今回はこれ、ハセガワのドラケンの写真偵察機バージョンを製作してみます。通常版のデカール替え製品です。
組立に難しいところはなかったですね。パーツの合いが良好です。大きくて躊躇しがちでしたが、初心者モデラーにも全然問題ないかと思います。
計器パネルのデカールが付属しているので簡単に精密感が出ます。
シートベルトの仕組みがあまりよく分からなかったんですが、一応ひも状のものをくっ付けただけです。
そうそう、今更なんだけど百田尚樹氏の「カエルの楽園」読んでみた。今の小中学生全員に読んでもらうとか、読書感想文の指定図書にするとか、学校教材にしたらよいと思う。百田氏もどこかのタイミングで著作権フリーにしてたくさんの人が読めるようにしてくれればね。多少誇張があるにしても考えさせられるテーマです。面白いけど悲しくて、途中イライラさせられるような物語でした。アマゾンで多くの人が熱く語っているだけある。彼の本はもう何冊も読んでいるけどこの本は1時間くらいで読めてしまうのでコスパはあまり良く無いといえばよくないですねぇ。でも、そのうち再読するかもしれない。
(2017/02/19)
ほとんどすべてが銀塗装なのでできるだけパーツは接着しておきました。燃料タンクとジェットエンジンノズルは別に塗装します。
翼端灯は透明パーツを使用したければ主翼の一部を削ることになります。
偵察機なので機体の横や下面にたくさんのレンズ用のウィンドウがあります。全部で7か所、マスキングゾルでマスクしました。
Mr. カラーのスーパーメタリックを使うのでどうやらブラックで下塗りが必須なようです。それなので写真のようにグロスブラックで全体を塗装しました。
(2017/02/22)
ドラケンのナチュラルメタルバージョンが完成しました。スウェーデン空軍の偵察機です。ダブルデルタ翼の特徴ある機体で最高速度はマッハ2.0まで出ます。1959年からスウェーデン空軍に配備が開始されました。
スウェーデン、フィンランド、デンマーク、オーストリアで運用され、総生産数は約600機でした。そういえばオーストリア空軍の綺麗な塗装のバージョンがハセガワからリリースされていましたね。
当初は昼間要撃機でしたがレーダー誘導ミサイル装備により全天候型要撃機となりました。
今回、メタリック塗装なので多少下塗りの黒を残して機体色に濃淡を付けるとなんとなく重量感が増すかと思います。あくまでも個人的好みでしょうけど。黒との微妙なグラデーションが個人的には気に入ったので今後もこんな感じでシルバー塗装を何度かやってみようかと思います。
Mr. カラーのスーパーメタリック、発色はとても良いんだけどクリアーコーティングするとせっかくの色合いが台無しになる部分がありました。一気にぶわっと吹きすぎたのかもしれない。でもどうしてもデカールの保護をしたいので少しずつ吹き重ねました。水性のクリアーを吹けばそういう心配がないのかもしれない。前回のミグ15で表面処理がいまいちな部分があったのでリベンジのつもりで製作したんですけど、また確認する項目ができてしまった。でも、ちょい飽きが来たのでシルバーの機体はしばらくは避けたいかなぁ。
コックピットやキャノピーの工作はけっこう気になるところです。ちょうどAFVのキャタピラのカクカクした感じや重量で自然に垂れ下がった感じが目に入るのと似ています。キャタピラの組み立てはけっこう早い段階で成否が分かるんですが、コックピット周りは最終段階にならないと結果が見えない割りに自分としては成功率が低いのでめげてしまいます。最近はまぁまぁ上手く仕上がっている方かな。
エアインテークは塗装指示では前縁はフラットブラック、その後ろは焼鉄色と黒鉄色の縞々にして、その後ろは普通のシルバーなので塗り分けが大変でした。結構うまくいった。
パイロンは付いているんだけど偵察機だからか武装は全然ありません。増槽が2つついておりかなり長距離の偵察任務が可能に見えます。
今回は落ちたけどマークセッターの白斑の問題は昔からあるみたいですね。完全に乾くと水で湿らせた綿棒では落ちにくいです。丁寧に貼ってすぐに無駄な部分は拭き取るくらいしかないのかな。しかしデカールは難しい。前回みたいに汚くなるのが怖くてパネルラインの切込みは主翼上面のデカールにしかやりませんでした。そっとしておくのが一番だよ。
機首と機体下面中央にたくさんのカメラ用の丸いウィンドウがあります。
翼端灯は左右とも透明パーツを使用してクリアーレッドとクリアーブルーを塗ったので透明感があってなかなか良い感じ。
機首先端のピトー管は塗装で塗り分けました。デカールも付いていたけどこれってなかなか丸くならないし、マークソフターを使って丸めても境目がずれるし絶対無理だよ。塗装のほうが簡単。
ドラケンはこのくらいの角度から特徴のある機体を眺めるのが一番格好良いと思う。
スウェーデン軍の装備は戦車も航空機も特徴のあるものが多くて好きな人がたくさんいると思う。ちなみに国籍マークの三つの王冠はトゥレー・クローノーとも言いスウェーデンの国章を表しているそうです。
(2017/02/25)
コメント
はじめまして。こんばんわ。
スェーデンは特徴的な機材を装備する国として
私もフィンランドと並んで興味があります。
今回製作され色は故意に濃い目に振られた金属色を
きついコントラストで間延びさせずに塗装されているので
製作者の意図が伝わってきます。
私は主に戦車を製作しているので
飛行機はWW2の枢軸国機を数回しか
製作した事が無いので大変参考になります。
これからも同世代ですので記事を励みに私も模型ライフを
楽しんでいこうと考えました。
最後に日本は平和ボケしているので戦前生まれの
元教授では日本はその内・・・と仰っています。
おっと・・・・誰か来た様なのでこれ以上は書けません。
それでは此れからも記事を楽しみにしています。
失礼します。
こんばんは。このドラケンはサイズこそ大きかったものの、それほどパーツ数は無くてけっこう組み易くて好キットでした。スウェーデン空軍の国籍マークの青が映えてメタルカラーの機体も良いですね。私も何年か前は戦車がメインで、いまも気持ち的にはAFVメインなんですけど、ときどき気分転換に航空機や艦船、フィギュアなど作っています。航空機やフィギュアも時代や国がいろいろで範囲が広すぎますけど、その時興味があるものを気ままに手に取っています。これらの記事が製作モチベーションアップになってくれればうれしいです。
平和ボケと言えば、気が付けば日本の周りは物騒な国や厄介な国ばかりになってしまいました。空母みたいに移動できるなら日本列島が丸ごとハワイ沖あたりに移動したいものです。基本的にはどこの国とも仲良くやってもらいたいものですが、日本人にはもっと、このあいだお亡くなりになった西部邁氏や伊藤貫氏の著書を読んでもらいたいですね。私も娯楽小説やコミックばかりで人に言えるほどは読んでいないのですが・・・。ではでは。