トランペッターの1/48スケール、サヴォイアマルケッティの雷撃機です。モールドを見ると2002年製となっていたので随分前になります。このスケールの3発機だと日本ではあまり作る人いないのかな?分からない部分を調べようと思ってもあまりヒットしないんですよね。
パーツがけっこう多いです。組み立ててみるとプラの質が頻繁に製作している戦車のKVシリーズとよく似た柔らかい感じです。
エンジンカウルの取り付けやエンジンモジュールの主翼への取り付けが難しそう。けっこうギリギリ調整が必要な感じです。カウルの内側は黒で塗装するとして、他にも塗り分けがあります。エンジンナセルと言っていいのか、この辺りにはランディングギアも組み込まれるので複雑です。
機体内部はグリーン系の色にしました。イギリス軍の機体内部色がグリーン系ではありますが、今回はクレオスの312番、グリーンFS34227を使用しました。エンジンカウル内側とエンジンもついでに塗装。
(2017/11/01)
今回もコックピットの計器パネルのデカールは付属していません。水性塗料のホワイトで塗装した後にエナメルのブラックを塗装、メーターの部分だけ軽くエナメルシンナーでこすったり細い筆でリタッチしたりとこんな感じ。キャノピー閉状態しか組み立てられそうもないのでいつもの如くあまりこだわらなくても良いかな。クリアキャノピーのパーツは結構大きいんだけど、おそらく大部分は機体色で塗装されるのでしょう。
このまま製作するとプロペラが固定されて回転しません。2mmの真鍮棒で長い軸を取り付けて何とか回転するように仕上げたい。息を吹きかけて回転するほどスムースかはまた別として。
コックピットを組み立てました。なんでこんなに後ろがオープンスペースなんだろ?魚雷の整備でもするのかとも思ったけど、そんな訳あるかな?
シートベルトの形式がよく分からないので、ドイツ軍機のものを流用して軽くお茶を濁す・・・。何もないよりは随分と良い。水性ホビーカラーのレッドブラウンはツヤが出やすくてホント使いにくい。ファレホ命というほど入れ込んでいるわけでもないんだけど、そちらだと筆塗りは結構やり易いです。クレオスのこれだけは捨てちゃおうかな。
工作が下手っぴなんですけど、胴体と主翼を接着する作業は結構好きです。飛行機らしい形になる第一歩だし、ダイナミックな作業で面白い。接着剤を流し込んでガチガチに固めました。接着面は上側に合わせて、下はけっこうな隙間が空くのでプラ板を噛ませてあいだを埋めています。
(2017/11/03)
けっこうキャノピーのマスキングをする枚数があります。もともと旅客機だったので左右や下にも窓があり、クリアーパーツをマスクしています。
トランペッターの色指定の番号が何だか違うみたいなので独自に決めないといけないようです。インターネットで検索したら、ハンブロールの94番、ブラウンイエローが一番のおすすめとのこと。このブログの作例の始めの頃は私もハンブロールを使用していましたが蓋の開け閉めにも難儀するし、きっちり閉めてもしだいに凝固する色もあり使いにくいので次第にクレオスに戻ってきました。混色ならクレオス44番のタンと313番のイエローFS33531を半分ずつ調色するとけっこういい感じです。箱絵などと比べても、まぁこんなもんかな。グリーンはクレオス302番グリーンFS34092、茶色はクレオスの41番レッドブラウン、機体下面はクレオスの308番グレーFS36375にしました。レッドブラウンは戦車モデラーなのでマストアイテムでお馴染み、グレーは前回フルクラムの塗装にも使ったのでちょうど手元にあります。
この迷彩パターンをエアブラシで吹くのは自分にとってはかなりチャレンジングな試みです。エアブラシコントロールの練習にはとても良い迷彩柄です。
機体が大きすぎてエアブラシ迷彩塗装がしんどいし飽きてきます。気分転換に違う色を塗装したり迷走中です。なんか大味のキットだなー、大丈夫かな?
