いつか作ろうと思っていたドイツ軍のメッサーシュミット。よりによって持っているのがK-4型ともうひとつがブルガリア空軍。どちらもマイナーな気がする。今回はアカデミーのBf109K-4を製作してみます。カルトグラフ社製のきれいなデカールが付属しているので良いかなぁと。箱絵だと尾輪は出しっぱなしなのかな?
ドイツ軍の機体内部色、RLM66ブラックグレーを塗装しました。ハンドルを塗り忘れたのでここはあとでつや消しブラックかなにかで塗装しておけば良いかと思います。
コックピットにはサードパーティのシートベルトを追加しました。パイロットは乗せないのでこちらが良いアクセントになっているかと思います。シート背もたれ上部の金具を一生懸命に細かく塗装したのですが組み込んでみたら全然見えなかった…。
コックピットパネルの組み込みが難しい。いろいろ切り貼りしたらすき間ができたので後できれいにしておかないと。
(2016/02/11)
メタル製の機銃です。プラパーツに比べるとずいぶんモールドがシャープになります。
キット全体のパーツの合いは何箇所かを除いてそれほど問題無さそうです。モールドのシャープさは普通。
キャノピーのフレームが一体どうなっているのか分かりにくかったので、いろいろ調べてそれらしく塗装しました。普通ならわずかに付いているモールドの塗り分けが分かりにくかったのですが、おそらくこんな感じでしょう。
(2016/02/29)
ドイツ機の迷彩塗装。ドイツ軍兵器の塗装では戦車でも戦闘機でもエアブラシを多用しますね。ランダムなパターンをフリーハンドで描くのは難しいけど感覚ではこんなところかな。
カルトグラフのデカールが付いているところが立派です。ただ、一種類のマーキングしか作れないんですよね、これだと。
尾翼などかなり大きなデカールもあります。マークソフターで密着させながら貼っています。
スミ入れはオーソドックスに黒っぽい茶色にしました。
(2016/03/03)
初めて作ったメッサーシュミットが完成しました。第52戦闘航空団 (JG52)所属機 ヘルマン・グラーフ中佐のシンボルである赤いチューリップのマーキング。グラーフ中佐は戦後4年間ソ連の収容所に収監されていました。グラーフ氏の撃墜記録は212機。ただし、このころは航空団司令だったため実際に戦闘機での作戦飛行任務に出撃したことは無かったかと思います。
先っちょのチューリップ以外は地味な機体です。グレーなので初期のIV号戦車を作っている感じでした。今回は本格的な塗装の前に細かい部品をなるべく接着しちゃいました。あとで接着すると塗装面が汚れるかなぁと思いまして。
ツヤのコントロールが難しい。あまりぎらぎらのテカテカも不自然だけど、まったくのマットも味気ないので半ツヤよりはツヤあり、1/4つや消しぐらいにしてみました。
プロペラを回るようにするとスピナーと機体の間にすき間が出来てしまうのでキッチリ固定しました。今考えてみると多少の線くらいないとかえって不自然でしたかな。
ドイツ機の特徴であるハーケンクロイツマークの表記がどこにもないので、まさか手描きするしかないのかぁ~、しかも白い縁付きだと無理だろ。と思っていたら分割デカールになっていました。ヨーロッパ市場に対する気配りなのでしょう。
コックピットはメーターを白く塗装しました。今回はデカールがないのでぜんぶ筆です。キャノピー越しだとこれくらいでもじゅうぶん満足です。というか、昔は真っ黒に塗っていた気がするけど。
アンテナ線には金属線を使用しました。今回はピンと張ることができた。
機首コックピット前の機銃は13mmのMG131が2門。プロペラスピナー中央に30mm MK108機関砲。それと、20mm MG FF機関砲が2門付いているらしいのですがこの機にはないんじゃないかなぁ。そのあたりは良く分かりませんでした。
下面もウェザリングはほどほどです。それでもライトブルーには目立ちます。
落下式増槽のパーツが用意されているのでせっかくだから取り付けました。容量は、300リットルだと思います。
ドイツ機は写真を撮るのも難しいです。ダークグレーとダークグリーンの迷彩は普通に見ても迷彩パターンの判別が分かりにくい。光で反射するとなおさらです。エンジンマフラーの先っちょは、いつもどおりの工作なんですけど、彫刻等で削って排気口の穴を開けました。ちょっと手を加えて自己満足レベル向上。
ナビゲーションライトはホワイトを塗装してからクリヤーレッドやクリヤーブルーを塗装しました。
アカデミーのキット、航空機は初めて作るのでどうかなぁと思っていたんですが結構作りやすいですよ。デカールのバリエーションが少ないけど、そこは希望者は別売りデカールで対応するなどでよいのでしょう。そもそもK-4にはそんなに選択肢がないのかも。また、ドイツ機作ろう。
(2016/03/05)