2008年10月に製作しました。
8月末に購入しほんの少し手をつけて以来、いろいろと忙しかったため忘れていましたが製作再開しました。このキットは箱組みで部品点数も多く難しそうですが説明書はかなり詳しい実車解説と組立解説があり、よく読めば最後まで完成させられそうです。
聞くところによるとシャーマニア待望のキットで、これがリリースされる以前はさまざまなキットやガレージキットを切った貼ったで正確なファイアフライを作るのにかなり苦労していたようです。
ベルトキャタピラが4枚入っていたので少々驚きです。タミヤのキットに慣れていたので2枚かと思っていました。キャタピラ連結ピン部分のパーティングラインが目立つので見えそうな部分は消しました。少々モールドが消えてしまいますがこの方が良いと判断しました。。キャタの出来が良いのでモデルカステンに替えるほどでもないかな。カステンは組立が難しいしお値段も張るのでこのまま進めます。ドライブスプロケットも3種類から選べるようになっていました。
転輪のリベット、ゴミだよゴミ。切ってしまうと。12個ある転輪に「ディテールアップにはランナーについているリベットを切り離してつけると良いでしょう」とアドバイスがありました。12個の輪に各々12個のリベットを付けて計144個でした。やらなくてもあまり判らないんだけどやってしまうのがモデラーの性でしょうか。本人以外に判るのだろうか?左がリベットをくっつけたもの(取説と位置がずれてますが)右がそのままです。転輪のパーティングラインも削るのにちょっと時間が掛かりました。
結構部品が細かかったので車輪が出来ただけでひとつの達成感が生まれました。と言うことでここで記念撮影。スポンジクッションを内蔵していてちゃんと稼動します。組立工程は多いですがおかげで構造が理解できました。
シャーシの箱組みはやだなぁ、と思っていたのですがインストに必ず仮組みをするよう指示があったのでこんな感じになりました。パーツの合いはまったく問題なくうまく組めそうです。
良質なエッチングパーツが入っているのですがこの部分は普通に組んだらほとんど中は見えなくなっちゃうんですよね。見えないところへのこだわり、でしょうか。
(2008/10/19)
車体の組み立てが進んできました。キャタピラが浮かないようにするために爪楊枝等で隙間を押さえながら接着しているところです。ベルトキャタピラの雰囲気もグッド。
サスペンションが稼動なので転輪とキャタピラを接着する場合もおもしを載せて接着したらうまくいきました。私の場合は英語辞書を載せて丁度良かったです。
(2008/10/19)
ライトガードはエッチングパーツでうまい具合に出来ました。プラスチック製の冶具がついておりビギナーでも比較的簡単に形になります。砲塔部品、なんか一個付け忘れているみたいです…。
車体後部の下のほうはあまりよく見えませんが細かいパーツがたくさんあります。エッチングパーツも一部斜めってしまいましたが、まぁあまり細かいことは気にせず作ってしまいました。前部後部ともに牽引フックというかリングがありますが細かすぎてヤスリがけのときすべてぽっきり折ってしまいました。接着剤で固定すればなんてことはなくリカバリーは可能でした。
細かい部品が結構ありますが何とか組み立て完了です。金属部品が所々に使われているとディテールアップをした!という錯覚で出来が良くなった気がします。実際は素組みですけど。あと、コマンダーを1体乗せて車両後部に少し装備品を搭載する予定です。このキットは部品の合いが抜群ですね。きつすぎず緩過ぎずすっと部品が入っていくのでぜんぜん調整等の必要がありません。後で接着剤を流し込むだけで楽しく組み立てられました。特に箱組みも容易でしたね。
(2008/10/25)
タミヤの連合軍車両アクセサリーセットからいろいろと荷物を搭載しました。この際、英軍でも米軍でもどちらでも良いのでゴロゴロとたくさん載せました。
(2008/10/26)
折りたたみ式のバケツやジェリカン、キャンバスシートやフィールドバッグ等、キャンプ道具みたいなものでしょうか。考えてみるとジェリカンを載せていて命中弾だと火吹くかもしれません。側面はすり抜けに邪魔かと思い何も吊るしませんでした。そのあたり、東京の交通事情が頭によぎってしまったのかも。
(2008/10/26)
(2008/10/26)
