小さい模型を作っていても一向に収納スペースが増えないのでまた大きな箱に手を付けてみました。トランペッターのF-100Fを製作してみます。箱に書いてあるスーパーサブレってお菓子の鳩サブレみたいで美味しい感じですがスーパーセイバーですね。F-86がセイバーなのでスーパーセイバーはその後継機だからより強いのでしょう。
全長は35cmくらいかな。カッターマットを大きなのに買い換えたほうが良さそうだけど、斜めにすればまだ使えたりして。
トランペッターのキットにはあまり細かい塗装指示が無いのでMr.Colorのエアクラフトグレイをひととおり塗装しました。手前の素のプラパーツに比べると少し色が付いたのが分かります。
キットにはシートベルトが付いていなくて、お手軽なデカールもなかったので別に追加しました。F-100専用ではないので正確ではないです。前の座席のシートベルトを取り付けたときになんだか過剰につけた気がします。後ろだけ違うのもなんだか違和感があるので同じような見た目にしてしまいました。もう少しジェット機のシートベルト構造を研究する必要がありそうです。
パーツのモールドに細かいデカールを貼り付けると精密感があって非常に良いです。あまり細かい部分の塗り分けがよく分からない。後部座席、一部色がのってないのに気が付きました。あとでリタッチしないといけません。
軽くウォッシングをしました。機体に挟み込んだらこれで十分な出来じゃないかな。
(2015/12/04)
先日、水木しげる氏がご逝去。ご冥福をお祈り申し上げます。手元に「総員、玉砕せよ!」「敗走記」「白い旗」があるので読み返しました。一兵士の体験談として独創的な絵と同様に貴重な書籍だと思います。勇ましい物語と平行してときどきこのようなものも読んだほうが良い。
コックピットとエンジン、エアブレーキなどを組み込みながら機体の左右を張り合わせました。この大作業が完了するとホッとします。
主翼の角度がずれないように片側ずつ接着しています。しばらく放置して固まってから反対側をくっつけます。
増槽やサイドワインダーも組んでいます。こないだ作ったハリケーンよりF-100の増槽のほうが大きいのがなんだか笑っちゃいます。
キャノピーの機体とのフィッティングはかなり良好です。それでもわずかながらすき間があるのでどうしたもんだろう。接着してから塗装するならこの隙間をちゃんとふさいでおかないとあとでトラブルの元になります。過去、さんざんキャノピー内にミストが吹き込んでましたから。
(2015/12/10)
機首のピトー管と主翼下の給油プローブは破損しやすいのでこれからは細心の注意が必要です。
塗装のことを考えるとこのあたりで組立を止めて、各部品と一緒に塗装作業に入ります。
キャノピーを接着する前に機体とキャノピーの接触面はつや消しブラックで塗装しておくことにしました。
スーパーステンレスを軽く塗装しました。シルバーは模型の表面処理の影響がもろに出るので難しいです。傷が目立つところは塗装の途中で1200番のペーパーで磨きなおして塗装します。(2015/12/12)
ペーパーをかけるときは最終的にエリアごとに縦か横に統一して手を動かすと塗装後にさまになるような気がします。なにせ以前のシルバー塗装が何年も前のハセガワF-104なので完全初心者です。ALQ-31 ECMも調子に乗ってステンレスシルバーで塗装してみました。調べると白やオリーブドラブの塗装例があるようです。この機体の場合は見た目優先でステンレスシルバーにしました。
シルバーに黒や青をほんの少し混ぜて濃淡をつけたり、アイアンを吹いたりと多少金属面に変化をつけました。
ランディングギアの格納庫を塗装しました。タミヤエナメルのXF-4 イエローグリーンを使用しました。
ジェットエンジンの熱さで外殻が焼けて色が変わる部分をエアブラシ塗装するためにせっせとマスキング作業をしているところです。来週は温泉旅行に行くのでその前に完成させたいなぁ。
(2015/12/14)
青やオレンジ、焼鉄色などを帯状に塗装してエンジン噴射口近辺の外殻の高熱による変色?を表現してみました。初めての試みなのでちょっと控えめかな。今回はこれくらいでいくことにします。
これでもかと大量のデカールがついています。ほとんどはサンダーバーズ用の大柄なものです。これは私、F-100Dのサンダーバーズも手元にあるので今回はパス。それと、以前製作したF-15やドラゴンの戦車のデカールを使ってサイドワインダーの帯を貼っていこうと考えています。
