2008年5月から8月にかけて別掲載しているティーガー戦車と並行して製作したものです。
最近仕掛品が多いですがちょっと気分転換に小さな戦車を作ってみようと思います。塗装よりも組み立てたい気分のときってありますよね? そこで数年前からストックしている帝国陸軍の九四式軽装甲車です。
(2008/5/27)
部品点数も多くないし、パーツの合いも良いので会社から帰ってきてからちょっといじっているだけでも2~3日で組立完了します。エッチングパーツの接着で瞬間接着剤を出しすぎてしまったのでヘッドライトに垂らしてクリアレンズを表現しようとしましたが、乾燥したらガビガビになってしまいました。やっぱり、透明エポキシ接着剤を使用したほうが簡単に実感が出そうです。
排気管カバーは付属のエッチングパーツでよい感じに曲がりました。
キャタピラはゴムのベルト製なのでたるみの表現が難しかったです。瞬間接着剤をポイントに使って少したるませました。左のほうが今写っている右側より自然な感じになりました。なんかこっち側はいまいちですね。もう少し直そうかな。
(2008/06/01)
ちょうど製作途中のティーガーと並べて撮ってみました。九四式はキューベルワーゲンとも同じくらいの大きさなのでこんな感じです。時代も違うのでどうでも良いんですけど、とにかくこれは豆タンクですね。
イエローを先に塗ってマスキングゾルで残したい部分をマスクしました。このあともスプレーかなぁと思ったのですが細かい迷彩のマスキングが手間なので、帝国陸軍同様はけ塗り(筆塗り)でやってみようかと思います。
(2008/08/10)
なんか、帝国陸軍戦車の雰囲気がありませんねぇ。濃緑色とレッドブラウン、黄土色で迷彩塗装をしてみましたが、ダークイエローですね、これでは。もう少し黄色に振るべきでした。よく見ると一色足りない気もします。
(2008/08/16)
マスキングゾルでマスクしての塗装はいまいちやりにくいですね。失敗でした。まず、剥がすのに想像以上に手間が掛かるのと、ゾルの粘着力が結構強くて汚くなってしまいました。入り組んだところに使うと後で剥がすときに苦労します。
それに、黄色は実車でも最後の工程で塗るはずが先に塗ると色の境目で微妙に黄色が下だと分かってしまいます。
(2008/08/16)
マーキングは説明書にあるように昭和12年における中国戦線の独立軽装甲車第2中隊中隊長車としました。 中隊長はプロペラヒゲで有名な藤田少佐とのことですが、その辺あまり考えずファインモールドの戦車兵を乗せてしまいました。
黄色の線がもう少し多いほうがよかったかもしれませんが、何せ小さな車体なのであまり多くてもごちゃごちゃすると考え控えめにしました。前回作った九七式軽装甲車テケはあまりウェザリングをしませんでしたが、今回は少しチッピングをしてみました。
この戦車(装甲車)は2人乗りだそうです。一人が戦闘中に負傷するととたんに戦闘能力が落ちるのでそのあたりは問題だったようです。
組立説明書には車外装備品はカーキ色に塗装されていた、とありました。スコップやジャッキもカーキに塗装しました。ライトの横にデカールで名盤が付いているところが芸が細かい。ライト自体は透明エポキシパテで作って輝きをアップさせました。
排気管カバーは塗装後もエッチングの効果で精密間が増してると思います。武装は6.5mm軽機関銃一丁、装甲は上下左右とも10mm位しかありませんが作ってみるとなかなかかっこ良いです。
大きさを実感してもらうために私の携帯電話の上に載せてみました。無理やり戦車兵をねじ込んであるので機関銃は横を向いたままです。何かの本で読みましたが実車でも状況はさほど変わらなかったような。
先頭には星章が付いています。富士山のマークは藤田部隊からちなんで付けられました。この九四式軽装甲車は手軽に組みあがるのでお勧めです。
(2008/08/23)
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