WordPressをいじり始めたばかりでいまいちよくわからないんだけど、とりあえずは投稿記事に過去の完成作品をまとめてみよう。溜まってきたら固定ページにも並べることにしよう。2作目はオーストラリア軍のセンチュリオンです。2007年2月から3月にかけての製作です。
今回はこれ。センチュリオン戦車です。オーストラリアもベトナムに歩兵、機甲各1個連隊、ミサイル駆逐艦1隻を派兵しており合計人数は7700名ほどだったそうです。
車体下部を組み立てています。ゴムの車輪ははめていくだけでも問題ないみたいですが、念のため接着剤を流し込んでおきました。R3の部品はそのままではパーツの中に入らなかったのでカッターで縦に切って薄くしました。ひょっとしたらインストの指示がR4と間違っているのかもしれません。上部の誘導輪はなかなかははめ合わせがきっちりいかないので瞬間接着剤で無理やりくっつけて後から流し込み接着剤を塗っておきました。たぶん強度は大丈夫でしょう。全体として部品の合いは良好で問題ありません。
キット付属のベルト式履帯を取り付けてみました。別売で可動式履帯も発売されているようですが、これでも私としては出来は十分に感じます。はじめは流し込み接着剤で履帯を取り付けようとしたのですが、瞬着でところどころ取り付けたほうが結局早かったです。
車体後部はパーツの取り付けがややこしい部分が多かったのですが、結局は上部甲板を取り付けるとあまり中は見えないので失敗しても大丈夫そうです。履帯を取り付けると足回りが締まったように見えます。
接着剤後が見苦しいですが、車体下部組立完了です。車体前面に予備転輪、予備キャタピラを装備し少しでも防御力を高めたのでしょう。この予備キャタピラ、モデルカステンの製品に成型色が似ているなぁ。
キット付属のワイヤーは硬くて取り扱いに難儀したのでステンレスワイヤーにて代用しました。組み付け前に左右のケーブルで弛ませ方を変化させれば表情も豊かになったのでしょうが、取り付けにて瞬着と格闘しておりそんな余裕がありませんでした。後で考えれば、キット付属のワイヤーも焼きなませばやわらかくなったかもしれません。機関室上面の取っ手が細かくてひとつ無くしてしまい真鍮線で作ったものをつけてあります。写真ではあまり見分けがつきませんね。
20ポンド砲のメタル砲身はこうしてみるとなかなか頼もしいものです。真ん中の排煙器取り付けの際、パーツに隙間が生じたので一部パテ埋めしました。伸ばしランナーのアンテナが不安定です。
ハッチは細い真鍮線を仕込んですべて開閉式にしておきました。ハッチ裏の打ち出しピン跡もある程度きれいに処理しておきます。後日戦車兵を搭乗させるかもしれないからです。それにしても豪州軍のフィギュアがあるのかも分かりませんが、やるなら結局自作になるのかな。
このキットのクリアパーツは弾力がありすぎてビニールのような材質でした。加工がしにくかったです。ペリスコープの取り付けもそのままではどうしてもうまく組めず、いったん切断してから上下でハッチを挟み込むようにしました。あまり見えないので問題ないのですが組みにくかったです。
このキットの工具箱等のモールドは細かく再現されています。マウント機銃の銃身の冷却穴はピンバイスで開けて強調しておきました。キットのままより見た目少しアップか。防盾のパーツ指示がインストは間違っていました。気がつかずそのまま組んでしまったので同軸機銃の穴は適当にあけて差し込みました。キャンバスカバーを掛ける予定なので、あまり細かいことを気にしてもしょうがない。先に進みましょう。
ようやく形になりました。アンテナが細すぎてぐらぐらするので後で付け直さないといけません。少し表面の接着剤跡をきれいにしたら基本塗装に移れるでしょう。そうそう、キャンバスカバーを掛けないと・・・ はて、どうすればよいのか?センチュリオン、何気なく買ったキットですがプロポーションもなかなかかっこいい。サイドスカートがないと若干荒々しいイメージがします。
