1/35スケールキットでは珍しい帝国陸軍のトラックプラモデルです。日本軍の戦車は今までいくつか作りました。今回の帝国軍ソフトスキン車両は初めてです。まぁ、日本軍の軽装甲車はソフトスキンとそれほど変わらない防御力かもしれませんけど、トラックは初です。マニアックなキットだ。
前回製作した8輪車もそうですけど、6輪きっちりと接地できると安心します。
途中でどこかのタイミングで車内の塗装が必要。もう少し組み立て進められるかもね。
荷台は後でがっちりとシャーシと接着するとして、ここまでは組み立て終えました。そろそろ一発目の塗装をしましょう。
(2018/09/23)
運転席もだいたいはカーキで塗装しました。メーター類はデカールです。
両サイドのドアはガラスがありません。このままだとエアブラシのミストが吹き込むので強引にマスキングしました。
(2018/09/25)
クレオスの陸軍カーキ色というのは見たところダークアースより若干明るい色合いです。この両者はけっこう似ている?でも調色するのは難しいかな。
タイヤはファレホのジャーマングレーを適当に調色して塗装。デカールを貼り終えたところです。
ちょっと物足りないと思ったら積載物には困ったときのドラム缶。こちらもカーキ色で塗装。ただし車両のベースカラーとは少し違った色合いにしました。
(2018/09/28)
九四式六輪自動貨車、 箱型運転台が完成しました。ファインモールドが初めてリリースした帝国陸軍のトラックのキットです。というより今までファインモールド以外でも帝国陸軍のトラックはどこも出してないか。
94式6輪自動貨車は1939年のノモンハン事件から終戦まで様々な戦線で使用されました。詳しくは分かりませんが総生産数は25,000台とも言われています。日本軍が占領した領土の最大版図をかんがえると数万台のトラックでも補給には足りないと思う。もっともトラックはこれだけではないでしょうし、ドイツ軍みたいに馬車も多用していたのでしょう。
この頃の日本はまだ自動車後進国で、民間のトラックもまだまだ数が少なかったようです。解説にもありましたが、自動車の運転は特殊技能のようなもので、飛行機のパイロットでも車の運転ができないということも珍しくありません。我々の世代は18歳になったらとりあえず普通自動車運転免許を取りに行ったことを考えるとずいぶんと事情が違いますね。
ドアのガラスは無くて吹き抜けになっています。マジですか?満州では寒いんじゃないかなぁ。占守島も同様に冬は寒いでしょう。
大東亜戦争の戦史に興味がある人なら占守島の名前を聞いたことがある人は多いでしょう。地図で場所を確認するとカムチャッカ半島の先端のすぐ真下で、東京から見るとものすごく端っこにあります。端っことか日本領のような書き方ですけど、旧日本領ということです。
マーキングは昭和20年の戦車第11連隊の占守島における車両です。ただ、自分の好みで日章旗を貼り付けました。
作り始めのうちは南方ビルマ戦線あたりをイメージしながら製作していました。マーキングが戦車第11連隊なので終戦時は占守島ですが、満州国の大草原が主戦場のイメージといったところでしょうか。ウェザリングがちょい乾燥気味です。
今になってリアウィンドウのマスキングテープを剥がすのを忘れていたことに気が付きました。慌てて剥がして一枚写真を撮りました。
このキットはパーツの合いは良好で部品数は特に多くもありませんのでとても組み立て易いキットです。単体モデラーよりも情景好きに需要がありそうです。あるいはコアなトラック好き向きでしょうか。
(2018/09/30)
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