このあいだ嫁と一緒に「ブレードランナー2049」を観てきました。フィリップ・K・ディックの小説やリドリー・スコットの映画は好きなので結構楽しめました。ストーリーというストーリは特にないんだけど、なんだかポスト・アポカリプス世界のイメージビデオのような感じ。登場人物、いま考えてみると人間よりアンドロイドのほうが多かったような、なんという世界じゃ。この映画は40代以上男性のみにしか人気が無いみたいだけど嫁も面白いと言っていました。客の入りは公開3日目なのに3割くらいしかいなくて大丈夫かな?、という感じです。
ディックと言えば現在進行形でドラマの「高い城の男」も観ていてこちらもなかなか興味のある世界観です。このドラマはアマゾンが製作、アマゾン金持ちなんですねぇ、セットがずいぶんと細かいところまでお金掛けているようで映像も面白い。日本人役の登場人物のほとんどが日本語が不自然なアクセントなのは仕方ないところか。
(2017/11/06)
やっとこさすべてのカムフラージュ塗装がだいたい終わりました。ベージュの細い部分はもう少しきれいに吹き直したほうが良さそう。どうしてもレッドブラウンとグリーンを吹き付けている間に塗料がかぶってオリジナルのクリームイエローより褐色になってしまっていたようです。クリームイエローとグリーンとレッドブラウンのコントラストがはっきりしていたほうがイタリア軍用機のように見えます。完全に私自身のイメージですけど。
サボイアマルケッティ79はもともとは8席の旅客機を爆撃任務に転用したものです。このキットにも透明の窓が両脇に付いており旅客機の名残があります。
アルファロメオ製エンジンを3発装備しておりかなり特徴のある機体です。大型エンジンが開発できずパワーを数で補っていました。1936年から1943年の間に合計で約1200機生産されました。乗員は6名。
組立説明書には一種類の塗装図しか載っていませんでしたがネットを検索するとかなり多くの塗装パターンがあります。他にも格好良い迷彩パターンがたくさん存在するようです。
両側に機関銃を据え付けています。機関銃無しで窓をふさいだバージョンでも製作可能でした。
マーキングは1942年地中海に展開していた第283飛行隊です。
スペイン内乱では爆撃機としてフランコ軍の支援をし、第二次大戦では雷撃任務もこなしています。イタリアは半島で海に囲まれており、雷撃任務の需要は多かったようです。魚雷は2本搭載可能、ただしかなりの重量になります。2本搭載した場合には相当に運動性能が落ちました。
エンジンカウルの前部はどんな塗装が正解なのかよく分かりません。シルバーとレッドブラウンと焼鉄色の帯を描いて割と手間掛けました。
トランペッターの塗装図はあまり細かい部分は何も書いてないので自分で適当に解釈して足りなそうな部分は塗装しました。ランディングギアシャフトのシルバーなど。
勢いで作ったけど置く場所ないな。とりあえず埃が付かないように箱にしまって密閉しておこう。そのうちクリアーケースを買って飾りましょう。隙間に小さな飛行機も飾れそうです。そういえば以前訪問したスミソニアン博物館のウドバーハジーセンターもそんなようなレイアウトで飾っていたっけ。
金属の細い線でアンテナ線を張りました。わりあい上品な仕上がり、ヨーロピアンテイスト、なんてね。プロペラが動くように作れたので良かった。今後もなるべくレシプロ機のプロペラは固定しないで作りたいです。
そうそう、先日、Newニンテンドー2DS LLのホワイトオレンジを購入しました。最近アドベンチャーゲームにとても興味があり、どうしても推理系の逆転裁判というソフトをやってみたくて買っちゃいました。どうやらけっこう名作らしい。自分はプレステ系とPCやSteam系でしかゲームはやっていなかったんだけど、ニンテンドーだけでしかプレイできない面白いゲームも調べるとたくさんあるみたいですね。大昔にWiiを買って自分の感性に合わないゲームが多くてすぐに売ってしまったこともあります。せっかくNewニンテンドー2DS LLを購入したので有効活用しないともったいないと思い、いろいろとアドベンチャーゲームを買ってしまった。駿河屋で逆転裁判をいくつか買ってみたけど噂にたがわず届くのが遅くて遅くて待ちくたびれました。しょうがないので近くの店で探偵神宮寺三郎DSシリーズをゲットしてプレイしたらなかなか面白いです。まだ1話しかやってないけどこれ簡単すぎじゃないの?始めて10分くらいで犯人分かっちゃったョ。たぶん後半はもっと強敵が出てくるのでしょう。DSは寝っ転がりながらプレイできるのでなんだかだらだらしそうです。
(2017/11/10)