デカールを貼っているところです。フラップをダウンした状態で組んだので、主翼の端のデカールはうまい具合にフィットするよう切断して試行錯誤しつつ貼り付けました。これが意外と大変でした。塗装にしようかと思ったけれどそんな塗り分けの技術もないし、慎重に切り貼りしたほうが成功率が高いかなと。U.S. AIR FORCEのロゴはひと回り大きいのを貼ってしまいました。ちょっと存在感ありすぎか。
上面のスミ入れ中です。なんかやばいかな。ここまできて失敗したら泣けてきますが、たぶん大丈夫でしょう。
下面は少し控えめなスミ入れです。特に問題が起きなければもう少しで完成です。
(2015/12/17)
今年ももうすぐで終わりですね。今年の漢字は「安」だそうですが、世の中で起こっていることを考えると「不安」じゃないかなぁ。あるいは「嘘」かな。嘘は毎年のことかも知れないけど。
F-100は世界初の実用超音速ジェット戦闘機です。1949年に開発開始、運用は1954年からです。ベトナム戦争で北爆に使用されましたがすぐに後継のF-105に代わられました。その後は南ベトナムのDMZ(非武装地帯)の近接航空支援任務に就きました。
アメリカ以外ではトルコ、フランス、デンマーク、中華民国で使用されました。いずれも1980年代初頭までには退役しています。そういう意味ではF-86なんかと並んでちょっとノスタルジックな雰囲気の機体です。
このF-100Fは複座練習機です。って、えー練習機なのかぁ。トランペッターも意外とマニアックな機体をリリースするなぁ。339機が製造されてそのうち7機はワイルド・ヴィーゼルとして敵防空網制圧任務に就いていたようです。ちょっと良く分かりませんが。
AIM-9 サイドワインダーは左右に2本ずつ装備しました。帯は過去のデカールの余剰分を使用しました。1/72のF-15のクラスター爆弾の帯がちょうどいい具合です
ジェット排気口とその周辺は少し雰囲気を変えた塗装にして変化がでました。
マーキングはF-100F-10-NA, 56-3807, 48 TFW, RAF Lakenheath, UK, 1963年、レイクンヒース空軍基地。イギリス空軍の基地ではあるものの在欧アメリカ空軍の第48戦闘航空団のみが駐留しているとのことです。
残念ながら少しキャノピーの内側が曇ってしまった。わずかな隙間からミストが流れたのでしょうか。左側がすこし曇りましたが角度によってはあまり目立たないんですけどね。
さすがに今回は機体とキャノピーをがっちり固定してけっこう見た目は一体感があり、自分としては綺麗に仕上がったほうなので、無理やり引っぺがさないことにしました。やっぱりピットマルチなどで仮留めして塗装のほうが良いのかなぁ。飛行機は難しい。
表面がつるつるしていると密着度が高いのでデカールを貼る作業も楽しく行えました。
ただ、トランペッターの説明書にはあまり親切な塗装指示がないので自分で調べたり雰囲気で塗装したりと、最終的にフィーリングで仕上げたのはいつもの通りです。
勢いで黄色のラダーも作っちゃいましたがコックピットは閉じたので引っ掛けるところがない。一応雰囲気だけでも。
左右の増槽と主翼をつないでいるこのベルト、危うく取り付け忘れるところでした。
ランディングギアにはブレーキケーブルがモールドされていて、けっこう精密感があると思います。
機体下部にあるのは20mm機関砲の発射口だと思います。資料には武装は4門とありますがF-100Fは2門なのかな。
スミ入れの効果ってあるのかな?なんだかほとんどふき取ってしまってつぶつぶのリベット穴にも塗料が残っていないようないるような微妙な感じです。
トランペッターの飛行機キットは特に組みにくい部分というのは無かったですね、これに関しては。むしろ形にし易かったです。
1/48ジェットともなるとさすがに存在感が大きいです。F-104以来の銀塗装でなかなか面白かったです。ということでまた銀塗装でもう一機と思ってセマーのSu-7を作っていて、これがとんでもなく難しいんですけど・・・。
なんか足りないなぁと思っていたら、主翼にUSAFとあったほうが良いんではなかろうかと。トランペッターの説明書には無いんですけど、やっぱりここは必要だよなぁと思い、追加で貼り付けちゃいました。
裏側も一応貼り付けました。パイロンが邪魔をするので斜めにデカールを切り貼りしてようやくサイズと場所を合わせました。
(2015/12/19)
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