けっこう昔のキットなんですけどドラゴンのスーパーシャーマンを作り始めました。オレンジボックスのシリーズでイスラエル国防軍の空挺隊員のフィギュアがおまけに付いてくるという、一見するとかなりお得なキットに見えました、購入した当時は。
転輪などを組み立て中です。上部の履帯ガイドの小さい転輪、組み立て位置は説明書を見ながら自分で測ってそこにイモ付けするという非常に原始的なもので位置決めのマークとかありません。大昔の東欧キットを思い出されます。
シャーシと転輪を接着してるんだけど、転輪シャフト基部の部品とシャーシが合わないですかね?適当にダボを削ったり他の部分も干渉するところ削って無理矢理合わせたけどなんだか組みにくい。というか転輪とシャーシを接着するときの部品のフィット感が全く無い。いろんなバリエーションのパーツの寄せ集めなんだろうか。ドラゴンのキットというと過去たくさん作ったのはほとんどが技術が確立された後の非常に高品質でモデラーに評価されたものだったので、古すぎるキットを時たま作ると戸惑います。サスペンションはHVSSサスペンションで水平渦巻スプリングを採用したもの。シャーマン戦車の後期に採用されたものだと思う。
とにかくいろいろな部分を穴埋めしたりフェンダーを切断したりと加工が多いキットです。部品の合いは正直なところあまり良くありません。パーツ切り離しのときのゲートも大きいしパーツ精度はそこそこ、一時期のスマートキットやプレミアムキットのような精密感が無くて、タミヤレベルを作り慣れていると非常にストレスを感じると思います。おそらく黎明期の頃のドラゴンのキット、赤いボックスの頃のものをパケ替えしたものなのかな?
なぜかベルト式のキャタピラが3本入っていて、そのうちの1本だけ濃い黄色に変色しておりビニールの上から軽く曲げるだけでポキポキと折れる。脂分がたくさん流出している感じです。他のモデラーさんからそういう症状を時々聞いていたけど実は今まで半信半疑でした。おそらくゴムの成分によっては長期保管でこういうことになるんでしょうね。他の2本はぜんぜん問題ないですから。まさか履帯だけサードパーティーのどこかから購入しないと完成しないのかと思ったけどどうなんだろう。残りの2本をシャーシにあてがったらギリギリ巻けそうな気もする。組立説明書を読むと起動輪と履帯の取り付けがプロセスの最後のほうなのでその辺の真偽が良く解らずモヤモヤします。しかしこのキットはパーツ構成と言い不思議な部分が多すぎます。こういう部分を含めて組み立ての醍醐味を味わえるってこと。
「ディープインパクト」というパニック映画を観ました。何十年か前に若い頃観た時と今回では感じ方がずいぶんと違う気がします。ちょっと前に「アルマゲドン」を観た流れで比べたんだけど、両方とも面白いが「ディープ・・・」のほうが真面目で悲壮感があります。演者の何人かが理解不能な行動をしますがそれも地球滅亡直前のパニック状態での混乱からと思って納得することにしました。一部のニッチな界隈では今年の7月5日にフィリピンあたりに隕石が落ちて大災害とか噂になってますけどすごいお騒がせだな。
GWはどこも混んでるし外人も多くて出かけたくない。このあいだ上野アメ横を歩いたらあまりの変貌ぶりに滅茶苦茶ショックを受けました。申し訳ないけど街が汚くなってる。でも今日は天気も良いので都内のどこかでショッピングしたり何か美味しいもの食べたい。叶匠寿庵でクリームあんみつが食べたい。
(2025/05/03)
スーパーシャーマンの車体上部を組み立てています。エッチングパーツは小さいのが数個しかなくて、小さな金属メッシュのモノを車体後部に使用しています。車体にも余計な穴をふさいだり少し突起物を削ったり、穴を開けたりと加工作業がありました。
履帯のセンターガイドに小さなプラパーツを多量に接着する必要があります。プラスチック用接着剤で接着が可能な素材なので量が多くて面倒だということ以外は難しい作業ではありません。流し込み接着剤だと切れるかもしれないので樹脂入りのほうをメインに使用しました。
上部転輪に接しないで浮いてしまう部分はティッシュを隙間に挟んで固定して接着しました。調子に乗って瞬間接着剤を使ったら一部のティッシュが取れなくなってあとで大変でした。シャーシの転輪部分などパーツの合いが悪いのであとで十分に瞬間接着剤で補強しておきました。
結局は左右で8コマ追加しました。硬化してしまった履帯からパーツを切り離して、影響が少ないと思われる地面接地部分の直線に使用しました。念のためその8コマは脆くなっていて塗装中に割れたらいけないので、瞬間接着剤をすべての面に塗布して補強しておきました。組立説明書には7コマ追加するようにあったのでほぼ組立プロセスは変わらずです。ただ、なぜか1本だけゴムキャタピラが硬化していたという。これは故意なのか。他の履帯も硬化していたら完全にアウトでした。
