AFVクラブのストライカーです。2009年4月から6月に製作しました。
アメリカ軍の誇る最新鋭装甲車の基本形です。近未来的なデザインに惹かれて作り始めました。というより、昨年末に突発的に作りたくなったのですが、いろいろな模型店に在庫がなくて香港に発注していました。2ヶ月ほど前に届いて部屋の隅に転がっていたのですがこのほど組んでみることにしました。
スチュアートと同じメーカーですが格段に部品の合いが良くなっているようです。ミシュランのタイヤもとてもリアルで質感があります。塗装しなくてもそのまま使えそう。ただ、エアブラシを吹くので、どのみち黒で塗装することになると思いますけど。
(2009/04/16)
骨組みに、パネルをぺたぺた貼り付ける感じの工作がパズルみたいでとても面白い。部品A20とあるつるはしはC20で、F5は1こどうしても足りないのでB19を使うのだと思う。と考えて勝手にやっていたら箱の隅から正誤表の紙切れが出てきました。きちんと知らせていてくれたんですね。
こういう部分はドラゴンにも求めたいですね。せっかく製品自体は最上級の部類なのだからインストを洗練させればもっと消費者の信頼を得られると思います。
車体上部が少しずつ出来てきました。ゴムやエッチングパーツも使ってよい感じです。細かい部品もキチッとはまるし、ほんとに組み立てていて面白いキットです。
(2009/04/19)
組み立てが完了しました。上下のパーツの合いも抜群で特に変な隙間等発生しませんでした。ライトはクリアーパーツなので基本塗装が終了するまでは付けないでおきます。
マシンガン周りがとても精密な構造で作りごたえがあります。スモークディスチャージャーの弾頭パーツをもう少し付けてくれればもっと良かったのですがある分だけは取り付けました。
(2009/04/29)
ストライカーの基本塗装を施しました。Matt Marine Greenという色で、なんか明るい気もしますがこんなもんでしょうか。表面にいろいろ複雑な構造物がありエアブラシ塗装も何回か繰り返さないと満遍なく色が乗りませんでした。
(2009/05/31)
ストライカーはスイスで開発されたピラーニャをベースに開発された8輪装甲車です。乗員は2名でその他に9名の歩兵を搭乗させることが出来ます。輸送機で空輸することも可能で世界中に兵力を展開することが可能だそうです。
AFVクラブのキットとしてのできばえは文句なしに良いかと思います。細かい部品も多いですがストレスなく組むことが出来ました。
ウォッシングをしていましたがハンブロールの塗膜は強固とはいえペトロール等でジャブジャブにウォッシングをすると乾燥跡がどうしてもムラになってしまうことがあります。それと塗膜を侵して皺皺になったりしてしまいます。乾燥後に皺が無くなって問題ないこともありますが結構リスキーな手法と感じています。でもウォッシングって結構楽しいんですよねー。
汚くムラになってしまった塗装面をエアブラシで吹き直したりパステルでリカバーしたりと結構手間がかかってしまいます。リカバリーではなく改悪になってしまうことも多々ありますがパステルの表現もやりすぎると修復が難しいです。ウォッシングの代わりにエアブラシでこまめにグラデーションを掛けるなど他の方法にて似たような効果が出るか次回はやってみようかと思っています。
パステルでほこりっぽくなるので仕上げに使用してお茶を濁すパターンを多用していますがもっと他のアプローチが無いものかとも思います。ハンブロールのつや消し塗装面はザラザラしているのでパステルが乗りやすいですが、逆に汚しすぎるとなかなか元には戻らないですね。どの辺でやめておくかのさじ加減が非常に難しいですがこれは実車写真などを見て試行錯誤して感覚を磨いていくしかないかなぁ。
ちょっとどころかかなりやりすぎですね。たまにはこういうアプローチもありか。実車も砂漠を走り回っている車両はかなりハードに汚れているけどそれならばもっと装備品を追加して実戦の感じを出したほうが良かったですね。
ドラゴンの大昔のフィギュアにレジンヘッドを取り付けました。首から下のモールドがだるいですが、まぁ、こんなもんですか、腕時計もしてますし。デザート迷彩は落ち着かないとうまく描けません。難しいです。でも顔つきはなかなか頼もしいかと思います。
パステルのウェザリングやりすぎ感も、この車両は中東の市街戦で瓦礫の中をくぐり抜けてきた、と思えば自然な気がしてきます。まぁ、そこまでいうなら情景模型にしないと説得力ありませんけど。シャベル等の柄や金属部分はなかなか良く出来たかと思います。つるはしも尖ったほうを多めに汚しました。ベルトはもう一工夫の余地アリです。
ライトの透明パーツはAFVクラブのキットの場合、エナメル溶液に触れると白濁したり溶けたりするので注意が必要かと思います。今回全ての工程の一番最後に透明エポキシ接着剤にて接着した。右側のヘッドライトがエポキシパテに触れたらクリアーパーツの細い縦線が消えてしまった…。アンテナは真鍮線で作りました。アンテナも含めた全体写真もなかなかかっこいい感じです。
たまには装甲車の製作も気分ががらっと変わって作っていて面白いですね。キットの出来が良いと塗装で緊張します。今回あまり塗装の出来が良いとはいえませんが、組みあがると見栄えがしてきます。砲塔はないですが、8本のタイヤがやはりインパクトがあるし造形も優秀だからでしょう。このキットは素晴らしいです。次回はさっぱり系の塗装で上品な完成を目標にしてみます。
(2009/06/18)
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