久しぶりに米軍の現用車両を作ってみます。ホビーボスのシードラゴンと呼んでも良いのかな。完成したらけっこう大きなサイズになりそう。この模型はパーツが多すぎて過去何度か組立を中断してしまいました。最近ようやく形になり始めたものです。
水陸両用車なので両脇にスクリューが付いています。取り付け方がちょっとわかりにくかったです。
転輪等を組み付けているところ。このキットはいつリリースになったものなんだろ?あまりパーツの合いが良くないですね。やばっ、まさか地雷では?I号戦車C型を作った時の悪夢再びか?
スプロケット・ホイールを調子に乗って最後まで押し込むと転輪と揃わなくてキャタピラがずれそうなので一応注意しました。転輪・起動輪などすべて取り付け完了しました。キャタピラの組み立ては苦労しそうだなぁ。今回はあまり気乗りしないなぁ。
キャタピラ組みにくい~。中途半端にパチパチはめ込み式の連結キャタピラだけどうまく合わない。可動のメリットには目を瞑って並べて一気に接着して巻いていこうかと思います。
ホビーボスはトランペッターとグループ会社か何かじゃなかったっけ?トランペッターのAFVプラモデルも飛行機プラモデルもかなり組み立て易いのに、ホビーボスはとても同等とは言い難いです。不思議だ。設計チームや金型が根本的に違うのかな?
内装が再現されている。けっこう細かいパーツです。すごいね。車体内部の工作で全体の半分くらいボリュームがあると思う。このへんのパーツの合いは悪くないです。
(2017/05/25)
キャタピラの組み立てが思いのほか難しい。かみ合わせが悪くてとてもじゃないけど、はめ込み可動式にしてから巻くなんてできませんでした。流し込み接着剤でいつもの通り一気に巻いて長さ調節は前のほうでやっておけば、あとからサイドフェンダーで大部分隠れるので丁度良いかと思います。
実はこの辺まで作ってあまりにも部品が多くて面倒になって数か月放置していました。いま思えばもう一息だったのかも。しばらくぶりに蓋を開けるとどこまで作っていたのか、何が何だか分かりません。思い出すのにしばらくかかります。数か月でこんな感じなので何年も放置していたらもっと思い出すのに時間がかかりそう。そういうキットは今のところないんですけどね。買って積んでいるのはたくさんあるけど途中というのはまぁまぁ少ないです。数年放置している駆逐艦雪風があったか。何か海戦物の本を読むとこういうのもまた作りたくなってくるでしょう。
AAVPの砲塔はかなり小さいんだけど、あるいはひょっとすると車体が大きいので小さく見えるだけかも?というわけで砲塔の組み立てが意外と難しい。内部も割とよく再現されています。
これ以上組み立てると細かい塗装が難しそうなので、この辺でいったん塗装に入りました。ウェザリングはどうしようかな。土足禁止並みに綺麗に仕上げておこうか。
上から覗いてもそれほど細かい部分は見えないんですけど、消火器のデカールはかなり精密感を出すのに効果がありそうですね。こいつを貼るだけで見た目がずいぶんと良くなります。
なんか、説明書をよく読んでいるんですが塗装に関しては外観のカラー図のみあるだけで、細部塗装の指示が全くないんですが…。なんでだろ?結局は実車写真を参考にお好みで塗装しました。WWII以前の車両だと難しいけど現用車両は参考となるものが多いのはありがたいですね。でも、実物のように細かくは塗装できないんだけど。
車両の立て付けがちょっと悪くなってしまったので、補強のためにも後部ハッチはがっちりと接着しました。上部の大きなハッチから見えるくらいでOKなので内部塗装は簡単に行いました。それでも内部にたくさんデカールを使用したのでそれなりに見た目向上して面白いです。
(2017/05/30)
AAVPを途中まで組んでいたズベズダのドイツハーフトラック Sd.Kfz251と並べてみました。1/35の同一スケールでもかなりサイズが違います。
