カナダ国防軍のセイバーです。F-86ベースの機体です。2007年9月に製作したものです。
今回、ハセガワのカナディア セイバーを製作します。ハセガワのF-86は初心者にも作りやすいキットらしいのでこれを選びました。なるべくきれいな塗装に仕上げることを目標にします。
取説どおりに組むとこんな感じです。パイロットは乗せないつもりなのでこのまま進めます。それにしてもコックピットパネルがデカールで仕上がるのは便利でいいですね。
(2007/09/03)
士の字まで組み立て完了しました。前回のF-104が秋刀魚みたいだとするとF-86は鯖かトビウオみたいなものですか。今回はサイドのパネルを開けてみようと思い内部も塗り分けました。左にあるのは車輪や燃料タンク、サイドワインダーです。塗装後取り付けます。(2007/09/06)
ある程度継ぎ目を消して車輪格納庫とサイドパネルの内部をマスキングテープで覆ってからゾルで細かい部分をカバーしました。
ダークグリーンを塗りました。大体の場所を取説と見比べながら色をエアブラシしていきます。塗料を薄めすぎたあと調整が面倒でそのまま吹いていても、何度も塗料を重ねないといけないので結局は時間がかかります。
一つの工程で乾燥を待つので結構気長にやらないといけません。次はダークシーグレーを境界線きっちりで吹くので、またもやマスキングです。結構いい加減に貼っているように見えますよねぇ。早くすべて剥がしたい・・・
とりあえず基本塗装完了です。結構地味な機体ですね・・・。デカールを貼ればイメージが変わるでしょう。塗り分けの部分に多少段差があるのでそれを綺麗にしてから全体にクリアーを吹いてデカール貼り。小物を接着してサテンコート仕上げで完了とします。(2007/9/14)
今週は中国(の奥地)に出張にて作業が全く進みませんでした。それにしても最近中国製品の品質についていろいろ騒がれていますが「中国製品、そんなに悪くないよね?」と感じているのはモデラーだけかもしれません。
デカールにデカールフィットを使ったのが原因かわかりませんがカナダ軍のマークがずれてしまいました。左上が白、右下が黒く陰みたいになっています。
複数の色を使ったデカールはあまり強い定着剤を塗ってはいけないのかなぁ。
リタッチ出来るかわかりませんが、だめでもとりあえず完成はさせるつもりです。(2007/9/22)
主脚が内側にひん曲がってしまいちょっとバランス悪いです。結構すり合わせを慎重にしたつもりだったのですが塗装後に微妙にずれたのかもしれません。製作途中におもりを入れ忘れてあわや尻もちをつきそうになりました。
製作記で触れたようにカナダ国籍デカール印刷面が結構ずれてしまったので筆でリタッチしました。近くで見るとボロボロですがこの位置だとあまりわかりませんね。塗装直後に比べて細かいデカールを貼ると精密感がグッと上がるところが結構好きです。
マーキングはカナダ空軍第416飛行隊所属機 1955年6月:カートブランシュ演習時のものとしました。ちなみにカートブランシュはヨーロッパでNATO軍が行った演習で、航空機は3000機ほど参加したそうです。
コックピットフレームの塗り分けがところどころ拠れてしまいました。それでもオレンジのサイレン?のようなものなんかは結構気に入っています。今回、機体がグレーなのでクリアーパーツに直接吹いても透過性の防止に問題ないと考えていましたが若干透けてしまいました。シルバーか黒を間に吹いたほうがベターでした。ハンブロールを希釈するとき、「ちょっと薄いかなー?」と感じたのですが強行してしまいました。
綺麗な塗装に仕上げるのを製作前の目標にしていたのでウェザリング等はしませんでした。AFVなら必ず汚すのですが、エア物はどうなんでしょうね?演習前の綺麗な機体、ということにしておきます。リアル度は?ですが結構こんな感じも気に入ってます。
パネル内側もインストどおりに塗り分けてみました。自己満ですが精密感少しアップです。内側を見せようとするとマスキング等で気を使いますね。シルバーはもう少しぴかぴかにしても良かったです。
ミサイルと増槽、下面はこれだけしか付けないのに結構大変でした。増槽は機体と同色なので組んでしまったほうが効率よかったかなぁ。
F-15やF-14のフル爆装はさぞかしすごい手間なのでしょう。綺麗に仕上げる人を見ると尊敬します。
あとからウェポンを接着するのは塗膜を剥がさないといけないので次回はマスキングしておけばスムーズに無塗装面を露出できるのではないか、と考えました。
エア物は組立後のプロセスが長い・・・
綺麗に製作するとか言っておいていまいちな仕上がり具合ですがなんとか一つの完成品になりました。これでも遠くから眺めるとなかなかかっこいい!!(2007/9/23)