ドイツ装甲8トンハーフトラックの派生型で対空機関砲を搭載したフラックザウリアです。
以前、タミヤの4連対空砲ハーフトラックを製作した時に途中までこのモデルカステンのキャタピラを使用しようと組み立てていました。はじめにキットのシャーシやら転輪を組み立ててしまい止む無く断念して放置していました。今回は慎重に作業プロセスを検討して組み込みたいと思います。
根本的にタミヤのベルトキャタピラの幅がまるっきり実物と異なるのでこのようにモデルカステン側でシャーシ丸ごと交換のようなパーツ構成になっているんだと思う。タミヤのパーツにも多少細かい調整が必要ですが作業自体は簡単。
1コマが大きいので出来るだけ正確に必要な長さを得るため、マスキングテープを巻いてそれと実際のキャタピラを比べていきます。
タミヤのキャタピラもモールドは悪くないんだけど裏側がのっぺらぼうなので、予算と気力が許せば交換した方が見た目が良いですね。
(2017/12/23)
タミヤのプラモデルはいつでもとても作り易いんだけど多面構成の装甲板の運転席キャビンは隙間ができてしまいました。目立つ部分はパテ埋めが必要かな。
このサンボンド、透明の容器に小出しに移し替えて使っていたのですがあるとき気が付くとまるっきり接着力がなくなっていました。とにかくプラを溶かさない。品質が劣化してしまったのかもしれないです。試しにおおもとの缶のものを取り出してプラスチックの接着を確かめたらかなり強力な接着力を保っています。まさか光に当てると劣化する?あるいは空気に触れると劣化?湿気が原因か、でも瞬間接着剤じゃあるまいしねぇ。ジクロロメタン(塩化メチレン)の特性でもそんなことあるのかな。化学知識なんて全くないのでよく分かりませんが、とにかくまだ随分と残っているので黒い容器を作ってしばらくその中に入れて使ってみます。こういうのは実際に使ってみないとどんな現象が起きるかわからないですね。ちなみにジクロロメタンは発がん性があり危険なので大量に使用したり換気できない場所で使うのはやめたほうが良いです。
珍しく装備品の追加工作をしています。パーツを一部削ってエッチングパーツのクランプを組み込みました。
予備の弾倉入れは4つほど付属しています。砲座を回転させるときに邪魔になるので接着しないで転がしておいた方が良いでしょう。
ちょっとSF小説の話なんですけど、「ねじまき少女」というのをこのあいだ読み終わりました。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、キャンベル記念賞を取っているのでいつかは読んでみたいと思っていたけど非常に疲れた。暗くてテンポが悪くて主人公不在、凝った伏線も特に無いしラストはハッピーかバッドかと言えば主人公がいないんだからよく分からん。それこそ凝った人が映画にでもすればそこそこ観れるかも、ブレードランナーみたいな感じですかね。世界観はオリジナリティーがあり描写が素晴らしい。プラスマイナスで普通の面白さ、かな?これは読む人によってものすごく好き嫌い分かれそうな作品ですね。10月からだらだらと読んでいて上下巻読了に2か月以上かかりました。暗い作品だとなかなかページが進まないのかもしれない。
(2017/12/26)
トラックの枠は広げたほうが躍動感が出るけど、裏側は普通に瞬間接着剤で貼り付けているだけなのでその部分がどうしても目立ってしまいます。せっかく作ったモデルカステンの連結キャタピラが良く見えるので枠は立てていたほうが良いんじゃないかな。
機関砲部分およびシャーシと履帯の間、シャーシ裏側が入り組んでいて塗り残しが出やすいのでブラックで吹きました。念入りに吹きすぎたかもね。
普通のドイツ軍三色迷彩は最近少し自信があるんだけど、こういう細い帯を描くのは苦手です。でも、こういう迷彩はハーフトラックなどの軽装甲の車両にはよく似合うと思う。ダークグリーンとレッドブラウンは少しダークイエローを混ぜて地の基本色に馴染むようにしてみました。綺麗で新品同様のデカールは安心感があります。
(2017/12/28)
フラックザウリア、完成しました。第二次大戦後半は連合軍に制空権を奪われがちになり、ドイツは各種の対空自走砲を開発しました。ドイツ軍は対空砲などの車両を生産するにあたりハーフトラックや戦車の車体をたくさん流用しています。8トンハーフトラックはもともと88mm砲の牽引などに使われた大きな半装軌車です。防御力強化のために運転席やラジエター前面に装甲板が追加されました。
マーキングはグロスドイッチュランド装甲擲弾兵師団とヘルマンゲーリング第2大隊が選べました。私はグロスドイッチュランドを選択しました。
装甲化された運転席になっているので一部オープントップ車両だけど感覚としては戦車の組立と少し似ています。
砲座は旋回します。砲身もけっこう動くんだけど照準器は固定したので一緒には動かなくなりました。飾るときは砲身と照準器が平行な方が自然に見える。
今回はモデルカステンの連結キャタピラを無事組み込めてよかったです。キャタピラの長さが短くて一コマが大きいのでそれほど大変な組立ではなかったです。
この37mm砲は対空砲に使われるだけあって初速も早くて敵の装甲車くらいなら一撃で倒せたんじゃないかな。そういえばタミヤのMMシリーズでフィギュアが入っていないのはとても珍しい。最近リリースされているキットも結構きちんと入っているもんね。
今年はホームページからブログに移行してバタバタと分からないことも多かったのですが、訪問していただいた方々、どうもありがとうございます。それでは皆さん、良いお年をお迎えください!!
(2017/12/31)
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