AFVクラブのティーガーIに別売りの連結キャタピラを使用しました。2015年3月の製作。
今となってはけっこう昔のキットになってしまいましたがこのティーガー戦車の製作を始めました。4年位前から積んでいたものでいいかげんこいつも作ってやらねばと思います。6年位前に一度ドラゴンのティーガーIを作っていました。
押入れの奥からこんなものも発掘しました。前期型と後期型が2個ずつ出てきた。円高の頃海外からまとめて購入したのかなぁ、もう忘れちゃいましたけど。これはズベズダやタミヤのタイガー戦車も今後作ってみるかなぁ、ある程度積みが解消してきたらですけど。
わりとよく作っているドラゴンのキットに比べるとパーツは少なめかな。こう見るとベルトのキャタピラも充分モールドはしっかりしているようです。
転輪の数は多いですがこのあたりはもう慣れているのでさくさくと進みます。全ての転輪にポリキャップを組み込む仕様です。サスペンションを可動式にできるようですが、まぁ可動しなくても良いので今回は接着しました。
後期型なのでツィンメリットコーティングを外すわけにはいかないでしょう。ということで使いかけのタミヤのパテとウェーブのエポキシパテを用意してあります。コーティングと同時にいろいろパーツをくっつけていくのであらかじめマフラーなどできるだけ組み立てておいて手早く作業が完了するようにします。
タミヤのエポキシパテは12時間で硬化ですがウェーブのミプリット・エポキシパテは2時間で固まるので、こっちを使い始めたら急がないとまずいです。
(2015/01/30)
このOVMの留め具、車体にモールドされており、パーツになっている道具類を接着するときっちりとクランプが再現されています。こういうの大好き。エッチングを使う面倒な作業がない割りに再現度が高いのでこういう方法は効果的かと思います。リキまないでさくさくと作業が進みます。
転輪は一応たてから見ても真っ直ぐになるよう調整しました。それで、てきぱきとコーティングをしながらパーツもくっつけていきます。このタミヤのパテは硬化12時間なので途中買い物に出かけても問題なし。前面装甲、ちょっと被弾跡なんぞを付けてみました。
申しわけ程度に付いているエッチングパーツははここぞという効果的な部分のみです。エンジンカバーにエッチングパーツを使うとやはり精密感が増します。
パテ盛りに戻ります。ローラーにパテがくっつきすぎるのを防ぐのに家にあるメンソレータムを使うと良いです。きれいにパテが離れてくれます。
ところどころツィンメリットコーティングがはがれているのも車両の使用感が出てよいと思うので、適度に面を荒らしてみました。丸いハッチの部分の区切りはしっかりしておきます。
ベルトキャタピラを試しに巻いてみました。ぜんぜん悪くなさそう。これは普通の接着剤で付くのかな。
バレンタインデーで今日は嫁がケーキを買ってきてくれたのでもう作業はこの辺で止めにしましょう。
(2015/02/14)
さくさくと組み立てたあとは、可動式なので丸めて置いておくこともできます。最終的には全て接着固定してしまいますが微調整がしやすいのは大きなメリットです。
砲塔の組み立てが難しい。左右の砲塔パーツに少し癖があったので瞬間接着剤と普通の接着剤を併用して調整しながらきっちりとパーツがかみ合うように接着しました。
タミヤの光硬化パテでキャタピラの目立つ打ち出しピン跡は埋めておきました。この光硬化パテ、なんだか経年劣化でキャップが割れてきませんか?2本目のこれも途中で割れてきました。タイマーのように決まった時期に割れて次の需要を促す感じです。こんなポリキャップやめてメタルキャップにしてくれればいいのに。あるいは金属キャップだけ低額で別売りとかね。300円くらいなら買っちゃいそうです。
左手の人差し指をちょっとニッパーで怪我しちゃいました。小さな傷でも細かい作業に支障が出るなぁ。絆創膏を貼っても良いがいっそのこと瞬間接着剤で留めるのはどうだろう。意外と早く治るかも。
タミヤのエポキシパテが途中で無くなったのでウェーブのものと併用しました。タミヤのパテは粘りがありプラへの食いつきはとても良い。ヘラでちょこちょこっと加工するのは簡単だけれども、引っかいて削るのは難しいです。
ウェーブのエポキシパテはタミヤに比べるとちょとぼそぼそした感じでプラへの食いつきはあまりよくないです。ツィンメリットコーティングがダメージではがれた感じを、デザインナイフで加工するのはとてもやり易い。ウェーブのパテは1時間もするとだいぶ硬くなり作業をしにくいので少しずつ混ぜて使用したほうが良いでしょう。
上記でメンソレータムを使ったと書きましたが水でも可能だと思います。ウェーブのパテは少し水で解けますので好みによってはそのほうが加工しやすいです。
