ホビーボスのI号戦車とクルスク戦のドイツ将校フィギュアです。2012年12月から2013年3月に製作しました。
最近急に寒くなって、ベランダの窓全開で塗装する気になれず、新しい模型に手をつけました。大人3人乗って箱絵のようなのでずいぶんと小さな戦車です。自家用車のような感覚でしょうか。
(2012/12/18)
キャタピラを除いてパーツ数は割と少ないです。エッチングパーツも入っているようなので期待できるかなぁ。
(2012/12/18)
足回り、さくさく進んでよい感じです。後ろにあるのはカラーの塗装説明書。
パンターやティーガーと同様の千鳥足転輪を採用しています。左右の黒いパーツがキャタピラ。現時点では苦労するとは思っておらず軽く考えていました。
(2012/12/19)
まず、根本的に説明図のキャタピラ取り付けが逆ではないですかね。ここ非常に危険。手持ちの資料と見比べましたが結局箱絵が一番参考になりました。連結キャタピラの中では自分が組み立てた過去のキットと比べてもかなり組みにくい部類に入ります。プラの素材も普通のプラパーツではなくなんかの樹脂製のようで接着しにくいし、パーツの合いもいまいち。そもそも起動輪のピッチと合っていないので組み付け不可。
手っ取り早いのがご覧のように起動輪の歯を切断してキャタピラを巻いてからちまちまと再接着する方法。ちょっと不自然な部分もあるかと思いますが全体的にはOKでしょう。
(2012/12/20)
年末年始は仕事が一杯で正月休みどころではなく、ずいぶんと多忙な日々でした。2月始めも土日出勤で模型に手をつける気になりませんでしたが、今日は休みなのでしばらく放置していたI号戦車を完成させました。隣のジッポーライターと比べると分かりやすいですがとても小さな車両です。
適度にエッチングパーツを使っており、精密感がアップしています。車体後部の予備キャタピラはキットの成型パーツはいまいち出来が悪いので、キャタピラ組立て時の余分を持ってきました。
ハッチの大きさがずいぶんと小さく、戦車長をフィットさせにくそうです。どこかからフィギュアを探してこないと。アンテナは塗装工程で壊しそうだったので、ピアノ線を使用して丈夫に作ってあります。
(2013/2/9)
一人目は作戦マップを持って打ち合わせをしている将校です。インジェクションフィギュアですが表情がグッド。
戦車兵はあまり体に装備品が付いていないので製作がシンプルですが、歩兵は装備品が多いですね。サブマシンガンの革紐は板おもりを切り出して接着しました。
箱絵を見ると暑そうに額をぬぐっている兵隊が持っているのはヘルメットです。ただ、写真右のように、さすがにヘルメットの内側は再現されていません。そこで上記で使用した板おもりなどで追加工作をしてみました。内側は革当てに細かな穴の開いたような感じになっているのでそれらしく工作しました。
(2013/2/10)
手榴弾を2本もベルトに挟んでやる気十分。この兵士は迷彩スモックを着ているので塗装にてこずりそうです。
4体の中で一番気に入ったのがこのポーズの戦車兵です。昔のインジェクションフィギュアの顔の表情はいまいちの出来でしたが、この戦車兵はかなりよい表情をしています。レジン製とあまり変わらなかったりして。
方向を指している指先と目線を一致させました。ビシッと。よく見ると戦車兵のピストルと他の将校のピストルは大きさが違います。ひょっとすると戦車兵のはワルサーで将校のものはルガーなのかもしれません。
(2013/2/10)
塗装用もち手にくっ付いているのでフィギュアの間隔が広いですが、箱絵のようなレイアウトにするとこんな感じです。バラバラですね。無理やり戦車兵を1号戦車に腰掛けさせてみました。
(2013/2/10)
今回も土日出勤だったのであまり進みませんでしたが、一応、エアブラシで出来るところまで下塗りを済ませました。
便利なタミヤのスプレーワーク、ペインティングスタンドセットを使用して塗装します。
(2013/3/3)
ジャーマングレイの塗装。若干、蛍光灯の影響なのか青っぽくなってしまいました。
(2013/3/3)
ドイツ軽戦車、I号C型が完成しました。よく見かけるI号A型やI号B形とは完全に別設計の偵察戦車です。
実車は1942年後半に合計40両生産されました。実戦配備は2両が第1機甲師団で試験運用されて、残りは訓練用に使用されたようです。
ペリスコープはメタリックブルーを塗装したあとクリアーで光沢を出してみました。偵察戦車だけあってペリスコープもたくさん付いています。
この戦車は2人乗りでした。操縦手と車長だけで偵察と武器の扱いをするのは結構大変だった気がします。中も狭そうですし。
ちょっと予備キャタピラの塗装が不自然か。よく見るとマフラーにうさぎ(うちのペット)の毛が付いています。写真撮影前は注意しないといけません。
車載物の木部はジャッキ台以外はグロスで光らせました。単色塗装なので程よいアクセントになるのでは。
付属のデカールはドラゴンの高品質のデカールと違うのでどうかなぁと心配でしたが、きっちり密着してくれて特にシルバリングも発生しませんでした。良かった良かった。クレオスのソフターで密着させました。
小さい戦車ながらもカクカクしたスタイルがかっこよく見えます。
フェンダーの下に結構スペースがあるので程よく泥汚れを表現しました。あと錆びっぽい部分も。
組み立て中の表情はなかなか良かったのですがちょっと塗るのが難しかった。でもまあこんなものかなぁ。フィールドキャップのどくろの柄が意外と正確に再現されているのに驚きました。
こちらは少尉殿か、あるいは中尉殿。間違えて二級鉄十字章のリボンをデカール台紙から剥がしてしまったので胸元に付けてみました。
フィギュアの撮影は車両よりなぜか難しい。暗くなりすぎたり明るくなりすぎたりと。この方が4人の中では一番偉い人。少将です。
タバコを吸って寛いでいるポーズ。下の人はSSだと思うがなぜかこちらの兵隊も同じ柄のヘルメットを腰から下げている。こちらは陸軍の将校。大尉さん。
そもそも迷彩色のベースの色がなんか違うような・・・。箱絵のこの人はバンダナだかスカーフだかを首に巻いており、同じように塗装してみました。ちょっと目立ちすぎでは。髪の毛は一応銀髪のつもり。
よく見ると少将に向かって戦車の上に腰を下ろして話をしているなんて有り得ないですよね。まぁ、ポージングの雰囲気というところで。
出来るだけ階級章等はタミヤのデカールセットを使いました。パーツの形と合わないと見てくれが悪くなるので注意が必要です。実際、この中にも貼るときにずれてしまったものがあります。
上の写真では迷彩スモックの兵士がピンボケなので撮りなおし。これくらいの距離なら何とか自然に見えるかな。
地図はどうしたものかと悩んでいたのですが、トライスターのフィギュアキットの箱におまけに地図の縮尺が付いているのでそれを流用。水に付けて裏側を薄くはがして木工用ボンドで接着しました。なかなか良い感じかと思います。
小さな戦車ですがフィギュア4体と一緒に作ると結構時間が掛かります。思いのほかフィギュアには時間が掛かりましたね。なかなか精密なフィギュア仕上げにはなりませんがそれでも戦車の脇に置いてみると臨場感がアップします。戦車単体も個性的な形で組立て等楽しめました。
(2013/3/9)