Mr.カラー C312 グリーンFS34227の基本色にレッドブラウンまで塗装したところ。現用アメリカ軍車両のグリーンは難しいです。説明書通りに塗装してもなんだか自分のイメージと違うときもあります。今回は説明書通りの塗料で塗装しました。
ブラックはタイヤブラックで塗り始めましたがこれは全然黒じゃなくてけっこう明るいグレーなんですよね。それでタイヤブラックとジャーマングレーとフラットブラックを適当に混ぜてかなり濃いグレーで塗装しました。
現在も第一線で活躍している兵員輸送車の一種で水陸両用、強力な武装も付いています。AAVP-7 Assault Amphibious Vehicle Personnel Model 7の略だそうです。乗員3名と兵員25名を運ぶことができます。
自分としてはシードラゴンと覚えていましたがこのネーミングはタミヤが勝手につけただけで、普通はこういう呼ばれ方はしないらしい。私が小学生の頃のドイツ駆逐戦車をタミヤが独自にロンメル戦車と名付けたのと同じノリだったのかな。その後、パットン戦車もホラ話かと思っていたけどこちらはホントだった。
ウェザリングは控えめで水流の乾いた跡のようにしました。でも別に水陸両用車だからと意識したつもりでもないんですけど。
上下を接着して段差をきれいに埋めてから細かい部品を取り付ければよかった。組み立て終わってからだと整形しにくいです。やはりパテの跡が残ってしまったけど光を当てなければそんなに分からない、と言えないこともない…。あるいは装備品を被せてしまうという手もありました。
普段飾っておく分には全部ハッチは閉めておくので記念撮影的に撮ってみました。内部はほとんどウェザリングをしませんでした。
内部塗装、最近は割と飛行機も頻繁に作っている自分からすると、まぁ言ってみればものすごく大きなコックピットを塗っている感じでしょうか。正直ちょっと面倒くさい。ならタミヤを作れよ!と突っ込みが入りそうですが…。いつも外から眺めてカッコ良ければOKというスタンスです。
ペリスコープははじめクリアーグリーンで塗装してみましたが、クリアーブルーの方がしっくりくるのでこんな感じに仕上げました。
確か、けっこう高かったんですよねこの戦車、パーツがやたら多いし内部再現もしているので止む無しかなぁとは思うけど。兵員輸送車の中でも水陸両用でかなり毛色の変わったAFVだと思います。
タミヤのSU-122を組んだ後だとこのキットはすごくパーツが多く感じる。実際パーツ数は数倍はあると思うが、車両内部の大部分が再現されているのでそういう部分を組むのが大好きな人には好キットになるでしょう。ただし、若干組み難い印象がありました。
(2017/06/02)
コメント
こんにちは、初めまして、突然失礼いたします。
上海に駐在しながら、休日はプラモ三昧の54才です。トランぺッター(ホビーボス/ミニチュアモデルスの三社は同一企業)の電動(モーターライズ)AAV7A1とメルカバ3の1/35プラモデルを中国版Amazon、タオバオで入手しましたので貴殿の作例を教材にさせていただこうと思い拝見しました(戦車初心者です)。これから製作にはいるのですが、大変参考になります、ありがとうございます。メルカバ3の記載コメントで前輪歯車がキャタピラの穴に合わない、とありましたが、原型がこの<電動>版のためゴムキャタピラのサイズに合わせて設計されているためと思われます。メルカバ含め、初心者なりに頑張りたいと思います。御礼まで。
こんにちは。上海在住でしたら本場中国のトラペやホビボのキットは結構安そうで良いですね。私の方はストックを減らそうと悪戦苦闘中なのですが…。それにしてもホビーボスのキャタピラは起動輪と合わないのが多いと思っていたら、モーターライズの別商品のパーツ流用という可能性がある訳ですね。それでしたら納得です。というか納得しないけど、ちゃんとディスプレイモデル用にパーツを起こしてほしいものです。私の製作過程で少しでもお役に立つのならうれしいです。