギアの位置決めがデリケートで難しい。いつまでも、ああでもないこうでもないと定まりません。一応、インストには正面からと横からの参考図があり助かります。
実際の塗装は一瞬で終わるのに、色変えの時のエアブラシ清掃の方が時間掛かっています。
昨日、たまたま秋葉原に寄ったので、久々に1年ぶりくらいにブックオフに行ってみたらなんか店じまい風の雰囲気になっていてびっくり。店仕舞いというと語弊があるかな?たたき売りが増えたという印象。コミックのまとめ売りが増えただけかもしれないけど、隣の倉庫との壁が取っ払われてどんどん品出ししていました。欲しかったコミックセットが激安だったのでついつい購入してしまいました。潰れないで存続してほしいけど、CtoC市場がこれだけ食い荒らされていたらちょっと難しいかもしれない。
(2018/08/26)
この辺までは小さな機体でもエアブラシ塗装での塗り分けに対処できるんですけどちょっと苦しい。実際に色の境目をどう仕上げるかは個人の好みかな。境目がはっきりしている方が好きな人もいれば、あいまいな方が良い人もいます。
迷彩塗装の機体横のモットリングっぽい部分はエアブラシ吹きは細かすぎて無理があったか。意外と筆でぼかしながら塗る方が上手くいくのでしょうか。機体側面のダークグリーン迷彩が非常に難しいです。
機体下面全部をデカール貼りで対応するのは結構大変な作業です。おそらくどうしても筆でリタッチする部分が多くなると思う。でも、けっこう面白い作業でもあります。3機分のデカールがあるのは失敗した時の予備として付けてくれているのだろうか。それにしては大盤振る舞いだね。
(2018/08/28)
2機とも完成しました。いわゆる「長鼻のドーラ」です。機体番号は違いますが基本的にはほぼ同じカラーリングです。
Fw190 D-9型はエンジンを換装して急上昇性能を向上させ防空戦闘任務に適した性能の機体となりました。1944年夏から量産されて主要施設上空の防衛などを行っていました。
運用を開始したMe262ジェット戦闘機が離着陸時に無防備となるのでその援護任務も行っていました。でも考えてみると飛行機はすべて離着陸時は無防備なのでは?と思いますけど。それだけ最新鋭ジェット戦闘機は大事にされていたということでしょう。
マーキングはJV44 第44戦闘団、”赤の3” ヴァルデマール・ヴュプケ大尉機、1945年5月、です。機体横の細かい字で書かれたスローガンには”Im Auftrage der Reichsbahn” 「国鉄の命により」と書かれており鉄道路線防衛のための地上掃射攻撃が多かったことの皮肉だろうと類推されています。地上攻撃は危険な任務であまりやりたくなかったのかな。
こちらは機体番号1番。ハインツ・ザクセンベルグ少尉機です。横のスローガンは”Verkauf’s mei Gwand I’foahr in Himmei!”「服を売り払って天国へ!」だそうです。なんのこっちゃ。この飛行隊は何か気の利いたセリフを書かないといけなかったのでしょう。銀河英雄伝説のオリビエ・ポプランの飛行隊のようなノリか。というかこちらがオリジナルかも。
細かいデカールは割とうまく貼れたんですが、クリアー部分を多く含む「踏むなエリア」のデカールなどはちょっとシルバリングしてしまいました。
機体下面の多量の赤いデカールはマークソフターを多用すればなかなかうまい具合に貼ることが出来ました。発色が素晴らしいので塗装よりうまくいくかも。赤や黄色のデカールは時々色が薄いものがあるのでそれが気になることもあります。
一番最後の仕上げにコックピット後部と尾翼上端をアンテナ線として極細金属線を接着しました。1/144スケールでここまでやんなくても良いかなぁと思うこともありますが一応試してみました。
ただ、瞬間接着剤の痕が残ったり、塗装のレタッチが細かすぎて面倒に感じることもあります。製作中の破損リスクを考慮しても塗装前にアンテナ線を接着してしまうのもありなのかなぁ。あらかじめキャノピーの裏側からアンテナ線を通しておけば工作の難度も若干下がるように思える。次回試してみましょう。
塗装が難しそうで、説明書を見た後でずーーーっと放置していたものが今回完成させることが出来て良かったです。もう少し塗料の濃度調整などが上手くなればさらに細かいエアブラシ塗装ができて上手くいくと思います。って何年エアブラシ使ってるんだ!と言われそうですが・・・。いま思いついたんですが濃度センサー付きのエアブラシを作れば売れるんじゃないかな?
ゲームの話、最近急に「信長の野望」系のゲームがやりたくなって「天道」with パワーアップキットをプレイしています。こういうのは5年ぶりくらいだから古いゲームでも新鮮。地図一枚物の戦国絵巻みたいでけっこう面白いです。ただ、配下武将の忠誠心が90以上あってもバシバシ引き抜かれるのは何なの?感覚的には引き抜かれるのは70以下くらいかと思ってた。納得がいかん!!と思っていろいろ聞いたら、勤続年数と能力によって俸禄要求値が決まっていて満足していないとどんどん下がるらしい。家臣が結託して労働組合でも作ってんのか?長年千葉県に住んでいたので里見氏でプレイしているけど面倒になってきた。
(2018/08/30)