スチュアート軽戦車に別売りの連結キャタピラを使用しました。2014年12月の製作です。
今回は軽戦車を製作してみます。アメリカ軍のスチュアート軽戦車です。タミヤのM8自走榴弾砲に比べるとかなり苦戦しそう・・・。今日発表になったGDP7月~9月もかなり苦しそう・・・。
いきなり難しい箱組みから始まって、慎重に組み立ててここまできました。
エッチングパーツの金網がリアルで良いです。が、しかしちょっと取り付けで曲がってしまいました。あとで歪みを修正しなければ。全体的に部品分割が細かいですが頑張れば報われそう。
起動輪と誘導輪、各転輪は前期型と後期型のタイプが付属しており選択できます。 起動輪は、肉抜き穴があるタイプが前期型で、肉抜き穴が無いタイプが後期型です。誘導輪は、スポーク式が前期型、スポークの内側が埋められているタイプが後期型です。 転輪は、スポーク型が前期型、プレスタイプが後期型のようです。今回はすべてを後期型の車輪を選択して組んでみました。
(2014/11/17)
付属のワイヤーはこのキットの場合ナイロン製でした。毛羽立つかと思ったけど全然そんなことは無かったです。
砲塔後部に取り付けたアンテナは0.2mmの極細金属線を使用しました。取り回しているうちにかなり破損しやすいところなので、これで破損防止できます。
実はこいつ、3年ほど前から積んでいたキャタピラなので今回のキットに使用してみます。キット付属の平たいキャタピラとはまた違った表情になるでしょう。
ドラゴンのマジックトラックに比べるとさすがに手間が掛かります。両脇の留め具を一つ一つはめ込むので大変。接着するときに両穴のうち片方だけに接着剤を付けると臨時に可動になるのでそのあいだに手早くシャーシに巻くとけっこううまく形になります。
組立は車体の箱組みを含めてかなり難しいです。いろいろな部分を慎重にすり合わせないと形にならず破綻するかもしれません。車両の前部は実車でも溶接なので多少隙間ができてもパテで埋めればリカバリーは十分可能かと思います。
砲塔横の綺麗に並んでいる道具はグローサーと言って、足場の悪い場所を走行するときにキャタピラに取り付けて使用していました。びっちりとフルで隙間なく付けるとするとまったくスペアパーツがないので紛失や破損には注意が必要です。いくつか無くして床を這いずり回って探しました・・・。綺麗に並べることができれば見ごたえのある部分になるのでかっこ良いです。
エッチングパーツがバランスよく使われていて効果的です。欲を言えばライトガードもエッチングをつけてくれればなお良かった。
タミヤの古いフィギュアにレジンヘッドを合わせてみました。ちょっとポーズがぎこちない気もしますが、まぁ良いでしょう。
久しぶりですがレジンヘッドはやっぱり良い!いい表情してます。惜しいのはヘルメットを深くかぶっているので表情が撮り難いところです。
(2014/11/28)
デカールを貼って 細部を塗装して軽くウォッシングを施したところです。
(2014/12/06)
37mm対戦車砲はヨーロッパや北アフリカでは非力でしたが、太平洋戦線では日本軍の戦車の火力がさほど強くなかったため、戦争前半では圧倒的な威力を発揮しました。全部で約6,800台生産され、軽戦車の中では最多生産数だそうです。
製作記に記載したとおり今回は別売りのT36E6型キャタピラを履かせてみたのでなかなか武骨なイメージの仕上がりとなりました。
うーん、剥き出しのキャタピラもなかなかかっこ良いんでないかい。
エッチングパーツの切り出し口の仕上げをもう少しきれいにしたほうが良かったのですが、ウェザリングをしたあとならそれほど目立たないですね。
砲塔のハッチは大きく開ける事も出来ますが、中はあまり再現されていないので、今回はすべて閉じて製作しました。
マーキングは1944年ベルギー内での第1機甲師団第24装甲連隊としました。
キャタピラの金属色を強調したい割にヘッジローカッターは泥だらけにしてしまうのはウェザリングとして矛盾かもしれない。はじめ足回りは赤茶色の泥ウェザリングとなってしまったけれどこれだと帝国陸軍がインドシナで戦っているようになってしまい、サンド系で塗装し直しました。
一応、乾いた土が戦車前面やステアリングにこびりついているという解釈で白っぽく乾いた泥をまだらに塗装してみました。
そのときの気分でウェザリングをハードに施したり控えめにしたりいろいろですが、今回はせっかく別売りのキャタピラを装着しているので泥ウェザリングは控えめにするべきだったか。いつものことながらこの加減が難しいです。
クリアーパーツのヘッドライトは光が当たるとキラッと光るので、つや消し塗装や半ツヤ塗装の中でよいアクセントになります。
おお、なんとなく映画の中に出てくるアメリカ戦車兵っぽい雰囲気です。やっぱり確率的にはレジンヘッドのほうがうまく塗れるのかなぁ。そのときの集中力しだいなんでしょうけど。
こう並べるとフィギュアよりもキャタピラのギラギラ感に目が行ってしまいます。
小さな車両ですが部品分割が細かくておなか一杯なキットという印象です。部品が細かい割りに部品の合いはまぁまぁなので戸惑う部分もありますが、完成すると精密感あふれるかっこよいM5になりました。コンパクトなのにごちゃごちゃした密度間はロシア戦車とはまた対をなす魅力かと思います
(2014/12/07)
先日、海外在住のこのブログの読者から、今回の車両はベルギーでの第1機甲師団の第24機甲連隊ではなく、ベルギーに展開時の第1ポーランド機甲師団の第24騎兵連隊であると教えてもらいました。AFVクラブの説明書が間違っていたのかな?その辺はちょっとよくわかりません。
(2022/08/22)
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