両側ともに履帯を巻くことが出来ました。けっこう大変でしたね。車体に比べて履帯の幅がとても広いので左右のフェンダーを大量に接着します。これがまた組み立て難いんですよね。すべてのパーツのゲートが太すぎて加工しにくいんだけど何となく先が見えてきました。
結局はGWに嫁と甘味を食べたくて丸ビルにあるはずの叶匠寿庵に行ったら1年以上前に閉店してました。残念。暫く茅ケ崎に住んでいてそんなに東京に出てこなかったのでその間にけっこう色々お店が入れ替わったんでしょうね。お寿司を食べてケーキでお茶して適当にショッピングをして帰ってくるという、あまりいつもと変わり映えのない休日の過ごし方。
家ではボーダーラインとその続編映画を立て続けに観ました。ボーダーラインは自分は観るのもう4回目で嫁に布教。けっこう残酷だけど気に入ったみたいです。1のほうが続編より評価高いけど両方とても面白いです。激シブ俳優のベニチオ・デル・トロは昔、来日した時に熱狂的な女性ファンに腕を噛まれたのが有名らしい。そのとき苦笑いしただけで特に警察沙汰にならなかったらしいけど凄いエピソードだな。これらの映画は戦闘シーンも多くてミリタリー好きなら楽しめる人が多いんじゃないかな。
(2025/05/06)
やっと車体の組み立てが完了しました。車体上には大きな工具箱や予備燃料のジェリカン、予備転輪などたくさんの搭載物があります。シャーマンにはよく別売りの荷物をたくさん載せたりもしましたが今回はキットに付属の部品だけで充分に見えます。前回の米軍シャーマンの流れで気軽に手に取ったスーパーシャーマンですがいろいろな部品を載せられてけっこう面白いです。それと、履帯の幅が広いので前から見ると迫力がありますね。
砲塔の組立過程をすっ飛ばしていきなり組立完了になりました。砲塔はやはりいろいろ削る部分など工作が多かったです。ただ、そんなにたくさんの部品を取り付けることはなくてWWIIのシャーマンと同じくらいの部品数だと思います。
正面の大きな探照灯がこの戦車の特徴の一つです。クリアーパーツをはめ込む前に内部はシルバーで塗装しておきました。塗装後に部品をはめ込むとそれまでにパーツを紛失してしまいそうなので早々に取り付けました。
シャーマンの砲塔の表面が鋳造のようにでこぼこしたモールドが再現されています。砲塔のパーツの合わせ目は消してしまったんだけど溶接跡とかなのかな?でも消したほうが良いでしょ、ちょっと良く解らなかったので実車写真を見たら継ぎ目は無いのでこれで良かったと思う。ゴムのキャタピラはちゃんと切れ目が入っていて接続ピンのところで曲がるようになっているのでカクカクした感じが出ていてとても良いです。
砲身の基部にキャンバスカバーが掛かったようなモールドとなっており砲身が上下しません。砲身は平行な位置です。砲塔を真横に振った時に砲身が平行だと格好良く見える、気がします。
砲身が長くて格好良いです。強そうです。こんなに砲身が長いと前のめりになっちゃうから砲塔後部にでっぱりを付けてバランスをとっているとか何かで聞いたことがあります。このくらいでバランスが改善されるということなんですかね。モノを入れるスペースが出来て内部もやや快適になるのかも。
ハッチはひとつは接着していないのでなにか見た目の良い戦車兵を探してみようかな。
ちょっと前に「信長のシェフ」のコミックが完結したので再読してたらお菓子のカヌレが出てきて美味しそうでした。自分でも作ってみたくなって型を検索したらめちゃくちゃ値段が高いですね、特に本格派の銅製だと。ときどきチーズケーキやアップルパイは自分で作るけど、カヌレは型が高くて手軽に手が出せませんね。銅製の型にこだわらなくてもやや高いかも。ラム酒を入れないといけないんだけど自分は酒は飲まないので作れるかな。「信長のシェフ」コミックは12巻くらいで原作者と作画担当の方の間で確執があって原作者が下りてしまったらしいけどそれはそれで物語はとても面白いです。原作者の脚本のほうがやや凄惨なシーンが多かったかもしれません。漫画家の方は心優しい人なのでしょう。この漫画、主人公がいきなり専門用語で武将に料理の説明したりとちょっと違和感ありますがそれも含めてとても好きな作品です。
(2025/05/11)
