このTBM-3のキットはアカデミーの箱に入っていて、実は中身は旧アキュレイト・ミニチュアの傑作キットだそうです。デカールは品質の高いカルトグラフ製なので思わず大昔に購入していました。いまもときどき再版されているようですね。
デカールはカルトグラフ製でかなり前に購入したにもかかわらず良い発色を保っています。
先日作ったYak-3に比べてだいぶパーツ数が多いです。ボリュームも多い。
組立説明書をちらっと見て、非常に不安になりました。あまりきちんと取り付ける場所を指示していない。アキュレイトミニチュアのキットは昔はおそらく玄人が好んで購入していたので、資料を豊富に持っているモデラーが作っていたのかな。
とりあえず、細かい機体内部の部品を取り付けていろいろと手探りで進めています。組立難易度めちゃくちゃ高ねこのキット。何から手を付けて良いかわからない。基本的に合いは良い方だと思うんだけど、いかんせん説明書が分かりにくい。普段、タミヤやハセガワのキットに慣れているととても難しく感じる。
(2019/07/20)
いまいち塗装に乗り出す気分でも無くて、少しずつ組めそうなところを組んでいたらこんなになってしまいました。コックピットを作って機体を貼り合わせないとどうにもならないところまでやってみた。
内部までパーツやモールドがあるので、左右のパーツに組み込んで最後に貼り合わせるようです。こういう作り方は今まであまり経験が無いので驚きました。何度もパーツをすり合わせないと上手くいきません。
とにかくアメリカ海軍機の機体内部色とフラットブラックを片手に、塗装しながら少しずつ進めました。
あまり細かいところまで塗り分けできませんでした。パーツの組み込みと左右の胴体の貼り合わせに神経を使います。基本的なパーツの合いは良いと思います。
京都アニメーションの放火事件はとてもショックです。なにしろまったく逃げる時間が無かったと聞きます。ガソリンの威力はすさまじい。CGが増えたとはいえ作画などの材料で可燃性の塗料などの液体もたくさんあったのでしょう。その日もきちんとセキュリティを掛けておけばここまでの惨事にはならなかったかもしれないと思うと残念でなりません。
気になるのが犯行の背景です。死罪は当然だと思いますし、背後関係や事件の全容がとても気になります。公安が動き出したらしいのはこの犯人を背後で操るというか、洗脳や思い込みを利用した人物や組織がいるかもしれないということなのか。そんな鬼畜な陰謀論めいたことが無ければよいのだが・・・。おそらくは単独テロ行為に対する対策なのでしょう、東京オリンピックまで1年だし。
(2019/07/22)
エンジンカウルにエンジン、それと機体後部の回転銃座の組み立てもだいたい終わり、だいぶ飛行機の形になってきました。
TBM-3アヴェンジャーはとにかくキャノピーの枠が多くて、キャノピー自体も飛行機のサイズも大きくて、本体塗装前のクリアーパーツのマスキングに手間が掛かりました。
これって部品全部の破片なのかな?もうTBM-3は止めようかな・・・。あるいはなるべく復元して破損のまま完成までもっていこうか。もうモチベーションはダダ下がりです。
帝国海軍との激戦の末にバトルダメージを受けたことにして、せっかくここまで大きな機体を工作進めたのだから出来るだけやってみようということにしました。一応は猫のせいにして申し訳なかった。結局自分が部品の最後の取り付けまでの管理がいい加減だったのが原因です。次からは何か小さな小物に入れておこう。引っ越し前はそれなりに組立中の部品は保管していたので、反省してこれからはちゃんとしようかと思いました。
(2019/07/24)
回転銃座の後ろは一応奥まった部分に隔壁があるようです。でも、巻き込みの風がすごいんじゃないかな。
いろいろトラブルが発生しましたが、もうそろそろ塗装に入りたいものです。
爆弾庫とエンジンカウルをマスキングしてグラデーション塗装の下地を塗っています。
TBM-3は機体がとても大きいのでマスキングの手間がすごい。
(2019/07/26)
機体下部の白い部分をどれくらいマスキングすればよいのかいまいちよく分かりませんでした。何となく感覚で作業しました。まぁ、いろんなパターンの機体があったかもしれないのでそんなに神経質にならなくてもいっか。