後ろがちょっとさびしいか。実戦ではジェリカンやら機銃の弾薬ケースやらいろいろ積んでいたようです。まぁ、今回は塗装の練習ということでこれでよいことにします。ちなみに後ろの大きな箱は増加燃料タンクの装甲だそうです。
実はAFVクラブのキットって昔2回くらい手をつけたことがあるのですがいずれも途中で投げ出してしまったんですよね。今回初めて(ほとんど)組立完了までこぎつけました。
前面のキャンバスカバーはティッシュに溶きパテを含ませたもので表現しました。多少しわを付けて形を整えました。塗装すればそれらしく見えるでしょう。
オリーブドラブで基本塗装完了です。撮影で光を当てすぎたのか白っぽく写ってしまいましたが実際はもう少し暗めです。
センチュリオン、ようやく完成しました。ベトナム戦のイメージが泥まみれなので自分としては足回りを大袈裟に汚してみました。
長身の20ポンド砲が精強なイメージを与えています。サーチライトは敵(北ベトナム軍)の夜襲に備えて取り付けられたそうです。後部に予備燃料タンクのカバーがあるせいか全長はほとんどエイブラムスと同じで結構長いです。
左のフェンダーが多少ゆがんでしまいました。それと、ウォッシングって結構しみができやすく、このしみはなかなかリカバリーできないのでリスキーな手法な気がします。ふき取りのタイミングや塗料の流れ具合のコントロールでうまくいくのかもしれませんが、このウォッシングって難しいですね。
斜め後ろからのショット。消火器?の赤が目立ちます。よいアクセントになっていると思います。車体下部はグラデーションを付けながら泥と埃の汚れをエアブラシしています。ワイヤーロープをもっとだらんと垂らすべきでした。ステンレスワイヤーなので形がつきにくかったのと瞬着にて格闘していてそこまで頭がませんでした。
マシンガンにはあらかじめピンバイスで穴を開けておいたのでよりディテールがはっきりしました。コマンダーズハッチは開閉式にしてあり、閉じることが出来るはずだったのですがマシンガンが干渉して閉まりません。フィギュアを乗せたいですね。マシンガン弾薬箱、打ち出しピン処理を忘れました。
つるはしの柄などの木部は茶色系で塗装した後、クリヤーにオレンジを混ぜたものを塗りました。それだけだとあまりにも光っているので少しドライブラシをして半艶くらいにしてあります。ワイヤーにしろ木の柄にしろ、実感のある塗装は難しいですね。木の柄が二段になっているのも組立後塗装では若干塗りにくかったです。
ティッシュに溶きパテで作った防盾のキャンバスはなんとか布の感じが出せたのではないかと思います。
サーチライトと運転席のペリスコープは透明部品だったのですが、エナメルシンナーでウォッシングをしたらもろに溶け始めました。
ペリスコープカバーがぎざぎざになってしまいました。おそらく、普通のプラよりもやわらかいので塩化ビニルのような材質なのでしょう。サーチライトのガラスはぼろぼろになってしまったのでやすりがけをして平らにしてからさいごにクリヤーを塗り修正しました。
排気マフラーのカバーにパーティングラインが入っていますが完成するまでこれは実車にもある線だと勘違いしていました。実車写真を見るとそんなものはどこにもないきれいな局面でした。ところどころパーティングラインが残っていてドライブラシするときに気づくんですよねぇ。
もっと塗装前に確認しなければ・・・車体後部はのっぺりしているので色味に少し変化を付けてみました。
足回りはウォッシングやドライブラシで泥っぽく汚しました。それゆえ今回はキャタピラにはメタリックのドライブラシは施していません。ゴムのキャタピラとゴムの転輪に塗装をしても大丈夫か心配でしたがなんとかなりました。それでもプラ製のほうが塗装しやすいですね。
砲塔を左に振ってのショット。今回もチッピングをしなかったのですがそれでもある程度は実感が出た気がします。こう見ると足回りもごつごつしていてかっこ良い。でも、どうも毎回白っぽくなってしまうんですよねぇ。
(2007/03/18)
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