このキットにはイスラエル軍の空挺隊員兵士フィギュアがおまけに付いています。けっこう昔のフィギュアで自分が兵隊フィギュアに興味があっていろいろ物色しているころからありましたね。上海ドラゴンのパッケージの頃、2004年の発売だと思うけどそれもパッケージ替えで元のキットはもう少し前から発売されていたのかもしれませんね。
イスラエル国防軍の精鋭と言われている空挺部隊のフィギュアが合計で4体付属していました。おそらくポーズから推察するとパトロール中なのかな。全員防弾ベストを着用しています。いまいちどこに部品を接着するのか分からないパーツもありました。空挺隊員だからとにかく銃弾のポーチをたくさん取り付けました。ヘルメットカバーが付いている兵士と付いていない兵士が2体ずつと再現度が細かいです。装備している小火器に関しては詳しくないんですけどモールドが細かくて良いんじゃないでしょうか。
参考のパッケージイラストには銃のスリングが描かれていたので、紙に瞬間接着剤を染み込ませた細い帯でベルトを再現しました。瞬間接着剤が部品にくっつきやすいので位置決めもスムースに出来ます。
黒で下塗りしました。明るい色の車体色なのでシャドウを効果的に出せるかと思ったんですが、基本色を何度も吹いているうちにそんなにシャドウは出ませんでしたね。それでも塗装面に多少深みが出ているはず、と思いたい。
イスラエル戦車のカラーってクレオスから500番台で3色出ているからその中からいちばん黄色っぽいものを今回はチョイスしました。グレーっぽいほうがより現用のような気がするので。ラッカー塗料を整理していたら気が付いたんですけど、313番のFS33531も一応はイスラエル砂漠迷彩色となっていました。探せばけっこうたくさんあるものです。
ドラゴンの説明書の塗装例だと第三次中東戦争、別名だと六日間戦争のものなんだけど、手持ちのイスラエル軍戦車兵のフィギュアを見てみたらもう少し近代的な通信・保護装置を備えたコンポジット素材のCVC(Combat Vehicle Crewman)ヘルメットのものばかりでした。六日間戦争当時はまだ素材も技術も比較的古典的な段階とのことでそれだとミスマッチなのかなぁ。第四次中東戦争、ヨム・キプール戦争だともう少し進んだ形式のヘルメットに置き換わった例があるようです。ヨム・キプール戦争は1973年10月なので第三次と第四次の戦争の間は7年くらいしか間隔が無いですね。その間にIDFの装備はかなり進化したということなのだろうか。M50スーパーシャーマンは第四次中東戦争では限定的に使用されたが主力戦車ではなく、活躍の場はごく限られていたとのことなので、やっぱり第三次中東戦争を前提に考えたほうが模型的には興味深いです。
なんて思っていたんですけどやっぱり現用っぽいIDF戦車兵のヘルメットが好みなのでそっちのフィギュアを乗せることにしました。時代考証的におかしければヨム・キプール戦争に従軍した車両という脳内設定にしよう。
何だか最近、ゲームで「Car Mechanic Simulator 2018」とか「Tank Mechanic Simulator」というひたすら分解整備するゲームにハマってまして、これはモデラーには危険すぎます。プラモデルを作らなくなってしまう。PCで3Dのパズルを解いている感じですね。買ってないけど「Plane Mechanic Simulator」というのもあるみたいで前2者とは開発会社が違うみたい。こっちはあんまり評価が良くない。さびだらけの車や戦車をツールでピカピカにしていくのが面白いので時間が溶けていきます。DLCもがっつり買っちゃったけど同じ作業の繰り返しだから2週間くらいで飽きるかもしれないけど。
(2025/05/15)
スーパーシャーマンの基本塗装などいろいろ進めています。明るい色だと黒い備品を塗装してはみ出したらけっこう目立ちます。ダークグリーンだとそんなに目立たないのでウェザリングすると気にならない部分もサンド系だともう少し丁寧に塗ろうかと思ったりします。
イスラエル軍歩兵のユニフォーム、ダークグリーンに少しカーキを混ぜた色が良いそうです。つまり結局はオリーブグリーンということかな。適当にファレホの該当色を混ぜながら気分で塗装してしまいました。イスラエル軍の兵士が着用している防弾ベストは、オリーブドラブが一般的とのことでした。模型的には少し見た目を区別する意味でダークグリーンで塗装しました。でも塗っているうちにオリーブドラブだかダークグリーンだか区別が分からなくなってしまい、最後にはほぼ同じ色になってしまったかなぁ。SWATとかの特殊部隊が身に着ける防弾ベストだと黒っぽいので区別がつくんだけど、あっちはあっちで全身黒ずくめですからね。ドラゴンの説明書の色指定イラストがグレーっぽいので誤解しそうです。
