2008年11月から12月にかけて製作したパラディン自走砲です。初めてイタレリのプラモデルを作りました。
イタレリのM109 A6 パラディンを製作します。大型の砲身に特徴のあるなかなかかっこ良い車体です。発売が8年位前のキットなので少々ディテールがもっさりかと思います。
箱組みというわけではないですが最初から大型パーツをたくさん組みました。接着剤跡や隙間が多数出来てしまったので後で修正します。
(2008/11/09)
AFVクラブの連結キャタピラを探したのですがなかなか市場に流通しておらず購入をあきらめました。サイドのキャタピラ連結部分のディテールが付属のゴムキャタピラだとどうしても物足りなかったので半田ごてで少しくぼみを付けました。荒っぽいやり方ですが結局どうなりますか。
(2008/11/11)
車体前面は6つの突起物を切り飛ばしました。実写では滑らかな一枚板になっていたので滑らかにしようかと思います。
(2008/11/12)
伸ばしランナーを境目にパテ代わりに接着して充分乾いてからヤスリがけをしました。もう少し細かい目のヤスリで仕上げないとだめですが一応まあまあかな。前に転がっているのは砲関連のパーツです。39口径155mm榴弾砲はパーツも大きいし迫力あります。
車体後部の砲撃時の支柱のようなものは可動します。キャタピラが浮いていて違和感ありますがあとで瞬間接着剤か何かで固定するつもり。組み立て完成までもう少し。
(2008/11/14)
(2008/11/15)
とりあえず組み立て完了しました。キャタピラの弛みはAFVクラブの別売りがあればよかったのですが手に入らなかったため同梱のキャタにて強行。はじめはプラスチック用接着剤で固定を試みましたが剥離してしまい断念。次に瞬間接着剤で弛みを無理やり表現しようとしましたが接着できませんでした。
結局、キャタピラは0.8mmの真鍮線で無理やり下方にテンションを掛けて弛んだように見せました。中で固定しているのでこの方が丈夫です。目を凝らすと真鍮線が見えますが塗装時に黒で塗ればあまり目立たないでしょう。ずいぶん古典的な方法で対処したなぁ、と思いますがこれが今のベストです。別売りのディテールアップキットが手に入らないと困るからモデラーの皆さんはいろいろと積んでしまうのでしょうか。
それにしても155mm榴弾砲は迫力満点です!
ハッチは開閉式になります。車両後部にはタミヤのアメリカ現用車両装備品セットからいろいろと積みました。テントやダッフルバッグ、シートにアリスパック、スリーピングバッグ等です。結構生活感が出てきました。
どうしても1体フィギュアを乗せたいのでドラゴンの現用米軍セットを探していたのですが国内では見つからず結局海外通販に頼ることにしました。注文から1週間経っても音沙汰無いからこれもどこにも在庫はないのかなぁ。海外通販は届くまでに2ヶ月くらいかかることもあるらしいので気長に待つことにします。今回初めての海外通販ですが試しにポーランドからと香港からいろいろと買ってみました。ちょっと不安です。
いざとなったらタミヤの戦車兵が付いているフィギュアのセットが確か流通していたのでそれを購入します。
今日、近所の模型屋さんにトランペッターのフィギュアがありましたがよく見るとなんかヘリ搭乗員らしかったのでスルーしました。
細かい作業でしたがタミヤの上記キットからコンバットレーション用カートンをドカッと積んでみました。説明によると1箱に12食入っており24種類もあります。ベジタリアン用もあり化学反応ヒーター付きでいつでも暖かい食事が取れるとのことです。私の残業食よりよっぽどまともな食事に見える!一度食べてみたいものです、というより24種類食べてみたい!
