ハセガワ JMC 2007にて電撃ホビーマガジン賞を頂きました。製作期間は2007年7月から8月です。
ソ連軍のT34/85戦車です。第二次大戦末期にドイツ軍のパンツァーファウスト避けに金網を戦車のサイドと上部に張り巡らせたタイプです。今回は冬季迷彩に仕上げてフィギュアもいくつか搭乗させるつもりです。
車体下部を大体組み終わりました。以前数回連結非可動キャタピラを汲んだときは、一本にして一気に組みましたが仕上がりがいまいちでした。今回は片側を5つくらいのエリアに分けて少しずつ組みました。この方法が自分にはあっているようです。以前のものより仕上がりが良い感じです。ただ、T-34は2タイプのキャタピラで1組なので長さ調整には結構苦労します。
素組なのにこのキットはエッチングパーツがてんこ盛りで結構大変そうです。しかしながらプレミアムキットなのでいろいろ入っていてありがたいことです。ほかにもフロントフェンダーを切ったり貼ったりとなかなか手間がかかります。フェンダーを少し曲げて走行中のダメージを表現しました。
ほとんど組み立て完了しました。金網は塗装がほとんど完了してから組み付けます。メタル砲身は軽くサンドペーパーで荒らしておいて塗料の乗りを良くします。エンジングリル等をかぶせる前に、塗装をしにくい内部はつや消し黒で塗っておきました。(2007/07/21)
排気マフラーの縁は少し薄くしました。金網台の金具の取り付け位置はおおまかですがエッチクグパーツが多くて難儀しました。今回、戦闘中ということで歩兵を砲塔の後ろに載せるので各ハッチは閉状態です。(2007/07/21)
砲塔は鋳造物の質感を強調するためにパテでキットのものより表面を荒らしてあります。
金網の取付台は、取付位置は結構いい加減ですが一枚の金網に対しては台は平行になるように気を配りました。そうしないとあとで金網がねじれてしまうので。
韓国出張中にて作業が進みませんでした。まだ装備品を持たせてませんがようやくフィギュアを乗せました。砲塔後部に3名のタンクデサントを載せようと思っていたのですがスペースがなくて2名にしました。ちょっと迫力ないかなぁ。それにしてもこのT34は傾斜装甲で砲塔も大きいのでタンクデサント達も乗り難かったでしょうね。このフィギュアはタミヤの胴体にレジンのヘッドをくっつけました。一応気合の入った顔を選んでみました。
基本塗装終了。冬季迷彩を施す予定ですが初めてでいまいち方法が解からず、とりあえずグリーン系で塗りました。ダークグリーンやカーキグリーン、オリーブドラブなどをところどころ濃淡を変えて吹き付けました。さて、このあとどうすれば・・・ 筆で白く塗ってみますか。(2007/08/08)
ホワイトを筆塗りしたらこんなになりました。今見ると下の写真よりこちらのほうが自然、な気もします。が、汚すぎるかと考え次の写真のようになりました。
このあと、ダークグリーンと白で軽くチッピングをしてウォッシングやら何やらでもう少し汚して終了予定です。車体ナンバーと星は手書きです。ソ連戦車は前線で兵士が手書きで塗ったマーキングが多くこのように下手だったと何かの本で読みました。
そうそう、肝心なパンツァーファウスト除けをくっつけないといけませんね。塗装に夢中で忘れてました。それにしても冬季迷彩はかなり難しく感じました。こんな真夏に冬化粧しても実感わかないからですかね?(2007/08/10)
T34は独ソ戦初期の劣勢を挽回しベルリン攻防戦に至るまで活躍したソ連軍を代表する戦車です。
T34/76より武装を強化し砲塔形状も大きくなったタイプがT34/85です。ただ、T34は細かく分けるともっと奥が深いようです。
ハセガワ JMC 2007にて電撃ホビーマガジン賞を頂きました。やっぱりタンクデサントでも戦車兵でも良いですが人間を搭乗させたほうが臨場感がありましたね。今度機会があればぜひ乗せたいです。JMC東京会場に見学に行きましたがマスタークラスの作品はどれもうまくて溜息が出ますね。
今回、キットにはパンツァーファウスト避けの金網エッチングパーツが付属しており、手軽に鎧をまとったような姿が再現できます。(手軽と言っても私には結構大変でした。)
冬季迷彩に初挑戦しました。まず、ダークグリーンの基本色を塗装してそのあとホワイトをエアブラシ、ドライブラシ、チッピングなどで塗装しました。車両番号と赤い星は手書きです。前線で描いた雰囲気を出しました。足回りもほんの少し冬季ペイントが残っている感じにしました、があまり解かりませんかね?
作りかけのフィギュアはまた次の機会に乗せてやります。
真冬というよりは春先が見えてきたイメージで塗装しました。地のダークグリーンと冬季迷彩の白、足回りの泥汚れをバランスよく調和させました。湿気の多い季節を想定しすこし多めに錆の表現を施しました。
車体上部も冬季迷彩が剥がれかけたところや錆の感じを出しました。くどすぎて品がないような気もします。
エッチングを取り付ける前にある程度塗装を完成させないといけません。この金網を取り付けたあとでは筆先も届きません。2回同じ作業を繰り返すことになります。
全身金網で覆われたT34もまた雰囲気が異なり面白いものです。
今回のキットは素組にもかかわらず切ったり貼ったり、おまけにエッチングパーツもたくさんあり大変でした。冬季迷彩も初めてで出来は???な部分も多少ありますがなかなか面白いですね。今度はアフリカ仕様の塗装もやってみたいものです。(2007/08/17)