ヤバイです。インターミディエイトブルーとブルーグレーを間違えて塗装したようです。ボーっとしていました。色味、そんなに変わらないような気もします。ウォッシングで少しトーンが暗くなるし、グラデーション塗装でも若干トーン落とし気味なのでそのまま行きます。キャノピー粉砕したのでそんなにこだわらない。
せっかくなので爆弾槽を開けてTBM-3のアイキャッチポイントを頑張ろうと思いました。お気楽にこの部分の扉を加工していたらとんだ失敗をしてしまいました。
爆弾層の開口部、折り曲げて合わせるように書いてありました。その場で何とかなるだろうと思い、とりあえず部品の表と裏を塗装して最後に組み立てようと考えていたところ、開口部支持部品と合わない。結局折り曲げるだけじゃなく切り離してフィットさせないといけない。もっと最初からすり合わせしておけばよかったのだが、なんせ組立説明書が難解でTBM-3の基本的構造が分かっていないと完成させるの難しいんじゃないだろうか。ボロボロになってしまったので多少なりともパテか何かで修正してみます。
(2019/07/28)
TBM-3 アヴェンジャーがようやく完成しました。TBFとかTBMとかいろいろややこしいですが、TBFはグラマン社が製造しTBMは途中からジェネラル・モーターズが量産しています。
今回の製作では500ポンド爆弾とロケットを積んでいます。魚雷も兵装できるので日本の航空機でいうと艦攻と似ているのでしょう。
本格的にTBM-3が配備されたのは1942年からで、徐々に日本が劣勢になっていく1943年から活躍しています。たしか戦艦大和や戦艦武蔵、他にも数席の空母の撃沈にも加わっていたと記憶しています。
製作しているとサイズが大きくて、これで良く空母に多数搭載できたものだと感心します。翼は折り畳みできます。
戦後は日本にもいくつか導入されて対潜哨戒任務やその訓練に利用されました。
製作記でも触れましたように、回転銃座のクリアパーツの右側が粉みじんに砕けまして、全部破片をかき集めて重要文化財の修復のように接着剤で直しました。脳内ではバトルダメージということにして、クリアースモークを塗って見た目改善させました。でもどうしても目立つのはしょうがないね。
集中力を欠いたわけでも無いんですけど、というか正直なところだいぶ注意散漫で製作していて、デカールがでろでろになったり、修正して筆ムラができてしまい散々でした。色味も若干間違えた部分あります。
カルトグラフのデカールはモデラーズみたいな強力な軟化剤は厳禁なのを忘れていました。せめてクレオスのマークソフターくらいでも怪しいです。ハセガワやアカデミーオリジナルのデカールはけっこう固いので平気な場合が多かったのでつい間違えました。
ウェポンベイには500ポンド爆弾を4発積んでいます。ロケットと合わせると相当な重量になります。実機は積載量が多くて優れた飛行機だと思います。
機体下面はロケットやアンテナなどけっこういろいろとモノが付いています。
ウェポンベイを開けて扉の工作でも失敗してしまったので後悔しています。でも、アヴェンジャーのような飛行機だとこういう部分の工作が完成すると嬉しい。これはこれでしょうがないかな。
コメント
お気の毒で言葉もありません。
確かに猫は小さく可愛い妖精ですがイタズラも激しいんですよね。
モチベーションが下がる気持ちはわかります。
私も何度か経験しています。
でも一応破損部品は揃っていて形態は再生出来たのですよね。
それならばそれをコンパウンドで磨いてツルツルにして型をつくり
ヒートプレスで回転銃座風防の再生を試みる事をお勧めします。
場合によっては無事な方の風防も作らなければならなくなるかも
しれませんが何度かトライしている内に何とか形になると思いますよ。 ファイト!
おはようございます。クリアパーツは100%欠損部分が見つかってませんけどこのまま進めちゃいます。
完璧には程遠いけどとりあえずは完成が目標です。ヒートプレスのアドバイスありがとうございます。
今後、参考になるかもしれません。
猫がクリアパーツをサッシの溝に落としたのでしょう。でも、机から落としたのは自分なんですよね。
TBM-3完成おめでとうございます。
後部銃座のダメージ修正部分Web上ではほとんど判りません。
細密桃源郷さんの卓越したテクニックに脱帽です。
おはようございます。ありがとうございます!失敗したけど何とか完成して良かったです。
次は何かハセガワの作り易いものを始めたいです。