基本塗装はオリーブドラブで行いました。単色なので少し変化をつけるためエアブラシにて濃淡を表現してみました。写真でもわかりにくいかもしれません。
(2008/11/01)
全体的に基本塗装が完了しました。バッグ類も単調なのであとで少し色味を変えてみようかと思います。車外装備品はやはりオリーブドラブで塗装されていたと説明書に記載があったので少しトーンを変えたオリーブドラブ系の塗装としました。多少変化があったほうがスコップ等も引き立つでしょう。
(2008/11/05)
簡単に説明するとファイアフライは普通のシャーマンにイギリス軍の17ポンド対戦車砲を搭載したものです。ティーガーやパンター等のドイツ軍の高性能戦車を正面から撃破可能なのはこの17ポンド砲だけだったのでシャーマンに無理やり載せたようです。
実際、ノルマンディー以降の進撃ではかなりの役割を果たしました。当初、イギリス製の戦車に載せる計画でしたがそれらはすべて小さすぎて実験で失敗したそうです。ドイツ側もファイアフライを警戒して目視したらほかのシャーマンより優先して攻撃を受けたと聞きます。ファイアフライの乗員もこの戦車を頼りにしていたでしょうがドイツ軍の目の敵にされるのもかなりプレッシャーがあったでしょう。
シャーマンの砲塔は17ポンド砲には小さすぎるので無線機設置スペースがなくなってしまいました。後ろについている大きな箱は中で砲塔とつながっており無線機を搭載している場所です。
単色の模型なので少し色合いに変化を付けたつもりですがちょっとやりすぎたかも。それでもちょっと遠めで見ると良い雰囲気です。
足回りはウォッシングをしてパステルをこすりつけました。ベルト式のキャタピラもディテールが細かくて良い質感をしています。今回は前後から見える波型の滑り止め部分だけ銀でドライブラシをして、他はあまりメタル系のドライブラシをしませんでした。
ちょっとピントが合っていませんが、戦車兵です。ヘッドはレジン製に交換してヘッドホンコードを追加しました。なかなか頼りがいのある顔つきをしてます。キット付属のヘッドより若干、いやかなり年配です。
車両後部にはいろいろなものを搭載しましたが実際4名の乗員が戦線を移動しながら生活するっていうのはどんな感じなんでしょう。訓練とは違うのでもっと荷物も増えそうですが…
四角い砲手用ハッチはファイアフライオリジナルのものだそうです。小さいながらサーチライトも付けました。
OVE類もオリーブドラブに塗装されていたようですが模型としては金属や木の質感で塗装したほうが見栄えが良かったかもしれません。ベルトもろくに付けなかった…
ちなみにシャーマン戦車のシャーマンは巫女さんに由来するわけではなく、南北戦争時の北軍の将軍、ウィリアム・シャーマンに由来します。スペルも違いますね。予備履帯を補助装甲代わりとして貼り付けたのはほんの気休めか。少しは防弾効果があったかもしれません。ファイアフライ自体ははじめは不恰好な印象で違和感がありましたが作ってみると結構かっこいい!
(2008/11/08)
コメント
細密桃源郷さん、こんにちは。
シゲチュウざえもんと申します。
かなり以前からの愛読者?のつもりでおります(一度メールで感想を書かせていただいた覚えがあります。)が、サイトをブログに移行されるのでしょうか。それともHPとブログがいっしょにされているのか…。工事中とのお話なのですが(自分の見慣れたヤフーのブログとは違うというだけの理由かもしれませんが)どこをどう拝見すればよいのか、やや戸惑いました。
のっけからケチをつけているみたいですみません。
以前のように製作記を拝見できるのを楽しみにしております。戦車ものも大好きですが、現用戦闘機も仕上がりが素晴らしいものがたくさんあって、いつも楽しみに拝見していました。これからもよろしくお願いいたします。
シゲチュウざえもんさん、こんにちは。今後はブログにまとめたほうが見やすいかなぁと思いました。ブログ表紙に国籍とAFVと飛行機のカテゴリーを付けておけば訪問者の方が自由にみられるし、記事の最後に関連記事も載るみたいです。現用とWWII以前というカテゴリーも記事が増えてきたらあると良いかもしれません。作りかけのゼロ戦を12月8日までに仕上げようと思っていたのですが、温泉に遊びに行ってしまい間に合いませんでした。進みは遅くなるかもしれませんが引き続きよろしくお願いします。ではでは。