デカールも貼り付けました。部隊識別または中隊記号の一部だと思うけどちょっと良く解りません。デカールを貼ったりフィギュアの肌色部分は油彩で塗装したので少し乾かしたほうがよさそう。
(2025/05/21)
説明書によりますと、M50戦車、M51戦車はIDF戦車兵の練度の高さとも相まって第2次、第3次、第4次の3回に及ぶ中東戦争において大活躍しています。第2次中東戦争ではM50のみが使用されました。その後スーパーシャーマンが旧式化するとM50、M51を含むM4シャーマン中戦車関連を戦車回収車や自走砲、特殊戦車のベースとして用いました。最終的にはM50/M51を南米のチリやレバノンのキリスト教民兵組織等に供与したとのことです。
主要武装に関しては、M50はM4シャーマンにフランス軍AMX-13軽戦車の主砲である75mm戦車砲CN-75-50を搭載して砲塔部を溶接して延長させた車輌です。CN-75-50は元々AMX-13に搭載されたフランス製の75mm砲で、旧式化したシャーマンの火力を一気に近代化しました。高初速で当時のソ連製T-34やT-54/55に対抗可能とされました。元が軽戦車用の砲であったため、軽量でありながら十分な貫通力があり、シャーマンの車体に無理なく搭載できた点が特徴です。1964年までに生産数は300を超えています。
第二次世界大戦後、イスラエルは周囲の敵対国に対抗するために、独自の戦車戦力の整備を急務としていました。当時、米英から供与されたM4シャーマンを改修することで、自国のニーズに合った近代化戦車を生み出そうとしたのがM50開発のきっかけです。M50は「初の本格的なイスラエル改修戦車」と言える存在であり、イスラエルの独自軍需工業の出発点とも言えます。
M50およびM51は一般に「スーパーシャーマン」と呼ばれますが、これはイスラエル軍の正式名称ではなく、西側のファンや軍事研究家による便宜的な呼称です。とはいえその響きが強く印象に残るため、模型界ではこの名前が広く使われています。
砂漠なのでサビは控えめにして汚れやほこりを多めにしてみました。あとは金属製のワイヤーでアンテナを追加しています。
ヘッドライトはシルバーべた塗りだったのですがいまいち質感がよろしくないので先に製作したタスカのシャーマンで余っていた透明パーツを使ってみました。サイズが微妙に違うし仕上がりも思ったほど劇的に改善されず何かなーという感じでした。ちょっと経ってからのドラゴンモデルズのキットならヘッドライトの縦縞が入ったクリアーなパーツが付いていたことでしょう。このキットはちょっと古いから致し方ない。
今回はおまけに1/35スケールの「イスラエル空挺部隊」フィギュアセットが付属していたので作ってみました。中東戦争時代のIDF(イスラエル国防軍)パラトルーパーたちを4体セットで再現したこのキットは、装備の細かさとダイナミックなポージングが魅力だと思います。
フィギュアは突撃姿勢、進軍中、待機、狙撃姿勢とバリエーション豊かで、それぞれに異なる装備が施されており、隊員たちの役割の違いがうかがえます。武器はガリルやUZI、FN MAG軽機関銃、バズーカなどを携行。特に背面から見ると、通信兵の大型無線機やバズーカ弾のディテールが目を引きます。
塗装は、IDF特有のオリーブドラブをベースに、ウェザリングで適度な使用感を演出。顔の塗装も少し工夫を加え、フィールド感を出しています。装備品の塗り分けも丁寧に行い、質感の違いが感じられるよう仕上げました。
現代戦とはまた違う時代背景と装備を持つイスラエル空挺部隊は、AFVと組み合わせてジオラマにしても面白い題材。特にM50スーパーシャーマンやセンチュリオンとの相性は抜群です。
ガリルARは1970年代初頭に導入されたイスラエル製自動小銃で、AK-47の信頼性とFN FALの精度を融合した設計。UZIはその前の世代で広く使われており、特殊任務や空挺作戦でも携行性の高さから人気がありました。
PRC-77やその派生型を模した大型無線機を背負い、上部にはワイヤーアンテナを装着。IDFでは小隊・中隊レベルでも無線連携を重視しており、野戦指揮通信の重要性がうかがえます。
FN MAGと思われる軽機関銃を装備した兵士もいます。IDFでは分隊ごとに火力を補強するため、機関銃手を配備するのが通例です。姿勢はしゃがみ込みで、即応体勢をイメージさせます。全体的にモールドが甘いところがありますがウェザリングで質感を重視しました。戦車とフィギュア両方完成させるのは骨が折れましたが何とか仕上がって良かったです。
コメント
こんばんは、完成間近ですね!