お菓子の油でキットが汚れているので一度塗装前に洗浄したほうがよさそうです。となると塗装は来週くらいかなぁ…。でも決算始まるから休日出勤かもしれないし。まぁ、乗組員も到着しないことだしのんびり作ります。
(2008/11/21)
イラク戦争時の車両としたいのでサンド系の車体色で基本塗装を行いました。イタレリのインストには特に記載が無かったため手持ちの塗料と実際の写真で見たところハンブロールのマットブラウンイエローが近いかと思いベースに使用しました。他にマットカーキドリルやマットミッドストーンなどで少しトーンを変えてみました。あまり吹いていないつもりでも結構目立ちますね。ウェザリングで少し落ち着けばよいのですが…
念のためキャタピラには塗料定着のためプライマーを塗っておきました。あまり曲げたりすることも無いのでこれで大丈夫だと思います。
結局、海外通販の到着を待ちきれなくてタミヤがICMとコラボレーションした「アメリカ現用歩兵・アクセサリーパーツセット」を購入して戦車兵を一人連れてきました。海外通販はせめて航空便にすべきでしたね。機銃は顔に掛かって邪魔なので少し上向きに固定してしまいました。
ICMのキットが目玉なのに昔のタミヤのフィギュアを使用していてなんか効率悪いですが、残りの現用歩兵もどこかで使い道があるでしょう。
(2008/12/28)
パラディンはM284 39口径 155mm榴弾砲を搭載しておりM109シリーズの中では最新の車両です。最大射程30km、弾薬によっては45kmにも達しGPS装備で弾着の正確さも向上しました。
インターネットで実車写真をいろいろと見ると砲身の一部が黒く塗装されている車両が散見されたのでなかなか格好良いかと思い真似てみました。
車体色はサンド系で単調なためパステルやウォッシングでなるべく単調さを消したつもりです。ポリキャタピラで足回りは難儀しましたが埃っぽい砂漠の雰囲気が少しでも感じられればと思います。
後ろの出っ張った2つの機材は砲撃時の滑り止めかと思います。一応上下に可動しますが降ろしておいたほうが安定感があって好きですね。キャタピラを押し下げている真鍮線が目を凝らすと見えるので微妙にあと4mmくらい短くても良かったかもしれません。ただ、黒く塗装しているので気にするほどでもないかな。
M109A6は車体下部と同等のボリュームの砲塔なので上部の塗装も手が掛かります。
ちなみに実車の乗組員は4人です。砲塔側面のかごの様な物は、この部分だけオリーブドラブの車両もあり、実車は結構いいかげんなのかなぁとも思いました。
戦車兵は普段、レジン製の比較的整った顔ばかり塗っていますが今回はタミヤ純正です。カッコ良いかどうか分かりませんがいかつい表情ではあります。
この形のポリタンクは水用で基本的に塗装指示は黒でした。全部黒だとつまらないので一部サンド色にしてみました。調子に乗ってチッピングをしてしまいました、ポリタンクなのに…。
フィギュアのユニフォームは砂漠迷彩ですがパターンが結構難しいですね。茶色同系色の3色に白っぽい斑点とさらに黒を描かなければならず工程が多いです。ある程度雰囲気が出てればOKとしました。
コンバットレーションカートンの山積みと現用車両装備品セット。これらも砂漠の埃っぽさを出しました。
こうしてみると意外と砲塔側面の工事現場みたいな赤白のポールがインパクトがあって良いですね。もっと丁寧に塗ればよかったかな。転輪のゴム部分と金属部分の塗り分けは埃で汚すならあまりナーバスにならなくても何とかなります。
正直なところ砂漠仕様の塗装は難しいです。汚しすぎてもいけないし、本来錆びないと思うところにさびを描いても逆効果ですかね。
久々の現用車両となりましたが楽しく作れました。このアングルもなかなかかっこ良いですね。展開している部隊名やマーキングなど良く分かりませんのでその辺も詳しく調べてから作るともっと製作に入れ込めるのでしょう。2009年1作目、気に入った作品となったのは良いのですがアンテナまで含めると結構な大きさになり保管場所に苦労しそうです。
(2009/01/02)
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