WWIIものの1/48スケールの双発機はまだ製作したことが無いのでこのアラドのジェット機を選んでみました。
ちょっと前ですけどナハティガルを製作しようと箱を開けるとデカールが黄ばんでいました。特に透明部分。いつごろ購入したんだったかなぁ?替えのデカールを持っていないので日光に当ててみようか。1週間くらい窓に貼り付けておきます。変なシールを貼っておくとXファイルでミスターXとコンタクトを取るときの合図みたいです。古いね~。
製作工程をスムースにするために左右貼り合わせの部品を先に接着しました。たぶん2016年9月頃?この時はまさかここまで放置するとは思いませんでしたが…。写真の通りとりあえず今回は左右貼り合わせからちょっとずつ作り始めました。究極の張り合わせは胴体左右とか主翼上下なんですけどね。こう見るとどんぐりやニンジン、大根みたい。
ランナー数枚が袋にまとめて入っているので主翼に引っかき傷ができちゃっています。うーん、まぁこれ位は仕方が無いのかな。
コックピット周りは非常に細かいパーツがたくさんあります。機首のキャノピーが透明で大きいので工作が難しいです。
実はこのキットも組み立て途中で放置していました。コックピットの先端が丸ごとクリアパーツになっており塗り分けが難しそうなのと、普通の航空機に比べてパーツ構成が独特でなんか作業が進めにくく感じて途中で止めてしまいました。このあいだ製作したP-47Nや二式水戦のように一気に完成まで進んだ勢いを借りて作業再開してみました。途中2016年秋に引っ越しがあって集中力が途切れたのかもしれません。
ノーズのクリアー部品に思いっきりパーティングラインが入っているのでやすり掛けし直さないと。これも途中で投げ出した一因でした。でも、やってみるとそんなに面倒な作業ではない。でもちょっと面倒かな。
(2017/06/25)
偵察機だからかな。後部座席の乗務員の両脇に偵察用の丸い窓があり、自分できれいに開孔する必要があります。
マイクロスケールのリキッドデカールフィルムは乾燥して水中で分解してしまうような劣化したデカールでも確かに有効です。ただ、水につけっぱなしにして放置するとくるくると筒状に丸まってしまい、それを平らにしながら貼り付けるのは至難の業なのでとっとと位置を固定して貼り付けたほうが良いでしょう。今回、一部失敗したのであとでできるだけ筆でリカバリーします。
これがユンカースJumo004ジェットエンジンと増槽をくっつけたところ。
コックピットモジュールと胴体を接着したらかなり段差ができてしまった。もう少し慎重なすり合わせが必要だったのですが、あちこちの組立で気持ちが分散して油断してしまいました。パテで段差を埋めたりサーフェイサーで表面を確認しているところ。まぁ、迷彩塗装だしある程度で妥協します。でも、何とか形になってきました。
(2017/06/26)
だいたい組み上がってきました。キャノピーのマスキングが予想通りかなり面倒な作業でした。
ゲーム好きなのでまたチェックしてますが、Steamのサマーセールが始まったけどなんだか過去のセールより割引率が渋い感じがする。数年前に買った中世騎士ゲームMount & Bladeを始めてしまいました。これってかなりの時間泥棒ゲームなんですよね。あと、知らない間にインストールしたままだったホラーFPSのバイオショックが日本語対応になっていた。スカイリムもこのあいだ大幅バージョンアップで内容総入れ替えみたい。嬉しいんだけど勝手に自分のPCに入っているゲームがバージョンアップされているのってなんか複雑な気分だしセキュリティとか心配です。そんなこんなであまり進みません。
ドイツ機特有のモットリング迷彩塗装です。エアブラシでの迷彩塗装はドイツ戦車を多数製作しているだけあって割と楽しい作業ですね。
下面の黒は隠ぺい力が強いので最後に塗装します。それでこんな大げさなマスキング作業になりました。
両脇の大きなジェットエンジンも塗り分けるので出来るだけ丁寧にマスキングをしています。
(2017/07/01)
Ar234B-2/Nは夜間戦闘機としての戦果はなく、完成した機体は数機程度とのことです。これらの技術が戦後に西側とソ連に引き継がれて更なる軍用ジェット機の開発につながりました。
ハセガワのデカールは透明部分の劣化が他のメーカーに比べて早いと思います。この辺は最近のキットでは改善されていると聞いています。透明部分の黄ばみは直射日光で漂白してリキッドデカールフィルムをコーティングすれば問題なく貼れました。ただ、あまり気分のいいもんじゃないです。
翼の後端を気持ちやすり掛けして少し薄くしました。あまり豪快にやるとヘロヘロになりそうなのでおっかなびっくりで今回はこんなところで止めておきました。
キャノピーの塗装ではみ出たところをうすめ液でこすると今回のパーツは白濁してしまいました。ときどききれいに塗料だけ取り除けるパーツもあるんですけど…。仕方が無いのでコンパウンドでもう一度磨き直しました。曲線に貼れるマスキングテープは厚みがあって細かい部分はかえって貼りにくいし粘着力もいまいちだったかもしれません。普通にタミヤのマスキングテープか3Mのものを使用した方が具合が良かったかな。要するに使い分けでしょうけど。
キャノピー周りの仕上がりがいま一つでした。ただ、たくさんある窓からのぞき込むとコックピットが見えてなかなか楽しいです。シートベルトを追加で工作したのが良かった。
不思議なことにかなり長期間放置していたキットでも、2、3個部品を取り付け始めるとエンジンがかかってくる。一番難しそうなコックピット周りが見通し立ちやる気が出てきました。途中で工作が難しかったけど何とか完成しました。
出来云々よりも苦労した模型ほど自分の中では印象に残ります。瀕死の状況からリカバリー出来た(と自分で思い込む)ときなんかも結構楽しい。セマーのSu-7とかアカデミーのミグ21とかね。
銀色の物体はヴァルターRi202 補助ロケットです。最高速度は735km、雷電や飛燕で600kmに届くかどうかなのでさすがジェット機だけあって速い。
正直なところモットリング迷彩塗装の練習にでもと軽い気持ちで組み始めたアラドの双発ジェットですが、双発機初心者にはかなりハードルが高い組み立てプロセスです。機首のコックピットのクリアー部品の磨き直しやエンジンの真下に増槽があったりします。単発機みたいなプロセスではないので面食らいました。モットリング迷彩自体は割とうまくいって良かった。
(2017/07/04)
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