ドイツ兵とロシア兵が混在しているキットです。出来はけっこう良いと思う。2015年3月の製作。油彩で仕上げてみました。
現在塗装中のアルパインのレジンフィギュアがなかなか乾かないので、練習もかねてこのドラゴンのキットを作ってみます。ドイツ軍とロシア軍の兵士が2体ずつというめずらしいキットです。しかも冬季装備でみんな寒そう。
普段どおりのフィギュアパーツと大体どのキットにも付いている装備品のパーツですね。
キルティングのもこもこのドイツ兵フィギュアです。こういうのはホント珍しい。ヘルメットの形からすると空軍の降下猟兵かな。こういうのもドラゴンはすぐ売り切れちゃうんだよなぁ。
オーバーコートのドイツ兵はパーツがわからなくなってしまうので裏に番号を書いておきました。手に持っているのは信号ピストルかと思われます。
(2015/02/18)
キルティングのロシア兵はストラップが左手と一体になっているめずらしいパーツです。最終的に金属のベルトを継ぎ足すことになるのですが、まぁこれでもOK。
大体の組立が完了しました。4人とも個性的な装備なので製作していてとても面白い。最近はドラゴンはミリタリーフィギュアの新製品はあまりリリースしていないようです。売れないのかな?
キルティングのモールドは深いですが、それでも整形しているうちに消える部分もあるので、そういう部分はニードルで彫り直しました。
この兵士のコートはなんか薄くて寒そうです。ひょっとすると1942年の正月明けくらいかなぁ。その頃のドイツ軍は充実した冬季装備が不足した状況の中でだいぶ苦戦していたはずです。
防寒用帽子「ウシャンカ」のモールドがかなりシャープで良い感じです。タバコは真鍮線を短く切って再現しました。PPsh-41短機関銃の丸いマガジンを見るとロシア的雰囲気です。
トカレフM1938ライフルを装備してコートを着ているロシア兵です。上記のロシア兵より装備はだいぶ旧式のようです。4人ともイケ面かどうかわかりませんが個性的な顔つきだといえます
(2015/02/20)
顔と基本的なところをざっくりと塗ってみました。コートの兵士がテカテカギラギラしてますね。もうちょっと何とかならないものかなぁ。
ロシアンチームはこちら。白目むいていてちょっと怖いですねー。
もうちょい細かいところを塗って、顔も頑張って塗装してみました。割と趣きがあって普通の顔つきになったんじゃないかな。
(2015/02/26)
こちらはコートなどに少し陰影を付けました。
(2015/03/14)
今回も4体すべて油彩で仕上げてみました。1体目はMP-40短機関銃を持っているドイツ降下猟兵です。キルティングジャケットの軍装がめずらしい。キルティングの模様を見やすくするために少し墨入れしました。表情は生き生きして好感が持てます。
特徴あるこのヘルメットを装備しているとエリート兵の雰囲気があります。マシンガンのストラップは金属片を付け足しました。自然なたるみが難しいし、瞬間接着剤を使ってもなかなか銃に付かなくて苦労しました。
こちらは信号弾を発射する兵隊です。突撃前の真剣な表情です。コートのすそは少し泥をウェザリングしました。
コートの面積が広いのでフィールドグレイ一色だと単調になりやすいためこちらのフィギュアも明暗を筆で描きました。油彩だと全ての色で混色の具合を調整しないといけないので難しい部分があります。ただし乾燥時間が長いのでゆっくり作業してもぜんぜん塗料が乾くということはありません。
PPsh-41短機関銃を持っているとロシア兵って感じが出ています。なんだかタバコを片手に不良学生のような目つきですね・・・。ちょっと怖い感じの顔になってしまいましたがまぁよく描けたかなぁ。
ユニフォームはすこしシャドウとハイライトを入れてメリハリを付けました。はい、単3電池と同じくらいの大きさです。
トカレフ M1938自動小銃を両手に持っているロシア軍歩兵です。この小銃、随分と長く見えます。このフィギュアは作っているときはそうでもなかったんですが仕上がったら随分と愛着が湧きました。このおじさんの表情がなんとなく気に入りました。
今回は階級章は手書きです。この兵士は二等兵です。ヘルメットが錆びれていて激戦を闘ってきている感じを出してみました。
このキットのフィギュア、4体とも塗装していてとても面白かったですね。4体とも白人ですし真冬の作戦中なので肌は白っぽく仕上げました。しっかしフィギュアは人差し指くらいしかないのに細かい塗り分けが大変です。ちょっと筆のストロークがずれると塗料がはみ出ちゃいますし。今度1/16のフィギュアも作ってみたいです。
(2015/03/15)