ヘブライ文字のマーキングが格好いいです。
こんばんは、コメントありがとうございます!ヘブライ文字のマーキング、私もとても気に入っています。独特の雰囲気があって、スーパーシャーマンの個性を引き立ててくれてると思います。完成までもうひと息、引き続き頑張ります!
M50スーパーシャーマン、完成おめでとうございます!
防盾の砲塔の間の延長部分が急ごしらえで改造した感がありますね。
防御力はシャーマンのままなので、同世代・同レベルのT-34-85はともかく、大戦時の重戦車並みの装甲を持つT-54/55と戦うのは恐そうです(まだ照準器とかが大戦時からそこまで進歩してないので「当たらなければ大丈夫」と言う考えなのでしょうかね)。
フィギュアも大戦時とも現代とも異なる装備が時代を感じさせてくれますね。
自分はフィギュアは2名付属してる戦車キットでも車長1名にしたり、乗せなかったりするので、一気に4名も製作するのは凄いです!
コメントありがとうございます!おっしゃる通り、防盾周辺の造作には現地改修車らしい即興性を感じますよね。M50自体、戦後のイスラエルが限られたリソースで試行錯誤しながら戦力を強化していた時代の象徴のような車両だと思います。T-54/55のような当時の最新鋭ソ連戦車と正面からやり合うのは、まさに命がけだったでしょう。
本当におっしゃる通りで、当時のイスラエル軍独特の装備やスタイルって、大戦とも現代とも違う独特の空気を感じさせてくれて、フィギュアも作っていて楽しかったです。自分も普段は車長一人とかで済ませることが多いので、全体的に古いキットとは言え今回はかなり気合を入れた部類です(笑)。4人分の塗り分けとポージング調整はなかなか大変でしたがフィギュアと戦車を並べると割と格好良くなるかと思いました。
こんにちは、イスラエル軍は四度の中東戦争は供与や鹵獲の改造兵器で乗り切ってますが、この頃はまさに国の存亡を懸けているという感じです。
国産のメルカバを開発したり、F-15など当時の最新戦闘機を入手したり、装備が充実し出した辺りから、相手がパレスチナやレバノンとかの弱いもの虐めみたいになってしまったのが皮肉です。
勿論、非正規戦は正規戦とは違った苦労があるでしょうが。
フィギュアと戦車の並んだ写真良いですね!
ポージングが戦車との共働にマッチしてますし、模型としての視点では大きさが分かりやすいです。
コメントありがとうございます。おっしゃる通り、イスラエル建国当初から中東戦争の時代までは、限られたリソースの中で供与兵器や鹵獲品を改造して活用し、生き残りをかけた非常に厳しい戦いが続いていましたね。M50やM51のような改造戦車に見られる創意工夫からも、当時の切迫感が伝わってきます。途中からはメルカバのような国産兵器の登場や、F-15の導入といった装備の近代化が進んで以降、戦争の様相は大きく変わったように思います。特に近年のように相手が正規軍ではなく、非国家主体との衝突になると戦術的には優位であっても民間人への影響や人道的な問題が深刻化する点は無視できません。現在のガザ情勢についても、テロや武力攻撃に対する自衛の必要性がある一方で、その手段がどこまで許されるのかという点については、軍事技術の進歩と政治的現実との間には常に難しいジレンマがあると感じます。兵器や戦争史に関心を持つ者としても、単なる性能や戦術の話だけでなく、その背景にある人間や社会の問題もあわせて考えていきたいですね。
そういえば、昔はよくプラモの脇にライターとか100円玉を置いて大きさの実感できる写真を撮っていたけど最近そういうのは忘れていました。フィギュアを並べると戦車の大きさが相対的にイメージしやすくて良いと改めて気づきました。