所々コーティングが剥がれた跡がちょうど良い感じかと思うのですがちょっと荒すぎたか。塗装してはがれた部分を焦げ茶色に塗ってどうなるかだと思います。
面からはみ出た部分はなるべくきれいにトリミングしておきました。予備キャタピラの取り付けは目印が埋まってしまいますが箱絵を参照になんとなくきれいに並ぶようにレイアウトしました。ちょっと曲がっているのもあるかな。敵の砲弾が当たって曲がったのかもしれません・・・。
(2015/02/22)
最近はあまりサーフェイサーを使わないで塗装していたのですが、今回はさすがにいろいろなマテリアルでばらばらな色なのでダークイエローの乗りが悪いと思い、吹きました。
気持ちダーク系を残しつつダークイエローで全体を塗装しました。
ダークグリーンの面積を多めにして大戦末期のドイツ軍戦車の雰囲気を出そうと考えていたのですがこれくらいでもちょうど良いかなぁ。若干多めにダークグリーンの面積をとったのですがベースカラーとまではいかないようです。
かなり複雑な形のランダムさで良い感じの三色迷彩に仕上がったんじゃないかなーと思います。ダークグリーンとレッドブラウンにも多少ダークイエローを混ぜて全体のトーンの統一感が出たというか勝手にそう思っています。ドイツ軍重戦車は迷彩塗装がクライマックスなのでこれが終わるとなかなかの充実感です。
よくドラゴンのキットに付属しているカルトグラフ製のデカールと違ってツィンメリットコーティング上の凸凹にはデカールフィットを使用してもいまいち馴染みませんでした。荒業ですが接着剤を薄っすらと塗って強制的にフィットさせました。これが究極のデカールフィット剤になりました。あとで塗料でリタッチすれば問題ないかと思います。あと一息で完成なんですけど。
(2015/02/28)
AFVクラブのティーガーIが完成しました。マーキングは武装親衛隊、SS第101重戦車大隊の1944年フランス、カーンの激戦地でのものです。ヴィレル・ボカージュの戦いなどの有名な戦いの頃です。
最後期型の特徴としては装填手用ハッチの裏側の形状や脱出ハッチの付け根部分、砲口の形状や誘導輪の大きさなどいろいろあるようです。細かい部分はあまり意識しないで作ったけれども大体あっているんじゃないかなぁ。そもそも最後期型にはコーティングしてよかったのか?でもコーティングありのほうが今回の場合はかっこよいと思います。
今回はウォッシングを強めに入れてツィンメリットコーティングの質感を強調してみました。
車両後部はウォッシングしたあと綿棒でふき取らないでちょっと雨だれっぽくしました。
予備キャタピラやワイヤーやキャタピラなど黒っぽく塗装する装備品は数多いです。筆塗りがなかなか大変です。 今回はジャッキ台や斧の柄など木部の塗装を頑張ってみました。
サイドアーマーはウォッシングとチッピングを併用して雨だれや走行中のキズなどを表現してみました。横にこすれる傷なんかも加えました。
搭載機関銃の照準がとても精密なのでいろいろな角度から撮ってもわりとアクセントになっています。
ワイヤーはプラスチックパーツのままですがまぁまぁそれらしく見えるんじゃないかなぁ。金属ワイヤーのほうがもちろんモールドがクッキリするとは思いますがこれでも個人的には十分です。
ゲペックカステン(砲塔後ろの小物入れ)のモールドがとても細かくてよい感じです。排気口カバーの内側は黒っぽく塗装しました。
砲口は砲弾の発射で焼けた感じを出してみました。こげ茶色でエアブラシをしたあとにシルバー系で軽くドライブラシしました。
車両前部の丸いハッチは開閉できますが開いていると砲塔が回転しません。あまりいじると取れてしまうのでおとなしく閉じておいたほうが良さそう。ペリスコープはティーガーにもたくさん付いていますがブルーに塗装しました。ブルーでもグリーンでもどちらでも良いと思います。
SS第101重戦車大隊といえばこの頃は大隊長はあの有名なミハエル・ヴィットマンでした。しかも007号車が彼の搭乗車だったようです。1944年8月8日にヴィレル・ボカージュの戦いでシャーマン・ファイアフライの攻撃により戦死しました。ヴィットマンは連合軍・枢軸軍含めてもかなり有名な戦車兵です。あまり戦史を気にしないで作っていましたがそういうことだったんですね。
以前製作したティーガーIと比べて進歩したのかしていないのか。前よりかっこ良くなっていると思うんですけどねぇ。ウォッシングはきつめですが全体的なウェザリングはちょっと控えめで小ぎれいな感じになりました。アップの写真よりこういうほうが重量感が出てかっこよく見えます。ツィンメリットコーティングが大変でしたが楽しく製作できました。
(2015/03/07)
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